黒屋堂

ほぼツイッター用

正義のためなら他人の気持ちなんかどうでもいい、って事だよな

2006年10月16日 23時39分54秒 | 表現規制とか
日テレの「14歳の母」というドラマに関して、またあのカルトが吠えました。


日本テレビは、有害テレビ局だ!


だってさ。

ふざけんな。
なんだよこれは。
「有害」って言う尺度だけで判断して、なにが放送やめろだよと。


有害だと言うなら、もはやこの御仁の考え方のほうがよっぽど有害だろ。
だってこの人は、製作者が何を伝えたくてこのドラマを作ってるのかまったく考えてないじゃんか。

14で子供を生むことの苦悩や葛藤を描こうとしてる製作者の思いを、つまり、真剣な人の気持ちを、この人は「有害」なるレッテルを貼って全て無かった事にしようとしている訳なんだからさ。
全てを飲み込んじまう「有害」なる言葉こそ、本当に有害なものじゃないか?

そもそも低年齢でのセックス・出産を奨励してるわけでない事くらい、この企画が通ってる時点でわかるだろ。
キッズgooのフィルタじゃないんだから、タイトルと概要だけで有害とか言っちゃうのは止めにしませんか?
この方法なら、フジの「僕の歩く道」だって、自閉症児への差別だとか言ってクレームつけられるしな。アホくせぇ。

それとアレだ。
あっちで取り上げられてた「14歳の母 最新情報ブログ」に私も書き込んできますた

どもども。よそでお世話になっております。
時に、あなたのおっしゃる「若いうちにやるべきこと」って一体なんでしょう?

洗脳で有名な某協会に入信することでしょうか?
それとも、法的に問題なく営業してるコンビニに一方的な価値観でクレームをつけることでしょうか?

これなら、14で子作りの方がまだ100倍くらい健全だと思うんですがどうでしょ?



ついでにこっちも。

真っ当な日本人の育て方

少年による犯罪、モラルの崩壊、弱者に向かった凶悪事件……。「壊れた日本人」の出現は、永年受け継がれてきた日本ならではの育児法が、戦後なくなってしまった結果だった。

この時点で真っ当な本でないことがわかります。
~~~ 糸冬 了 ~~~
って言うかあの人、こういう事実誤認については散々突っ込まれてきた筈なんだけど。
まさか何も聞いてなかったのか?

「14才の母」はありえない。
なぜなら、子供を生む事で母とは言えない。
生命を育むことで「母」になるのであって、14才でその資格も能力もない。


だってさ。

子供を生んだだけで親とは言えないのは分かります。
ですが、なぜ「14才でその資格も能力もない」と言い切れるのかぜひ説明しほしいものです。

確かに年齢が高ければ経済的・精神的にも安定して子どもを育てやすくなる蓋然性は上がるでしょう。
しかし、10代だからといって必ずしもそれが備わっていないとは限りません。
また逆に、自立した大人なら必ずしも大丈夫なんて言い切れるモンでもないでしょう?
なぜ「資格も能力もない」と自明であるかのように語るんでしょうか?
つーかコレ、10代で子ども生んだ人への侮辱だよな。


あー、余談だけど、縄文人の平均寿命は12歳くらいだったそうですよw


私はむしろ、資格や能力よりも覚悟のほうが大事ではないかと思います。
ぶっちゃけリア厨でもなんでも、周囲の人の支援を受けられれば子育てくらい出来ますし。(もちろん情けないことではありますが、生まれてしまった以上そうしなければなりません。)
親の年齢その他にかかわらず、
「たとえ生まれた子が自閉症でも、五体不満足でも、人の数倍の速さで老化するような子でも、幸せにしてやるゼ」
っていう気概がなければ(いっぱしの大人でも)満足な子育てなんか出来ませんて。
(※あくまでも上記は「育てるのが困難な子ども」の例としてあげただけですのでヨロ)







( ・ω・)ドラマ的なヤバさで言えば、むしろ「のだめカンタービレ」ののだめの部屋のほうがまずいんじゃないかとか思った。面白いけどな(笑)

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11 コメント

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今晩は (TAKESAN)
2006-10-16 23:24:59
初めまして(遊鬱さんやSSTさんのブログでは、よくご意見を拝読しております)。



私も件の番組を観ましたけれど、(少なくとも私には)年少者の性行為を助長する様な内容には思えませんでしたね。黒屋ぶるーさんの仰る、

 >14で子供を生むことの苦悩や葛藤を描こうと

 >してる

この様に、私も感じました(当然、話題性から、ある程度の視聴率が見込める、という考えはあるでしょうけれど)。かなり重い内容でしたし。ああいうドラマを放送する事によって、比較的低年齢での性交渉・妊娠が増える、という意見もどこかで見つけましたが、ちょっと疑問です。関心を持たせる、という効果はあるでしょうけれど、それが、性交渉そのものへの単純なものかというと、それは違うかな、と。



有害図書撲滅氏の、

 >結婚まで自己抑制して「純潔」であるべきで

 >ある。

これは、飛躍し過ぎですね。いきなり自身の価値観を押し付けていますね。個人的な理念としては構いませんが。

しかし、あちらのブログ、凄いですね…。
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Unknown (黒屋ぶるー)
2006-10-17 00:00:40
TAKESANさま、どもども。



いやまあ件の地では私もはっちゃけ過ぎている自覚はあるのですが。

どうにも紳士的な対応を出来ないもので、いやはや。



私は「14歳の母」を見ていないので、「多分そういうものを描きたいのだろう」という憶測で書いてしまったのですが、あながち間違っていないようで良かったです。



>比較的低年齢での性交渉・妊娠が増える



万が一これが正しいとしても、それが本当に悪いことなのかという議論すらあり得ます。

なにせ二次性徴を迎えた時点で生殖行為への欲求が生じるのは、生物としてのヒトの性(「さが」です、一応w)ですから、これは逆に「ドラマによって啓蒙されている」と捉えることも出来ます。

もちろん低年齢での出産に伴うリスクは考慮する必要がありますが、少なくともその絶対的な善悪など誰にも決められません。

ですから、もし社会全体が出産低年齢化へ向かった場合には、むしろシステムのほうを時代に合わせなければならないと思うのです。まあ極論ですが。



いずれにせよ、あの御仁は性の低年齢化自体を絶対悪と考えている節があるので、まあ同意しかねますわ。



>個人的な理念としては構いませんが。



そうですね。私もあと30年は童貞を貫いて

「俺はずっと純潔を守り続けてきたんだ!」

とか言ってみたいです。
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余計なお世話だそーで… (SST)
2006-10-17 00:43:29
有害さん、いつも「躾がダメになった」みたいな前提で言っていますし、また、そういう本しか読んでいないようなので、違った見方の書籍を紹介したら、



「余計なお世話です」



の一言で切り捨てられました(笑)

見出しに書かれた前提の部分で間違っている、と指摘したところ「読まずに否定するな!」とか言うのに、こちらは「余計なお世話」って、何なんでしょうね?(笑)
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「笑えばいいと思うよ」by碇シンジ (黒屋ぶるー)
2006-10-17 00:57:23
SSTさん、どもども。

もう、これなんてコメディ?っていうか、

「靖国参拝は心の問題」と言いながら日の丸・君が代について「法律以前の問題」とか抜かす前首相とか、

過去の日本を批判しつつ自国のチベット侵略を正当化するcの国とか、

はたまた「のび太のくせに生意気だぞ!」(声:たてかべ和也(旧ver.))みたいな理屈と一体どう違うんだよと小一時間問い詰めたい感じです。
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はじめまして (12434)
2006-10-17 16:53:55
はじめまして12434です。



この「14才の母」について有害さんのプログにもコメントしたんですけど、有害さんいわく14歳の母が産んだ子供にも罪はない、むしろ犠牲者だと、



でもこれじゃまるで生まれなかったほうがよかった見たいではないか?



てな感じの言い方で返事をしたら、



「そうではなくてもっと愛されて生まれてくるべきだと思う。」



と、よくわからないコメントが返ってきて、正直有害さんはなに考えてるかわからない気がするんですけど、



ぶるーさんはどう思いますか。



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出来ちゃった結婚=絶対に不幸という構図、おかしいですよね (黒屋ぶるー)
2006-10-17 17:56:57
12434さん、どもども。



いやまあ難しい問題ではあると思うのですよ。

14なんて歳で子どもを産めば、経済面その他の苦労は社会人のそれよりもずっと多くなることは予想できます。

体裁も悪いですしね。

だから、「10代でセックスとか、リスクが大きいからやめとけよ」という程度のお話だったら私も納得は出来るのです。



ですが、もう生まれてしまったものに対して「犠牲者」ってなんだ。

批判しているわけではないと言いますが、子供を産むことを自分で選択した人に対して哀れむ事は、下手すりゃ批判よりも失礼なことだと思います。

親になる覚悟を決めたら、もう保護の対象でもなんでもない。あんたのようなオッサンが口をはさむ筋合いはないよ、と。



愛されて生まれてくるためにお金その他が揃っているというのは確かに大事なんですが、しかし絶対条件ではありません。(無論、充分条件でもない)

親が若いから不幸だとか、そんなの単純に言える事ではありません。

第一「もっと愛されて~」って、それなら年齢だけでなくもっと多くの要素を問題にしなけりゃなりませんし。



私は、若者に低年齢出産のリスクを訴えることはしつつも、

生まれてきてしまった子(と親)には負い目を感じさせることなく、新しい命として素直に祝福してあげる、というのが最もバランスの取れたやり方だと思うのです。
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Unknown (あっと)
2006-10-17 20:12:28
ぶっちゃけ有害さんには

いくら論理的な発言をしても意味が無いですよ

どうにも宗教的な考えにどっぷり嵌ってるようですから。純粋に子供を大切に考えてるなら

まだ分かり合える余地はあるのですがねー・・・



っていうか全ての責任をメディアに押し付けるのが

子供のためになるのか疑問
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Unknown (黒屋ぶるー)
2006-10-18 23:52:44
あっとさん、どもども。



>いくら論理的な発言をしても意味が無いですよ



分かってはいるのです。倫理と我侭の区別すらつかないあの人に語りかける言葉があるなら、我々は北の将軍様とでさえも対話が出来るでしょうw



しかし私もまだまだ大人になれないもので、あまりにも勝手な言い分にはどうしても反応してしまうのですよ。くまったくまった。



>純粋に子供を大切に考えてるなら



ここ重要ですよね。

あの人の場合、その人が本当に幸せに生きているかなんて大して考えておらず、自分のエゴに従わない人間は真人間と認めませんから。

それが「加害者への批判」になるか、「被害者への哀れみ」になるかという違いだけで、結局は同調できない人間全てを見下してますからね。
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そもそも (12434)
2006-10-19 14:47:48
ぶるーさん、あっとさん、コメントありがとうございます。



よくよく考えてみたら有害さんは統一教会の世界日報を読んでいるんですよね。(統一教会はキリスト教ですよね?)



と言うことはあの人は言わばクリスチャン?





まあ統一教会はカルトだからそれですでにアウトだと言えばそうでしょうけど。



















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追加 (12434)
2006-10-19 15:02:13
クリスチャンであることはいい、しかし少し偏った宗教的な考えを持っているならまだしも、カルトは正直まずいですよね。
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