きゃだのぼやき

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素人による素人のためのF1講座 ~第12回~チーム紹介 レッドブル編

2005-02-27 21:57:50 | 素人による素人のためのF1講座(05年)
あい、今日の2つ目レッドブル紹介しますね。

レッドブルはジャガーを買収し今年から参戦するチームです。ちなみにレッドブルは日本ではなじみがあまりありませんが世界的な栄養ドリンクの会社です。その資金力は豊富で昨年はザウバーのスポンサーで、F1以外にもパリダカのフォルクスワーゲンチームやドイツツーリングカー選手権(DTM)のアウディチームのスポンサーにもなっています。また、モータースポーツ以外もスキーやスノボの大会のスポンサーにもなっています。
スポンサーになるだけでなくドライバー育成にも力を入れていてレッドブルのレギュラードライバーであるクリスチャン・クリエンやテストドライバーのヴィタントニオ リウッツィは育成プログラム出身のドライバーです。
今年は昨年ジャガーのレギュラーだったクリエンに加えてベテランの元マクラーレンのドライバー、デビット・クルサードがマシンを走らせます。

(マシン)RB1
エンジン コスワース製  タイヤ ミシュラン製
RB1はレッドブル最初のマシンですが中身は昨年のジャガーのマシンを発展させたものと言ってよいでしょう。空力的なチャレンジはあまり見られず、両サイドの絞込みもあまり見られません。しかし、昨年のマシンはタイヤにやさしくないマシンだったため今年はその面で多少改良されてるはずでしょう。
エンジンは旧フォードの傘下であったコスワース社(現在は個人所有)の物を今シーズンは使用します。他チームのエンジンと比べてパワーがなく、シーズン中の改良は見られないためあまり期待はできないでしょう。
しかし、耐久性は抜群のようで少なくとも中盤のグループにはいられるでしょう。

(ドライバー)
Car No.14 デビット・クルサード イギリス出身 34歳 出走175回 通算13勝 2004年ドライバーズランキング10位
昨年でマクラーレンとの契約が切れ、引退の危機にも陥ったクルサードですがレッドブルがジャーがーを買収してくれたおかげで何とかF1ドライバーを続けらることになりました。クルサードは悪く言えばかなり地味なドライバーということになりますが今年からは今までに比べて自由にのびのびとできるので変化が見られるかもしれません。
不安要素としてはクルサードは1ラップ予選が非常に苦手であるという点でしょう。1ラップ予選が導入されてからクルサードが予選でいい位置につけるということはあまり見られません。また、昨年のシーズン後半は無茶な接触が多かったのでそれが今年もでないか不安です。

Car No.15 クリスチャン・クリエン オーストリア出身 22歳 出走18回 通算0勝(最高位6位) 2004年ドライバーズランキング16位
昨年ジャガーから参戦し、今年もレッドブルの後押しでなんとかレギュラーに残れたようです。しかし、結果が残せなければテストドライバーのリウツッィとシーズン中に交代させられてしまう可能性もあるでしょう。
まだまだ若く経験がないためが時々速さは見せるものの、いかんせん荒すぎて接触・ミスが目立ちます。(昨年の最終戦はチームメイトに接触)

今年はトヨタ・ザウバーとの戦いになるでしょうが将来的にはトップチームになる可能性もあります。


開幕 オーストラリアGPまであと6日。

素人による素人のためのF1講座 ~第11回~チーム紹介 ザウバー編

2005-02-27 16:03:45 | 素人による素人のためのF1講座(05年)
来週の今頃はちょうど開幕なんですよね~
早く1週間たたないかな

今日から中堅チームの紹介に入ります。
今日はザウバーです。

ザウバーは今まで紹介してきたメーカー系のチームではなくプライベーターチームです。
ザウバーはF1参戦以前はル・マン24時間レースに参戦して輝かしい成績を残した後に93年から参戦を開始しました。
97年からはフェラーリにエンジン供給をしてもらい、昨年はギアボックス・空力までほぼ同じだったために「青いフェラーリ」と呼ばれました。また、以前も書きましたがフェリペ・マッサはフェラーリのテストドライバーだったのでフェラーリとの関係は強かったと言えるでしょう。
しかし、フェラーリとの契約今年で切れるためチームは今年から脱フェラーリ化を目指しています。
このチームは優勝経験がなくコンストラクターズでも4位が最高位です。
またドライバーはフェリペ・マッサに加えて元ワールドチャンピオンのジャック・ビルヌーブが加わりました。

(マシン)C24
エンジン フェラーリ製  タイヤ ミシュラン
昨年のマシンはフェラーリの2003年のマシンのまんまコピーでしたが今年はエンジン以外はすべて自前のようです。空力は最近の流行である両サイドの深いえぐれなどを採用し、かなり空力的に攻めているマシンと言えるでしょう。
また、タイヤはブリヂストンからミシュランに変更されセッティングが大きく変わるのでチーム的にはかなり苦労するはずです。
エンジンはフェラーリ製なので問題はないと言えるでしょう。
しかし、チーム首脳陣は早くも弱気で先行きが不安です。

(ドライバー)
Car No.11 ジャック・ビルヌーブ カナダ出身 34歳 出走134回 通算11勝 2004年は中国GPから参戦
今年のドライバーズランナップでのワールドチャンピオン経験者はミハエルとこのビルヌーブのみです。ビルヌーブはF1初戦でいきなりポールポジションを取るなどかなり才能のあったドライバーであったといっていいでしょう。しかし、チャンピオンになった以降はマシンに恵まれず、マシンがよくなったと思ったらもう速さはなくなってしまい2003年の最終戦を前にBARを去りました。(だから琢磨は2003年の最終戦の鈴鹿のみ参戦)
昨年はどこのチームとも契約ができず「浪人」状態でしたがシーズン中にザウバーとの2005年の契約を結び、さらにルノーのヤルノ・トゥルーリがシーズン途中で解雇された穴埋めとしてルノーを走らせました。しかし、昔の速さは見せられずポイント圏外でした。
今年に入ってからのテストではチームメートのマッサから同じマシンで大きく差をつけられるなど不安が残ります。また、前回はチームとの確執が原因で契約を更新されなかったとの説もあり、今回早くもチームに不満があるようです。

Car No.12 フェリペ・マッサ ブラジル出身 24歳 出走34回 通算0勝(最高位4位) 2004年ドライバーズランキング12位
F1でのキャリアは短く、2002年にザウバーから参戦。2003年はフェラーリのテストドライバー、そして昨年再びザウバーのドライバーと状況的には佐藤琢磨に近いものがあります。昨年の最終戦で驚く速さを見せるなど成長が期待されます。(将来はフェラーリのドライバーでも狙ってるのかな??
ただ、接触・スピンなど荒さが目立ちます。この辺は時間がたち、成長してなくなればいいんですが・・・。個人的には今シーズン、ビルヌーブに勝ちポイントをとるか取らないかぐらいまでくると思います。


ジャックは復活するのか?
また、今年の活躍しだいでスポンサー・来年のエンジンが決まるのでがんばって欲しいものです。


p.s マシン・ドライバーにリンクを入れときました。