先日、聖護院門跡で返り咲いていた花を紹介しましたが、京都御苑の石薬師御門から入ってすぐのところに植えられている桜で、たぶんソメイヨシノ(染井吉野)だと思います。こちらも数輪だけちらほらと……
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返り咲いていました。1週間ほど前のことです。上の花のほうが先に咲いたのか、おそらく咲き終わりに近くて赤く色づいているのだと思いますが、紅白咲き分けのようにも見えます。
ただ、花序柄も花柄もほとんど伸ばしておらず、鱗片から顔を出した蕾がすぐに花を咲かせているようです。先月下旬に咲き始めた出水の小川のジュウガツザクラ(十月桜)は、この時期に花を咲かせる性質を持っているので、しっかりと花柄が出ています。
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出水の小川のジュウガツザクラ(過去記事より再掲。2021年9月撮影)
このソメイヨシノの花芽のほとんどは休眠できているのでしょうが、すでに葉を落としていたのと、10月に入ってからも続いた日中の高温が影響して、一部の花芽は休眠せずに咲かしたのかもしれません。
でも、今週に入ってから急激に気温が下がったので、まだ咲き続けていたら、さらに首をすくめたような咲き方をしているかもしれませんね。