晴れて、ようやく春らしい暖かさが戻ってきた京都です。
婆さんから「何処かに桜を見に行こう」と催促があったので、枝垂桜が見頃となっている東寺方面に出かけてきました。
地下鉄で京都駅まで行き、東寺まで歩くことにしました。油小路東寺道の交差点を右に曲がって進むと「東寺慶賀門」です。ここまで来た時に、丁度、お昼になりましたので、近くで昼食をとることにしました。八条通に近いお店で食事をしたので、先に「六孫王神社」に行ってきました。
八条通を西に進み「八条壬生」の交差点のところに六孫王神社があります。六孫王神社は、清和源氏発祥の地といわれる由緒ある神社です。ソメイヨシノが参道に覆いかぶさるように咲いていました。
八条通を戻り、東寺の北総門から境内に入りました。
不二桜(枝垂桜)は満開で、高さ13メートルの桜は、五重塔と高さを競っているようでした。
先に講堂と金堂を拝観してきましたが、残念なことに講堂・立体曼荼羅の10数体の仏様は、東京国立博物館に「出張中」でした。それでもここの仏様達には圧倒されます。
五重塔に向かいました。ソメイヨシノと五重塔、本当に春らしい景色を見せてくれます。桜は満開の一歩手前と言ったところでしょうか。
瓢箪池の周囲等、桜を巡って境内を歩いてきました。
ここで「京都駅ビル等で買い物をしたい」と言う婆さんと別れ、西大路十条にある「吉祥院天満宮」に行ってきました。
東寺の南大門から九条通に出て、右手に進みます。九条旧千本の交差点に「羅城門跡」があります。道路に面したところにある「矢取地蔵尊」の裏側です。平安京の正門「羅城門」があった場所ですが、その面影は感じられません。
九条通を渡って旧千本通を十条通まで下がります。「旧千本通」、平安京の頃は、羅城門へ通じる正面の道路として栄えていたのでしょうか。今は、細い道路でひっそりとした感じですが。
十条通を右に西大路十条の交差点まで進むと、西高瀬川を渡ったところに吉祥院天満宮はあります。菅原道真公生誕の地とされる神社で、菅原道真の「へその緒」を埋めてあると言う「胞衣塚(えなづか)」や、産湯を使った井戸等もありました。
桜は、境内の参道などにソメイヨシノが植えられていました。近くの施設のお年寄り達が桜を楽しんでいました。
学問の神様ですので、孫たちの成績がもう少し向上するようにお願いをしてきました。本人が努力をしなければ神様も「どうしようもない」と思うのですが。
帰りは、新千本通を上がって、東寺のわきを通り、京都駅から地下鉄に乗りました。
今日も桜をたっぷりと楽しむことが出来ました。歩くのにちょうど良い気温でしたので、少々、歩きすぎてしまいましたが。
今日の歩数は、18,846歩。