長左エ門道（長命水まで）

令和元年５月１２日（日）　　　　　晴れ




　前日に遅くまで飲み過ぎたのと、仙台ハーフマラソンのため朝の野良仕事もなかったのでこの日は職場に行かない事にしました。


こってりなラーメンばかり食いすぎて夫婦そろって体型も健康面でもヤバいので、この日はヘルシーにそばでも食べようと出かけました。初めに山形刑務所の近くに美味しいそば屋さんがあると小耳に挟んでいたので行ってみると、なんと定休日のようでした。

それならばと天童方面に車を進めます。大盛りが食いたいとかてんぷらも付けたらどうだとか、会話がだんだんヘルシーからかけ離れて行くのを感じていた頃、信号待ちから発進しようとした瞬間、妻が道路脇にスパゲッティ屋さんを見つけました。

「そこに入れ」

と。


駐車場には車が１台だけ止まっています。いかにもイタリアンっぽい店ですが、お値段の程は分からないまま店に入ってみました。


妻が値段も見ずに本日のお薦めのトリュフ入りのスパゲッティを注文、おらは安いスパゲッティと分け合って食べるピザを注文しました。














食べ始めた妻が

「トリュフってどれ？」

と聞いてきます。よく見ても分かりやすく「これ」というものが見当たりません。というか、トリュフというのは元々どんな形でどんな色でどんな味のする食べ物かさえも実はよく知りません。トリュフチョコレートというのを聞いたことがあるので、

「溶かして味付けされっだなんねが」

とテキトーにそれらしく応えます。

「私味も匂いも感じねがらわがんねな」

という妻に、

「おいおいそれはそんなに安い食いもんじゃないんだぞ、心して食え！」

と言いたかったのですが、やめておきました。トリュフの事は全然わからない夫婦です。




　さて、お腹も満たして次の目的地は天童高原です。今日仕事を休んでここに来たのには理由があります。


昨年の秋に面白山に登った帰り道、長左エ門道ですれ違ったお茶の水博士のような人に「５月になったら何とかの花がたくさん咲くので是非見に来て下さい」とご招待を受けておりました（⇒その時の日記）。この時期は仕事の繁忙期なのでまさか本当に来るとは思ってもいませんでしたが、来るチャンスが見つかったというわけです。



１４時１５分天童高原着。鳥海山までは見えませんでしたがいい天気です。








さっそく長左エ門道に向けて歩き始めます。

キャンプ場にクマやイノシシが来れないようにでしょうか？柵ができています。







ドロボーのような気持になりますが、ストッパーを外し門を開けて中に入ります。さて、この時期たくさん咲くというあれを見にキャンプ場から長左エ門道を歩き始めます。






さっそくいろんな花がお出迎え。











































結局どれのことなのかよく分かりませんでした。紫っぽい花が多かったのでそれなのかも。

妻は

「まだ早いんだ。来週来っど咲いでっば。」

と言っております。


次週は休めそうもないので、その推論ははたして合っているのやら。


帰りは上を向いて歩きます。いい天気で仕事の呪縛から解放されます。







自然の中を歩いてやさぐれた気持ちを少し回復したような気がします。