住宅街の路地の路肩から芽を出しては毎年この時期に花を咲かせるので、勝手に楽しみにしているルコウソウ(縷紅草)が今年も咲き出しました。見つけたときは一輪だけでしたが、絡みつく蔓を掻き分けて顔を出しているかのように見える咲き方でした。
芽を出す場所のうしろに駐車場のブロック塀とフェンスがあり、近所にお住まいの方が世話をされているのか、気がつくとちゃんとフェンスに絡みついています。日本では一年草扱いで、このルコウソウも咲き終わって冬になると地上部が刈り取られていますが、本来は多年草なので地上部は枯れても生き残った根から新芽が出てきているのかもしれません。
でも、例年は花を咲かせていることに気づくのが早くても9月下旬で、たいていは10月に入ってからのことが多かったのですが、今年は9月初旬なので咲き始めが早いのでしょうか。
ちなみに、昨年までに記事等で紹介していたのを遡って列記してみると以下のとおりです。
【2021年】
撮影日は9月20日。
【2020年】
撮影日は10月7日。
【2019年】
撮影日は10月14日。
【2018年】
撮影日は10月25日。
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2019年だけ別の場所での撮影でしたが、年を追うごとにちょっとずつ咲き始めが早くなっているようです。今年は気づいてすぐに撮影し、それまで気づいてから少し日にちが経って撮影したという違いもありますが、やっぱり少しばかし早いのかもしれません。
ただルコウソウの花期は一般的に7月中旬から10月中旬とされていますので、今年が早いというより、2018年が遅かったということになるのかもしれません。
定点観測をしているわけではありませんが、毎年撮影して記録していると開花日の違いなど、年毎の特徴がよくわかりますね。