1時間早く行って作業をして、
他の利用者さんが、
来たすぐに、事件は起こりました。
いつも頑張っている、
手足に麻痺があるA子さんが、
大声を上げました。
「出来ない!
手が震えて出来ない!」
女子会の日なので、
居たのは職員Kさんと、
新しく入ったTさん。
来るはずのSさんは病院で、
居ませんでした。
そして、A子さんが泣きながら、
話し始めました。
注文は倍来ているのに、
A子さんのお母様が来るまで
作業は何も出来ませんでした。
A子さんはお母様と病院に行き、
お昼ごはんには戻りました。
そして、午後からSさんが来ました。
たったこれだけしか出来てないの?
A子さんが泣いたのは、
Sさんが自分の手の震えを叱ったからでした。
でも、Sさんには言わないで。
と、A子さんが口止めするので、
出来てない作業の理由も言わず、
私は謝りました。
そして、
午後からSさんが作業のレクチャーをして、先に進めていました。
私は仕上げの作業をして居ました。
帰るときになって、
片付けをしていて製品を見ると、
Sさんのレクチャーが間違って居ます。
私はビックリしてSさんに確認しました。サンプルを見てもらうと、やはり、間違っています。
Sさんはフテクサレてしまい、
やり直しのため残業しました。
そして、今日行くとやり直して、
半分の数完成していました。
ですが、なんの指示もなくて、
Sさんはお休みでした。
朝から所長に今日来る利用者さんを聞き、みんなが来るまでに一人で段取りをしました。
職員Kさんは月初めの事務をしていて、
私が利用者さんのレクチャーから、補助までして仕上げする時間などありません。
Sさんにラインすると、
「作業はわかるでしょ」
とだけ来ました。
納期は明日です。
私は利用者で利用時間は限りがあります。
あと残りの仕上げだけでも時間的に無理なのに、
利用者さん一人ひとりに手を取られます。
なんなのこれは?
納期など気にもしないでIくんと話しながら事務するKさん。
所長は現場の事などしませんし、
他の仕事でいません。
なんなのこれは!と
腹が立ってしまいました。
すると、
薬が効いてご機嫌のA子さんが、
「昼からSさん来るよ」
と言ったのです。
Sさんは午後から来たのですが、
A子さんのご機嫌取りで
作業はせずに帰りそうになりました。
ちょっと待って!
なんなのここは!
私はSさんに仕上げをお願いしました。
そして、所長にラインしました。
みんなが帰ってから、
3人で話しました。
Sさんが
「あなたなら全部できるでしょ。」
と言います。
「仕方ないと思ってすればいいでしょ」
それを所長の前で言いました。
「できる人がやればいいって言うけど、私は工賃で利用する利用者ですよ。
その利用者が職員より働いて、
諦めろっておかしくないですか?」
所長は
私のしている事、
全ての責任を被せるSさんの言葉。
それに異議を唱える私の言葉に、
面食らって居ました。
Sさんが、ミスばかりすることも、
A子さんが大変で心のケアもしたことも、
もう言いませんでした。
私がこんなに頑張っているのは、
一重にこの作業所の継続の為です。
所長解って下さい!
言い切って私は
Sさんの送迎で帰りました。
Sさんが、
「再就職、他にすれば良かった」
ここまでしても、
私は傍から見れば、
精神障害者。
作業所で安い工賃で
内職作業しか出来ないメンヘラです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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