写真・俳句 ―シニア・カップルの手帖より―

ようこそ、今日も シニアカップルの戯言にお付き合いいただき、有難うございます。

秋の夜の花

2008年08月31日 | Weblog

          秋の夜の花と開きし火玉かな くるみ

             アタイはネ これ着てゆくのョ     まあ 興奮して 

 

       昨夜 花火の音が近い場所で聞こえ、外を覗いて見ると 

      家から2キロほどの沖町の花火大会でした。

      少し気になったので庭から眺めました。

       時を同じくして 伊勢崎市の花火大会では観覧席に花火が

      飛び込み、怪我人がでる騒ぎが有ったと朝刊で知りました。

      楽しいはずの花火が 一瞬にして騒動になるとは、悲しいことです。


取れたて野菜

2008年08月30日 | Weblog

          夕涼し塩みほのかに茹でうどん くるみ

 

  

 

       今晩の〝うどんの伴〟です。イビツだったり格好が悪いけれど、

       家の庭で取れた可愛い奴です。


虫の声

2008年08月29日 | Weblog

         子を残す性の生き身や虫啼きぬ くるみ

 

 

       〝秋ですねェ…〟   〝飽きましたョ、何もすることが

       無くて タイクツで退屈で〟  〝モウ、聞こえないんだから、

       虫の声が「秋ですよ~」って云ってるのオ〟   〝そうなら

       そうと ハッキリ言えばいいじゃないの〟  〝もー教えないし 

       口もきかない プンプン〟 老父婦の会話です ジャン。 


〝凌ぎやすくって 良かったィね~〟

2008年08月28日 | Weblog

          人毎に爽やかと云ふ今日の路地 くるみ

 

 

       爽やかなのは良いのだけど、こう曇りッ日が続くと飽きらいねェ、

      コノ間の北京オリンピックも最後のほうは食傷気味でした。

      そこでアラジンから貰った絨毯で 空中に飛び立ち「地球」を眺めて

      みました、天の川を背に浮く地球は最高のシャッターチャンスです。


秋の味覚

2008年08月27日 | Weblog

           水玉を割るごとぶどうはみにけり くるみ

 

 

 

        今年の秋は暑いらしい、〝この涼しさも今月イッパイ〟と

       お天気キャスター嬢が申していましたが。

       我々は暖かなほうが 何かと助かる、でも衣料品店やら頭を

       抱え込んじゃうでしょうね。    


三十五世

2008年08月26日 | Weblog

           風の草万華鏡めく露置けり くるみ

 

 

       三十四世の七回忌を跡継ぎの甥が 立派にやり遂げました。

     故人の先代も よく出来たと、手ばたきしたことでしょう。

       (写真は先達の指導で本番前の確認。)


青柿

2008年08月25日 | Weblog

        青柿やヴィオロンの音のたどたどし くるみ

 

 

        小雨を震わせて ヴァイオリンの音が 聞こえてくる

       小学生らしい元気の良い音色だ 聞くたびに上達しているようだ

       ご近所の子供たちの 成長が楽しみです。    


秋雨

2008年08月24日 | Weblog

            秋雨や悲しみゆるむ七回忌 くるみ

 

 

          昨日から降り続く雨は、七回忌を悲しむように降り止む

        ことを忘れ、ハイビスカスも もらい泣きしているようです。

         もう 血縁者皆笑って法事を済ますことが出来ました。


膝小僧

2008年08月23日 | Weblog

          膝小僧みつめ合ひをり夏座敷 くるみ

 

 

        今日、義母の七回忌は市内(旧箕郷町)の松山寺でありまし

      たが、理解できないお経に目のやり場も無く、ただ己の膝小僧

      相手に故人の思い出に耽っていました。


夏休み終盤

2008年08月22日 | Weblog

             ケイタイの旅信短く晩夏かな くるみ

 

カツオ 漫画読んでばっかり 宿題は           今しようとしてたのに 

ワカメったら なに泣いてんの           だって この問題 わかんなーい

 

      子供たちは〝もう夏休み終りかァ、宿題しなきゃァ〟。

      親には親のスケジュールがあり、〝とにかく何所かへ

      お泊りに連れて行かなければならない、 ああ 日にちが

      モウ一寸欲しい〟。

      そんな事の繰り返しで イソノ家的な今年の夏も終わります。