曇り空の京都です。雨の心配はそんなに心配する必要は無いようですが、気温は、いよいよ30度を超えてきました。
私の街歩きも、今日からは、再び、祇園祭一色です。
山鉾の様子を見てきました。今日は日曜日ですが、先祭りの時ほどの人出ではありません。2014年に後祭りが復活した頃は、まだゆったりと山鉾巡りが出来て、駒形提灯に灯が入った頃には、道路に腰を下ろして静かに流れる祇園囃子を楽しむことが出来ました。山鉾町の人達も「これが本来の風情ある祇園祭の風景なんですよ」と話されていたのを思い出しました。
室町通の鯉山からスタートです。会所の飾り付けも終わり準備万端。粽等を買い求める人達で行列が出来ていました。会所には、巡行当日に山に乗せられる、ご神体や「左甚五郎作」とも伝えられている鯉が飾られていました。
室町通を上がっていくと黒主山があります。真松のほかに夏でも桜の木が飾られる山です。山の名前は、ご神体である六歌仙の一人「大友黒主」 から来ています。
御池通の手前に役行者山があります。修験道の開祖「役行者」がご神体で、巡行前日には、聖護院から山伏が来て護摩を焚いて祈祷します。会所の入口に茅の輪が飾られ、自然に「茅の輪くぐり」が出来るようになっていました。昨年まではそれに気が付きませんでした。
烏丸通にある鈴鹿山に回りました。山一番の「美女」と言われるご神体の女神が飾られるのですが、私の行った時にはまだ会所は準備中で、お目にかかることはできませんでした。
三条通を新町通まで行く手前に鷹山があります。昔は大きな曳山だったそうで、2022年の復活を目指しています。今年から「唐櫃」(掛け軸などを櫃に入れたもの)で巡行に参加します。私も、巡行の年までをとりあえずの目標に、健康管理を頑張るつもりです。
新町通に出ると八幡山があります。山に飾られる鳥居には、左甚五郎作といわれる夫婦の「鳩」(巡行にはレプリカ)が止まります。
そのまま下がって行くと北観音山です。「楊柳観音」「韋駄天」がご神体です。
それを下がると南観音山です。ご神体は、北観音山と同じ「楊柳観音」で、「善財童子」が乗ります。南北の観音山は曳山です。
そのまま四条通を渡り大船鉾に行きました。先祭りの船鉾と同じく、神功皇后がご神体ですが、戦いに勝って凱旋する船ですので皇后は鎧を脱いでいます。巡行ではしんがりを務める鉾です。
六角通にある浄妙山を忘れていましたので最後に行ってきました。平家物語の「橋合戦」が名前の由来で、「勝ち運の山」と言われています。
後祭には「橋弁慶山」もあるのですが、まだ、鉾建てや会所準備をおこなっていました。
新町通の旧家では、後祭の「屏風祭」 も行われていました。見学している皆さんも、「立派だね~」と感心しながら見入っていました。
宵々々山の街を歩いてきました。後祭は屋台が出ませんので、先祭程の混雑にはなりません。ゆっくりと宵山の夜を楽しみに出かけたいと思っています。
今日の歩数は、3,917歩。少し物足りない歩数ですが、昨日が歩き過ぎましたので良いリハビリになりました。