ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

タイトル変更のお知らせ

「今日も、約束通りに。」というタイトルでずっと綴ってきました。 これは「天使の涙」という曲の一節から取ったこのでした、よりパーソナルな内容にするためタイトルを変更しました。

王朝美の精華 石山切

2008-01-27 20:45:20 | art
http://www.tokugawa-art-museum.jp/
名屋市にある
徳川美術館

名品がたくさんあると昔から聴いていて一度行ってみたいと思っています。
学生時代、能が好きでよく見ていたとき
豪奢な能装束を展覧会などで見る機会があり
所蔵をみると「徳川美術館」

ぜひ見てみたいと思っています。

昨年の秋
開館20周年記念展
「王朝美の精華・石山切」
かなと料紙の競演

が開催されて、何とか見に行こうと何度もスケジュール調整したにもかかわらず
行けなくて断念。

でも、春日井市在住の大学時代の先輩が
図録を購入してくださいました。

石山切とは
国宝「本願寺本三十六人歌集」(西本願寺本)
のうち「貫之集」「伊勢集」の断簡です。


すばらしい。私は料紙に強い興味があるので、料紙ばかり見ますが

とにかく豪華絢爛。
図録も立派に出来ています。
でも。
こうして図録を見ると、やはり見に行くべきでした。
後悔先に立たずです。


唐紙は、見たことの無い柄がいろいろあります。
唐紙は、襖紙としてのから紙と、料紙の唐紙の関係を詳しく調べたいと
ずっと考えています。
以前少し調べた時には
料紙としての唐紙は中国から来たもので、そのうち優美な日本製が作られ
襖紙へ展開されたのですが、

料紙の図柄は誰がデザインしていたものなのか
制作者は誰なのか
襖紙が料紙として使われたのか?
私の中で謎は残っています。

現在の唐紙に同じもしくは似た柄もあり、見たことの無い柄もあり。
じっくり勉強して行きたい題材なのです。

ヘルムートシュミット氏特別講義@アカンサス

2008-01-20 00:11:52 | art
アカンサス タイポグラフィスクール
から、はがきが来ました。

2008年3月23日(日曜日)
午後2時開始 午後5時終了

タイポグラフィの泉

ヘルムート シュミット氏 特別講義

またまた大阪まで、タイポグラフィスクールに行きたくなった。
しかし、シュミット氏に適切な質問をする自信が無い。
これから猛勉強しようかしらん・・・。

DNPのページからいただきました。
シュミット氏略歴。

バーゼルへの道くらい読むのは必須だろうなあ。
読もうかな、久しぶりに朗文堂へ顔を出そうかしら。

自分のテーマ
活版と木活字と日本の木版装飾料紙のコラボレーション
の手がかりをつけるチャンスでしょうか。

【ヘルムート・シュミット 略歴】
1942年オーストリア生まれ。ドイツにて植字工の訓練を受けた後、スイスのバーゼルデザイン学校に、エミール・ルーダーなどの下でタイポグラフィを学ぶ。欧米各地で活動した後、来日し大阪のNIAに勤務。1981年に独立して以来、デザインの制約と自由という二元性に直面しながら制作活動に携わっている。韓国ソウルの弘益大学、神戸芸術工科大学で教鞭を執るなど、教育活動にも従事。また、長年にわたり、「TM」、「baseline」、「IDEA」をはじめとする国際的なデザイン誌にタイポグラフィ、デザインに関する論考や評論を寄稿しているほか、自主プロジェクトなどを通じて世界中のデザイナー、学生に大きな影響を与えている。主な著書に1980年「タイポグラフィ・トゥデイ」、1997年「バーゼルへの道」があり、特に前者は「現代の古典」と評され、中国、韓国での出版が準備されている。日本での主な仕事に、大塚製薬「ポカリスエット」、「ELIXIR」を含む資生堂商品、IPSAのロゴデザインなど。国際グラフィック連盟(AGI)会員。

寒い初詣

2008-01-15 21:54:44 | 日本文化
急激に動きが鈍くなります。
冬眠したいくらいです。

動けば、少しは暖かくなるのでしょうが、
ダメです。

そんな寒い寒い土曜日
念願の亀戸天神にお参りしました。

亀戸は家からそんなに遠くないのに
行ったことがありませんでした。

天神様ですから学問の神様です。
今とっても学問のお願いをしたいのです。
大学の進級がピンチなので、神様にも縋りたい。

亀戸天神は、下町では大きな神社です。
大きな藤棚があり、富士の季節は祖ゾキレだろうと思いましたが
この日は冷たい氷雨のしと降る中、膨らみかけた梅のつぼみの前の固まりが
凍えていました。

無心の境地でお参りしたのに
何もお願いせず、心を空っぽにして手を合わせたのですが

大学の進級は・・・
万事休したようです。

博物館に初詣 近衛家の名宝

2008-01-13 23:08:03 | 日本文化
東京国立博物館は
結構好きな場所です。
フランスのルーブル、イギリスの大英博物館
日本の東博です、が、ルーブルとか大映博物館とは大違いだなあ
と思っている方。

なかなかなんですよ、東博も。
本館では今の時期、日本の名宝長谷川等伯の「松林図屏風」が展示されています。
何度もみました。
みるたびに心にさざ波が立ち、嵐が吹き荒れるような、凄い絵です。

本館のほかに
東洋館
表慶館
平成館
法隆寺館
があります。

全部じっくりみようと思ったら一週間かかかりますよ。

年明け1月2日から、宮廷のみやび 近衛家100年の名宝 展
が始まっています。

近衛家は藤原氏の嫡流です。
展示品には藤原道長自筆の日記「御堂関白記」がたくさん出ていました。
もちろん国宝です。
様々な天皇の自筆の書状や、詠草、手鑑などがこれでもかと展示されています。
みているうちにめまいがしてくるごほど圧巻です。

藤原行成 白氏詩巻
粘葉本和漢朗詠集 伝藤原行成筆
古今和歌集断簡 本阿弥切
百寿

など、本物はコレか、というかんじ。

唐紙の料紙も様々に鮮やかなものがみられて満足、というかもっと勉強したい。

そうそう、平安時代や鎌倉時代のものでも、最近描いたような状態の良さは見事です。
色も鮮やかで痛んでいないものも多く、どんな保管なのか、興味がわきます。
圧巻だったのは、予楽院表具と言われる独特の華やかな表具のコーナーです。
華やかで、個性的な表具ですが、表具の印象が強烈で、本誌の印象が薄くなる感じがしますが
どうなんでしょう?
表具自体を美術品と考えると、かなり高感度な美しさですが。
布地や、反物も展示もあり、貴重なものをみられたと思います。

表具と本紙の関係を改めて考えてしまいました。  

あまり混んでいなくて、ゆっくりみられるのも◎。



お誂えのカードケース@Leprotto

2008-01-05 21:16:22 | 職人芸
谷中の小さな手作りオーダーメイドの革小物

■ Leprotto[レプロット]
営業時間: 12:00 - 19:00

オーダーしちゃいました。
ブルーのカードケース。

革とステッチの糸の組み合わせを店内で悩むこと小一時間。
ブルーの革は使い込むともっと深い色になり
ステッチは思い切ってピンクに。
ブルーとピンクは私が最も好きな色合わせです。

コインケースだったのですが
私の大量に持ち歩くカード類を収納するのに、カードケースとして作ってもらいました。

かわいい麻の布ケースに入れてもらって

おまけに革ケースのボールペンをいただきました。
新年のプレゼントかしら?うれしいです。

職人の店主さんと、助手の職人さん?お弟子さんでしょうか?
かわいい女性とお二人でやっています。

今度はキーケースをカードケースとお揃いで作ろうか?
などど、散財の胸算用。

新年に向けて、ちょうどいい自分へのプレゼントになりました。
仕事がんばろう、勉強もがんばろう。
そんな気分。


闘いを、をもう一度

2008-01-02 22:45:05 | 生活改善プロジェクト
2007年は、マイナスからの出発だった。
2006年に受けた精神的、肉体的ダメージを
回復することを目標に始まった年だった。

1月から6月まで、日本茶カフェで社会復帰へのリハビリをした。

木版画サークルに入って、やりたい温めてきた木版画に取り組む場を作った。

大学の進級に向けて、いつも課題提出を意識し、毎月提出を目標にした。

6月に転職をして、仕事環境を新たに整えた。

2006年は、闘いに敗れて傷ついた自分を、回復させるための
休息の年だった。

そして、目標通り、充分一年かけて心も体も労ったし、休めた。


日々是決戦
これが私の信念だ。
何かについて、プロフェッショナルであること。
何かについて、自分を賭けられること。
自分はこれができる、と胸を張って自分自身に言い切れること。
それを目標にして生きてきたはずだった。

そして、幾度となく頓挫しては、敗れ傷ついてきた。

しかし、闘うことを諦めていない。
2007年は、自分を休める年だった。
傷ついた心と体では闘えない。
2008年は、傷の癒えた新たな自分で、再び闘うことを思い出す年だ。

十分緩めて休ませた自分を、もう一度張るときだ。
自分が何のプロなのか、よく考え、行動する。
自分の中の棚卸しをして、どこを目指すか考えること。
誇りをもう一度。
闘う自分を、再スタートさせる。




フルティガーTシャツ!

2008-01-01 20:23:04 | art
クリスマス前に到着しました。
morimiさんの作品。

最後の1点ということで1枚プレゼントしてくださいました。
ありがとう~morimiさん。

かっこいいでしょ。
文字を背負う、意味をいろいろ考えちゃいました。

これを着るのは、何かしらものを作る日にしよう
とか、ワクワクしています。

フルティガー展@アカンサスタイポグラフィスクール

2008-01-01 20:19:01 | art
私が一期生で卒業した
アカンサスタイポグラフィスクール
大阪港の近くにあります。
なかなか古くてすてきなビルのデザイン事務所が先生のところ。

同じ一期生のOnisi 君が発案企画して
フルティガーへのオマージュ展が開催されていました(2007年11~12月)

卒業生の中で本職のデザイナーさん、先生方が出品されて
いい展覧会になりました。
私は出品できなかったので
大阪へ一泊小旅行で見に行きました。

凄かったのは、marui先生の木版。
フルティガーの卒業制作を模した作品
え^これ彫って摺ったんですか先生。すごい。



jyn先生の作品もなかなか。活字も出品。

とても気になった
morimiさんの作品はtシャツ
フルティガーの文字を背負うなんてかっこいいので
注文しました。

皆さんからいただいた、ファイトと触発とアイディアのヒントが収穫でした。


ブログランキング、はじめました。

人気ブログランキングへ