東山仁王門にある本妙寺の境内でギンモクセイ(銀木犀)の花が咲いていました。キンモクセイ(金木犀)のような周囲に匂いが漂うほどの強い香りはありませんが、鼻を近づけると花から柔らかい甘い香りがします。

花の色が白もしくは薄いクリーム色をしていることからキンモクセイに対してギンモクセイと呼ばれますが、キンモクセイやギンモクセイの総称であるモクセイ(木犀)もギンモクセイを指して使う場合もあります。漢字で「木犀」と書く由来は、樹皮が動物のサイ(犀)の肌のようだからというのが一般的な説のようです。
ギンモクセイとキンモクセイは名前のとおり花の色に違いがありますが、葉の幅にも違いがあり、ギンモクセイは葉の幅が広くて鋸歯が目立ち、キンモクセイは葉の幅がギンモクセイより細くて鋸歯が目立ちません。ただし鋸歯については、写真のようにギンモクセイでも鋸歯が目立たない葉があり、キンモクセイにも鋸歯が目立つ葉もありますので、葉で見分ける場合は幅を確認するのがよいのではと思います。

(以前紹介しました咲き始めのキンモクセイ)
また、ギンモクセイやキンモクセイは中国原産で、雄株と雌株に分かれる雌雄異株です。キンモクセイについては中国から雄株だけ江戸時代に渡来したため日本には雄株しかないとされていますが、最近は中国からの渡来だけではなく近縁種のウスギモクセイ(薄黄木犀)が日本で変異を起こしてできた新種だという説も出てきているそうです。このウスギモクセイも従来はギンモクセイの変種だとされてきましたが、近年は別種ではないかという説もあるようで、植物の分類もまだまだわからないことがあるようですね。

花の色が白もしくは薄いクリーム色をしていることからキンモクセイに対してギンモクセイと呼ばれますが、キンモクセイやギンモクセイの総称であるモクセイ(木犀)もギンモクセイを指して使う場合もあります。漢字で「木犀」と書く由来は、樹皮が動物のサイ(犀)の肌のようだからというのが一般的な説のようです。
ギンモクセイとキンモクセイは名前のとおり花の色に違いがありますが、葉の幅にも違いがあり、ギンモクセイは葉の幅が広くて鋸歯が目立ち、キンモクセイは葉の幅がギンモクセイより細くて鋸歯が目立ちません。ただし鋸歯については、写真のようにギンモクセイでも鋸歯が目立たない葉があり、キンモクセイにも鋸歯が目立つ葉もありますので、葉で見分ける場合は幅を確認するのがよいのではと思います。

(以前紹介しました咲き始めのキンモクセイ)
また、ギンモクセイやキンモクセイは中国原産で、雄株と雌株に分かれる雌雄異株です。キンモクセイについては中国から雄株だけ江戸時代に渡来したため日本には雄株しかないとされていますが、最近は中国からの渡来だけではなく近縁種のウスギモクセイ(薄黄木犀)が日本で変異を起こしてできた新種だという説も出てきているそうです。このウスギモクセイも従来はギンモクセイの変種だとされてきましたが、近年は別種ではないかという説もあるようで、植物の分類もまだまだわからないことがあるようですね。