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合格という言葉

2008-06-28 12:15:48 | Weblog
「せんせい、にんげんにね、しっぱいっていうのは、ないんだって」
                          (ある2年生のことば)

同じ方法を11回もやったので、
そろそろ病院を変えることにしました。

今までの病院に紹介状を書いてもらわなければならず、
電話でお願いしました。

それまで淡々と
次へ行こう、と思っていた私、
思いがけなく自分の言葉に動揺し、
電話を切る直前では声も震えていたかもしれません。

たぶん治療として先に進むだけなのだけれど、
こんなに動揺するとは。
さらにそのことに動揺して、涙(笑

先日友人と話していて思い出したのは
受験日前日の子供達への対応のこと。

当時の勤務先の上司が
「私は~したから合格しました、というのは言ってはいけない」
という言葉。

私は~したら失敗しちゃった、って言葉はOKなんだよ、と。

毎年子供達には失敗も成功も言わず
「努力は精一杯したんだから楽しんでこい」
と言うことにしている。

帰ってきたら
「楽しかった?」
って聞くようにしてる。

不合格でも
「楽しかったならいいよ」
と言うようにしている。

言葉っておもしろい。
ここで
~しなかったから私は不合格だったんだ、って
精一杯戦ってきた子には言いたくない。

言葉は認識を確かにするもので、
言葉は自分へ言い聞かせるもので、
言葉は
自分の枠を決定づけてしまう。

私はきっと次に行くというこの言葉を自分で発したことで
「私は不合格」
という、そんな言葉を自分につきつけたのだろうと思う。

結局子供達が行く先々で自分の人生を楽しく歩むのと同じように
私も新しい環境で、それなりに楽しんでがんばろう、と思うのだと思う。

それもまた言い聞かせだけれど
今思えば、成功しているわけではないんだけれど、
自分の人生は結構「楽しかったんじゃない?」思えている。

「過ぎたこと」は「これから」に軽く一蹴されてしまうように
それなりの記憶となって淡々と蓄積されている、かも。

人生は常に不合格なんじゃなくて、

今日は電車に間に合った、とか
今日は大好きなランチが食べられた、とか

そういう小さな「合格」も、きっとはためいている。








自動車教習所

2008-06-16 23:44:30 | Weblog
「パニック障害」「自動車学校」で検索してきてくれた方へ。

学校そのものに慣れれば平気かもしれません!
私はまず学校に慣れることから始めました。

行こうと思ってからやり始めるまで8年かかったけれど
いつとれるんだろう、と不安になったけれど、
途中で発作が出たらどうしようって思ったけれど、

学校のフォローもあって
(2日目に発作起こしたから)
無事、4ヶ月程度で卒業しました。

電車に乗れないから
タクシーも無理な日があるから
自転車で行ける距離じゃないから

あきらめていたところに行けるようになりました。

1週間で車ぶつけちゃったけど
でも、行動範囲が広がるということは
視野を広げることで

私にとっては、とても大きなアイテムになりました。

パニックとつきあうことにおいて
アイテムは多い方がいい。

発作に備えてたくさんの荷物を持って移動するのと同じように
アイテムをたくさん持っているほど、安心感は増すのかもしれません。

私は100倍の勇気を出して行き始めました。

運転は楽しかったけれど
それなりにしんどくて
シミュレーターやセット教習では
順番を最初にしてもらったり
仮免でも外で待たせてもらったりして
乗り越えなくちゃいけないところが
たくさんあって

でも、何とかなりました。

この症状は予測恐怖だから
「どうしよう」「どうしよう」
って考えないようにしました。

「どうしよう」って思わないって大変ですが
でも
「どうしよう」の後終わってしまえば
「どうにかした」で終わってるんです。

ただ、だからといって
私がこの予測恐怖から逃れられているかといえば
そうではなくて
電車、やっぱりダメなんですけど・・

でもタクシーは少し平気になりました。


今じゃなくてもいいかもしれません。
きっと
「あれ?申し込んじゃった」
ってさりげなくできてる時があるかもしれません。

私はいきなり取りたくなって、そのまま申込みに行きました・・

そういう、時が、来てからでも、いいんですよ。

では。