京都園芸倶楽部の元ブログ管理人の書笈

京都園芸倶楽部のブログとして2022年11月までの8年間、植物にまつわることを綴った記事を納めた書笈。

ビオトープにも秋の足音

2022-09-13 19:11:45 | 研究・教育・体験
ブログ管理人が個人的に参画しているだけなのですが、一昨日の日曜日は東山いきいき市民活動センター中庭にある「まちなかオアシス」と銘打ち、交流の場として活用しようとつくられたビオトープの整備活動日でしたので、午前中から暑い日でしたが、除草作業などに精を出してきました。

ビオトープと言っても自然環境保護を目的としたビオトープではなく、憩いの場や癒しを与えるガーデニング分野のビオトープですので外来種や園芸植物も植えております。

うっかり整備前を撮り忘れたので、整備後の状態だけでご勘弁。



自然に任せた状態も考慮していますが、放っておくとただの原っぱになってしまうので、憩いの場や癒しとして機能する程度の整備をしておかないと利用価値がなくなるので、最低月1回のペースで作業を行っています。

除草した直後に撮影したので、写真ではただの原っぱにしか見えないかもしれませんが、近づいてみるとさまざまな花が咲き始めており、当日は真夏のような日差しの中でも秋を感じることができました。

まずはニラ(韮)の花。ミソハギ(禊萩)の花もまだ咲き続けています。



そして、ようやく咲き始めたハナトラノオ(花虎の尾)の花。見えるところには花穂を伸ばした株がたくさんあるのですが、雑草に埋もれたところにあった株が花を咲かせていました。



白花のミズヒキ(水引)であるギンミズヒキ(銀水引)も咲き始めました。



先月は色づき始めだったコムラサキ(小紫)の実もその色をだんだんと濃くしていました。



たった一株だけですが、ヒガンバナ(彼岸花)の花蕾も大きく膨らみ始めていました。お彼岸の頃に開いてくれるとよいのですが。




ススキ(芒)も花穂を伸ばしていましたよ。前日の土曜日が十五夜でしたので、当日が十五夜であったら家に持ち帰って飾り、名月を愛でるのもよかったのではと思いましたが、その点はちょっと残念。もちろん十六夜の月を愛でてもよいのですが。



また、ビオトープ内ではなく、ビオトープがある中庭を囲む生け垣に利用されているカナメモチ(要黐)の根元近くで見つけたのですが、シュウカイドウ(秋海棠)も花を咲かせていました。カナメモチの木陰で少し湿った環境が合っているのかもしれません。



こちらは同定できていませんが、野菊の花も数輪だけ咲いていました。イナカギク(田舎菊)かシロヨメナ(白嫁菜)かと思いましたが、菊の同定は難しいので、諦めました。



1時間程度の整備活動でしたが、ひさしぶりに私を含めて5人のメンバーが集まることができたので、いつも以上に作業が捗りました。

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さて、諸事情で2か月ほど前からリーダー代行を任せられているので、ちょっとだけ宣伝を……

東山いきいき市民活動センターの中庭にあるビオトープは毎月第二日曜日を定例整備活動日として作業を行っており、それ以外の日も入れる日は作業するようにしているものの全員が集まれる日を見つけることが難しく、人手不足を痛感しております。

ちょっと興味あるかも、どんなのか見てみたいかもという方、毎月第二日曜日の午前中は活動していますので、どうぞ東山いきいき市民活動センターまでお越しください。

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