空っ風に怯まず脅す石の獣 くるみ
カラッカゼニヒルマズオドスイシノジュウ
「 ぉ婆ぁ おっかねぇ~ ぉばあぁ おっかねぇ~ょ― 」
空っ風を口に含んで吼える狛犬、 ただでさえ子供にとっては
怖いのに。 昔のお婆ちゃんは孫の子守をしながら、誰が見て
いようと 〝家の可愛い子を、泣かすんじゃねえ〟 と枝を振り
回して、孫のため大芝居を打ったもんです。
狛犬 「なんでぇ なんで俺が 怒られるン 意味ワカンネェ」
「ごめん 孫のため 堪えてくれ。 後で 償いすっからョ」
空っ風に怯まず脅す石の獣 くるみ
カラッカゼニヒルマズオドスイシノジュウ
「 ぉ婆ぁ おっかねぇ~ ぉばあぁ おっかねぇ~ょ― 」
空っ風を口に含んで吼える狛犬、 ただでさえ子供にとっては
怖いのに。 昔のお婆ちゃんは孫の子守をしながら、誰が見て
いようと 〝家の可愛い子を、泣かすんじゃねえ〟 と枝を振り
回して、孫のため大芝居を打ったもんです。
狛犬 「なんでぇ なんで俺が 怒られるン 意味ワカンネェ」
「ごめん 孫のため 堪えてくれ。 後で 償いすっからョ」