先週土曜日の10月6日に、京都御苑の閑院宮邸跡のレクチャールームで「秋の虫の音に親しむ集い」が開催され、秋の草花にも親しむという趣旨で、一番最初に華道家元池坊の池坊美佳さんによるいけばな実演が行われました。
秋の花を使ったいけばなということで、まずは実のついた栗の枝や菊の花を花材に生花一種生けや生花二種生けを、その後に二瓶の自由花を実演され、最後に、自由花で余った花がもったいないということで一本のペットボトルを取り出され、それに重し代わりのビー玉を入れ、市販の紙製の飾りを巻いて即席の花器にしていけられたのが、写真のいけばなです。

池坊美佳さんによると、このペットボトルを花器に用いた作品を実演すると、作品ではなくペットボトルの花器ばかりに注目されるので、心の中では「私のいけばなもしっかり見てね!」という気持ちになると、笑いながら仰っていましたが、工夫次第でペットボトルも見栄えのよい花器に早変わりすることに、少しびっくり。

花束をいただいたときなど、立派な花器がなくてもペットボトルや空き瓶を上手に使えば、見栄えよく飾ることができるのですね。生けようとする花と、その花が持つ美しさを、いかによく魅せてあげようかと思う気持ちのほうが大切です、というのが池坊美佳さんのお話でした。
秋の花を使ったいけばなということで、まずは実のついた栗の枝や菊の花を花材に生花一種生けや生花二種生けを、その後に二瓶の自由花を実演され、最後に、自由花で余った花がもったいないということで一本のペットボトルを取り出され、それに重し代わりのビー玉を入れ、市販の紙製の飾りを巻いて即席の花器にしていけられたのが、写真のいけばなです。

池坊美佳さんによると、このペットボトルを花器に用いた作品を実演すると、作品ではなくペットボトルの花器ばかりに注目されるので、心の中では「私のいけばなもしっかり見てね!」という気持ちになると、笑いながら仰っていましたが、工夫次第でペットボトルも見栄えのよい花器に早変わりすることに、少しびっくり。

花束をいただいたときなど、立派な花器がなくてもペットボトルや空き瓶を上手に使えば、見栄えよく飾ることができるのですね。生けようとする花と、その花が持つ美しさを、いかによく魅せてあげようかと思う気持ちのほうが大切です、というのが池坊美佳さんのお話でした。