ミニゲタ
2009-02-28 | 削蹄
仕事が終わり、会社で刃物研ぎをしていると、先日お伺いしたお客様から電話が。一瞬ドキッとする。他に足痛?と思いきや育成牛が歩くようになりましたとの報告。月齢9ヶ月のホルスタインの右前肢、内大外小の不同蹄!いや超不同蹄!内蹄の横径は親牛?みたいな!しかも傾蹄ぎみ、外蹄はヤギの蹄?というくらい細い!過去に捻挫した影響で前膝は内方に曲がってしまい強制的に内蹄負重し蹄が肥大した感じ。しかも蹄尖の白帯裂。内蹄を削切限度いっぱい削切しても細い外蹄は接地せず。破行は治らない。やむを得ずミニサイズのブロックを作り装置したのである。自分はゲタは最終手段と考えており、育成牛だし前膝を見ると装置して良いものか?この細い外蹄に着くの?と迷いましたが装置!手前2つは通常サイズ、奥はミニサイズ。「歩くのがだいぶ楽になりました!」とわざわざ電話を頂き感動してしまいました。ありがとうございました。