ててとの言い訳

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人はなぜ逃げおくれるのか-災害の心理学

2006年03月17日 | 書評
人はなぜ逃げおくれるのか-災害の心理学
広瀬 弘忠 
集英社新書 2004


というわけで2冊目。先月末に読んで返した本について今頃書くのはどうだろう。でも書かないよりはいいかな、と思い出しながらなんとか書いてみる。本書は題名どおり災害に関する本。災害の発生からその後の影響までを概説してくれる。読み終えて気がついたのはその構成。パニック神話について、避難について、が冒頭で述べられたあと、中ほどにも同じ順番で似たような内容が出てくる。視点が違うにしてもまとめたほうが良いように思う。

この手の本を読んで一番印象深いのはケーススタディだ。よく新聞やテレビで目にする災害救助のレポートを目にする機会があるが、要するに運次第でしょ、思ってしまうことが多い。しかし本書では様々なケースを取り上げている上に統計情報も多いので、心がけと日ごろの準備が必要だと思い知らされた。

2006.02.23 - 03.01

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