平成26年10月19日(日) 晴れ
秋晴れの空の下、一人静かに稜線歩きをしたくて翁山に行ってきました。
(行程)
クルミ平駐車場(10:15) → ハリマ小屋(10:30) → 翁山山頂(11:42 - 13:35) → ハリマ小屋(14:50) → クルミ平駐車場(15:05)
ブログに日記をつけ始めて1年になろうとしています。せっかくなので最初の日記の山形神室~仙台神室あたりに行こうかなと考えていましたが、昨日の面白山みたいに入れ替わり立ち替わりの人混み(あまり気にする程ではない)はゴメンしてけらっしゃいなので、天気予報も晴れ
だし以前から気になっていた翁山に行くことにしました。
翁山は登り口までのアプローチとしての車道が荒れているとの情報が有名で、2年前に入り口を確認しただけで機会をうかがっていました。実際行ってみない時のイメージは、
①林道に入り最初の大きな橋に車を止めて歩く。
②クルミ平の駐車場に車を止めて歩く。
③ハリマ小屋まで車で行く。
の3つのパターンがあるようです。インターネットで見ると、
①は失敗、②はそこそこ、③はあまり情報がない。
ようなので、とりあえず②の予定であとは現場状況判断で乗り込みました。
9時すぎに自宅を出発、尾花沢市街地を過ぎて翁山と連なる山が見えてきます。赤い!

看板に従い、どんどん細い道に入って行きます。


噂(?)の林道はやはり大変でした。一旦止まると出発できなさそうなのと、窪みにタイヤを落とすと進めなくなりそうなので、写真を撮って記録に残すことができません。頑張れば行けるけど、お勧めしない道ですね~。
10時10分クルミ平駐車場到着。このまま進めそうですが、ここまで結構ドキドキだったのと車が一台止まっているのでやはりここがいいだろうと車を止めます。支度を整え10時15分車道を歩きだしました。間もなく1台の車が追いついて来たので、藪によけて道を譲ると、「この先車で行けないですか?」と聞いてきます。初めてなので分からないと伝えるとそのまま進んで行きました。
10時30分、15分程歩いてハリマ小屋到着。先程の車の方たちが小屋の脇で準備をしていました。ここは休まず登山口に入ります。小さな沢を超え、5分ほどで帰りに降りてくる予定の道との合流地点を真っすぐ通過しました。

さらに進むともう一つ沢を超えたところに看板が。

地元の小学校の行事で置かれたようです。これまで沢にかかる板が滑りやすかったので、沢に気をつけて進んでいると沢に沿って大きな段差がついています。一旦下りてみましたが不正解のようで、戻って直角カーブの先に進みました。ここからブナの紅葉の中を歩く事になりますが、非常に急です。ゆっくりとクリアするとその先は足の幅もない程のトラバースが待ち受けています。

ラジオからは高畠のクラシックカーのイベントで朝倉さやさんのトークが聞こえてきます。ここまで休まずに来て水場に到着、コップがなかったので家からペットボトルに汲んで来た水道水を飲みます(^^ゞ。


地図を広げるとここから先の沢を超えて一旦巻いてから最後の尾根に入るようです。ここまで30分、意外と来たようですが地図上ではあまり進んでいません。山頂まではあと1時間半を覚悟でしょうか。朝倉さんの歌を聴きながら沢からトラバースを経て右に折れると笹が姿を現して尾根道に入りました。

木の葉っぱがほとんど落ちていて、頭上はスカスカ(髪の毛ではない)です。

ここからが意外と長く、登りが続きます。眺めのいい場所に乗り上げると、山頂らしき頂が見えます。


8合目を過ぎ、最後の登りを頑張ると右側に山頂神社が。せまくて前にしゃがんでお参りできない。

ここですぐ後ろから男性の声が聞こえてきました。たぶんさっき車で小屋まで行った方たちです。もう追いついてこられたようですが、一足先に山頂を頂こうと神社を後にしました。そこから15秒ほどで11時45分山頂に到着。よっしゃ、無人だ―!

西側の大きな山は月山ではなく葉山。

南側の奥羽山脈の山々とその左に薬莱山。


写真を撮っていると間もなく男性2人がやってきました。おらよりちょっと年上の方々のよう。すぐさま地図を広げて山座同定のようです。御所山はどれだろう?と問いかけられ見渡すと、どうも昨日の景色のイメージから抜け出せないせいかしっくりきません。あれが蔵王かな?などと言ってはみたものの、完全にウソでした。後で気付きましたが、そう、おらは御所山より北の山は初めてなのでカンが働きません。甑岳と柴倉山はなんとなく分かりましたがその回りでツンツンしているのが仙台カゴのか、肝心の御所山はどれなのか形からは分かりません。しばらく地図を広げてあーでもないこーでもないを繰り返し、結局分からずじまいとなったようです。
ハゲかむろどれだ?とさかんにハゲを連発しています。でもおらも禿岳行ってみたいです。
食事ターイム!今日も醤油ラーメンとドリップコーヒー、スイーツなし(本日の出費ゼロ)。

もう一人山頂にやってきて3組同時に昼食です。
しかしおらには野望があり、皆さんとナゴナゴしてはいられません。
「一人の山頂を満喫し、秋晴れの稜線歩きをする!」
これを果たさなくては。
12時45分頃単独の方が降りて行かれました。
さらに13時、2名の方々が降りていかれました。
ここでおらは念願の一人に。
その間に写真をたくさん撮り過ぎてしまいました。神室連峰、向山方面、栗駒方面、御所山方面、霞みながらも360度のパノラマです。1000メートルの山とは思えない風景です。







そして今日のお楽しみの笹についた道の稜線。

一人でポーズを撮ったりして自撮りを10枚程楽しんだ後、2人組の方たちから30分おいて一人の稜線歩きに出掛けました。
まずは急な下り道ですが、とても歩きやすいです。笹の背丈が高くトンネルの中を歩くようですが、風衝地のためか木々の根元は地面に沿っていてあるところからピョコッと木が上に伸びています。



やがて上から眺めた笹原へ。

この登りは山頂から見えたところか?

気持ちいい~!ルンルンで歩きます。アルプスの少女ハイジがお花畑にいるかのようなイメージで、笹の中に身を置く(クマみたいな?)おらです。

一つ目の丘に乗り上げて振り返る。

そしてこれから向かう先

下りでまたこの先

尾花沢方面が眼下に見える。

ここまで山頂から約20分。しかしここで、市街地の手前の山の前に沼があることに気がつきました。(あれっクルミ沼?)
地図を取り出し現在位置を推測してみると、左手前に見えるのが沼からの位置関係でP752で、とすれば今超えて来た丘がP965という事になります。とすればこの先に見える登り道は吹越山への道の途中のP950で、分岐の鞍部はあの道を登らずにその手前です。思ったより早く下ってきてしまったので、この道を堪能するには少し遅いかもです。そしてハリマ小屋も見えています。

あ~、あの先の道を進んで次の山々に行ってみたいな~なんて思いが頭をよぎりますが、このまま小屋まで下りて多分3時。あの山々を往復してくるにはちょっと遅いかもです。
大事に大事に、色んな方向の景色を見渡しながら歩きます。が、鞍部は近付いてきます。翁山頂も大分遠くなってきました。


幸せ絶頂の道を、ゆっくり、ゆっくり、歩いて、ついに分岐に到着。笹が海の海面のように輝いています。

この先の道は次回計画する事にして、分岐を下りに折れます。ここからは信じられないほど急な坂を下ります。
爪跡?

立派な木がたくさんあります。


不老長寿の泉(通過)

読めないけど名前のついた橋(おらの体重で折れないか心配)


15分程で驚くほど下りました。

その先歩いて歩いて、

看板を過ぎると行きで通った分岐に

鬱蒼とした杉林を過ぎると、先の看板の影響もあってか、夢の世界から現実世界に戻ってきたようです。間もなくハリマ小屋。

すでに先行者の車はありませんでした。もう一台仙台ナンバーの車が止まっています。ガラスの割れた小屋のドアの中に入ってみました。

きれいです。どこかの女子大のワンゲル部の冊子が置いてありました。同年代位の昔ギャルのクラブの冊子のようです。

小屋の前から尾根を見上げる。

ここから車道を歩き、15時5分クルミ平駐車場到着。クルミ平に入ろうとしますが・ ・ ・

ヤブです。勇気を出して進んでみましたが、小動物でしょうか?何かが笹を揺らしたのをきっかけに戻ることにしました。
帰り道、明光寺の棚田から山を振り返る。

車道から始まり登山口からしばらくの鬱蒼とした濡れ道を過ぎ、そこからの山歩きと山頂から尾根道のは最高でした。車でここまで来るのが大変で、帰り道におらのベンツがゴリゴリ擦ったのでそれがネックでした。

秋晴れの空の下、一人静かに稜線歩きをしたくて翁山に行ってきました。
(行程)
クルミ平駐車場(10:15) → ハリマ小屋(10:30) → 翁山山頂(11:42 - 13:35) → ハリマ小屋(14:50) → クルミ平駐車場(15:05)
ブログに日記をつけ始めて1年になろうとしています。せっかくなので最初の日記の山形神室~仙台神室あたりに行こうかなと考えていましたが、昨日の面白山みたいに入れ替わり立ち替わりの人混み(あまり気にする程ではない)はゴメンしてけらっしゃいなので、天気予報も晴れ

翁山は登り口までのアプローチとしての車道が荒れているとの情報が有名で、2年前に入り口を確認しただけで機会をうかがっていました。実際行ってみない時のイメージは、
①林道に入り最初の大きな橋に車を止めて歩く。
②クルミ平の駐車場に車を止めて歩く。
③ハリマ小屋まで車で行く。
の3つのパターンがあるようです。インターネットで見ると、
①は失敗、②はそこそこ、③はあまり情報がない。
ようなので、とりあえず②の予定であとは現場状況判断で乗り込みました。
9時すぎに自宅を出発、尾花沢市街地を過ぎて翁山と連なる山が見えてきます。赤い!

看板に従い、どんどん細い道に入って行きます。


噂(?)の林道はやはり大変でした。一旦止まると出発できなさそうなのと、窪みにタイヤを落とすと進めなくなりそうなので、写真を撮って記録に残すことができません。頑張れば行けるけど、お勧めしない道ですね~。
10時10分クルミ平駐車場到着。このまま進めそうですが、ここまで結構ドキドキだったのと車が一台止まっているのでやはりここがいいだろうと車を止めます。支度を整え10時15分車道を歩きだしました。間もなく1台の車が追いついて来たので、藪によけて道を譲ると、「この先車で行けないですか?」と聞いてきます。初めてなので分からないと伝えるとそのまま進んで行きました。
10時30分、15分程歩いてハリマ小屋到着。先程の車の方たちが小屋の脇で準備をしていました。ここは休まず登山口に入ります。小さな沢を超え、5分ほどで帰りに降りてくる予定の道との合流地点を真っすぐ通過しました。

さらに進むともう一つ沢を超えたところに看板が。

地元の小学校の行事で置かれたようです。これまで沢にかかる板が滑りやすかったので、沢に気をつけて進んでいると沢に沿って大きな段差がついています。一旦下りてみましたが不正解のようで、戻って直角カーブの先に進みました。ここからブナの紅葉の中を歩く事になりますが、非常に急です。ゆっくりとクリアするとその先は足の幅もない程のトラバースが待ち受けています。

ラジオからは高畠のクラシックカーのイベントで朝倉さやさんのトークが聞こえてきます。ここまで休まずに来て水場に到着、コップがなかったので家からペットボトルに汲んで来た水道水を飲みます(^^ゞ。


地図を広げるとここから先の沢を超えて一旦巻いてから最後の尾根に入るようです。ここまで30分、意外と来たようですが地図上ではあまり進んでいません。山頂まではあと1時間半を覚悟でしょうか。朝倉さんの歌を聴きながら沢からトラバースを経て右に折れると笹が姿を現して尾根道に入りました。

木の葉っぱがほとんど落ちていて、頭上はスカスカ(髪の毛ではない)です。

ここからが意外と長く、登りが続きます。眺めのいい場所に乗り上げると、山頂らしき頂が見えます。


8合目を過ぎ、最後の登りを頑張ると右側に山頂神社が。せまくて前にしゃがんでお参りできない。

ここですぐ後ろから男性の声が聞こえてきました。たぶんさっき車で小屋まで行った方たちです。もう追いついてこられたようですが、一足先に山頂を頂こうと神社を後にしました。そこから15秒ほどで11時45分山頂に到着。よっしゃ、無人だ―!

西側の大きな山は月山ではなく葉山。

南側の奥羽山脈の山々とその左に薬莱山。


写真を撮っていると間もなく男性2人がやってきました。おらよりちょっと年上の方々のよう。すぐさま地図を広げて山座同定のようです。御所山はどれだろう?と問いかけられ見渡すと、どうも昨日の景色のイメージから抜け出せないせいかしっくりきません。あれが蔵王かな?などと言ってはみたものの、完全にウソでした。後で気付きましたが、そう、おらは御所山より北の山は初めてなのでカンが働きません。甑岳と柴倉山はなんとなく分かりましたがその回りでツンツンしているのが仙台カゴのか、肝心の御所山はどれなのか形からは分かりません。しばらく地図を広げてあーでもないこーでもないを繰り返し、結局分からずじまいとなったようです。
ハゲかむろどれだ?とさかんにハゲを連発しています。でもおらも禿岳行ってみたいです。
食事ターイム!今日も醤油ラーメンとドリップコーヒー、スイーツなし(本日の出費ゼロ)。

もう一人山頂にやってきて3組同時に昼食です。
しかしおらには野望があり、皆さんとナゴナゴしてはいられません。
「一人の山頂を満喫し、秋晴れの稜線歩きをする!」
これを果たさなくては。
12時45分頃単独の方が降りて行かれました。
さらに13時、2名の方々が降りていかれました。
ここでおらは念願の一人に。
その間に写真をたくさん撮り過ぎてしまいました。神室連峰、向山方面、栗駒方面、御所山方面、霞みながらも360度のパノラマです。1000メートルの山とは思えない風景です。







そして今日のお楽しみの笹についた道の稜線。

一人でポーズを撮ったりして自撮りを10枚程楽しんだ後、2人組の方たちから30分おいて一人の稜線歩きに出掛けました。
まずは急な下り道ですが、とても歩きやすいです。笹の背丈が高くトンネルの中を歩くようですが、風衝地のためか木々の根元は地面に沿っていてあるところからピョコッと木が上に伸びています。



やがて上から眺めた笹原へ。

この登りは山頂から見えたところか?

気持ちいい~!ルンルンで歩きます。アルプスの少女ハイジがお花畑にいるかのようなイメージで、笹の中に身を置く(クマみたいな?)おらです。

一つ目の丘に乗り上げて振り返る。

そしてこれから向かう先

下りでまたこの先

尾花沢方面が眼下に見える。

ここまで山頂から約20分。しかしここで、市街地の手前の山の前に沼があることに気がつきました。(あれっクルミ沼?)
地図を取り出し現在位置を推測してみると、左手前に見えるのが沼からの位置関係でP752で、とすれば今超えて来た丘がP965という事になります。とすればこの先に見える登り道は吹越山への道の途中のP950で、分岐の鞍部はあの道を登らずにその手前です。思ったより早く下ってきてしまったので、この道を堪能するには少し遅いかもです。そしてハリマ小屋も見えています。

あ~、あの先の道を進んで次の山々に行ってみたいな~なんて思いが頭をよぎりますが、このまま小屋まで下りて多分3時。あの山々を往復してくるにはちょっと遅いかもです。
大事に大事に、色んな方向の景色を見渡しながら歩きます。が、鞍部は近付いてきます。翁山頂も大分遠くなってきました。


幸せ絶頂の道を、ゆっくり、ゆっくり、歩いて、ついに分岐に到着。笹が海の海面のように輝いています。

この先の道は次回計画する事にして、分岐を下りに折れます。ここからは信じられないほど急な坂を下ります。
爪跡?

立派な木がたくさんあります。


不老長寿の泉(通過)

読めないけど名前のついた橋(おらの体重で折れないか心配)


15分程で驚くほど下りました。

その先歩いて歩いて、

看板を過ぎると行きで通った分岐に

鬱蒼とした杉林を過ぎると、先の看板の影響もあってか、夢の世界から現実世界に戻ってきたようです。間もなくハリマ小屋。

すでに先行者の車はありませんでした。もう一台仙台ナンバーの車が止まっています。ガラスの割れた小屋のドアの中に入ってみました。

きれいです。どこかの女子大のワンゲル部の冊子が置いてありました。同年代位の昔ギャルのクラブの冊子のようです。

小屋の前から尾根を見上げる。

ここから車道を歩き、15時5分クルミ平駐車場到着。クルミ平に入ろうとしますが・ ・ ・

ヤブです。勇気を出して進んでみましたが、小動物でしょうか?何かが笹を揺らしたのをきっかけに戻ることにしました。
帰り道、明光寺の棚田から山を振り返る。

車道から始まり登山口からしばらくの鬱蒼とした濡れ道を過ぎ、そこからの山歩きと山頂から尾根道のは最高でした。車でここまで来るのが大変で、帰り道におらのベンツがゴリゴリ擦ったのでそれがネックでした。
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