黒川連携の会

黒川連携の会の情報を掲載しております。 <宮城県黒川地域>

仙台保健福祉事務所 健康づくり支援班から 口腔ケア実践ガイドのご案内

2015-07-31 10:45:48 | 事務局

いや~、今日も暑いですね!!うだるような暑さ、まさに厳しい日が続きます。早いもので明日から8月です。今年も後半戦に突入ですね。皆さん、夏バテに注意してがんばりましょう!!

さて、本日仙台保健福祉事務所 健康づく支援班 粟津理学療法士より「口腔ケア実践ガイド」についてご案内がありました。こちらは、口腔ケアに関する実践について、アセスメントを主体とし、どの様な場合に歯科医師との連携を図っていけばよいかと言った内容も網羅されているようです。貸し出し用のDVDということですので、お問い合わせは仙台保健福祉事務所 健康づくり支援班(022-363-5503)宛てにお願いします。当ブログでリンクを貼っておきますのでご確認ください。


事務局


“口の中”と“食べることについて”を考える講演・意見交換 開催報告

2015-07-28 13:07:34 | 事務局

こんにちは。梅雨も明け、相変わらず暑い日が続いています。脱水や熱中症で運ばれる方も増えています。若くても熱中症にはなりますので皆さんも気をつけていきましょう!!

さて、ブログの更新が遅くなりましたが7月16日(木)に、“口の中”と“食べることについて”を考える講演・意見交換を開催しました。当日は雨にも関わらず、122名の方に参加頂きました。

いつも通り、会長の挨拶からスタートです。




まずは3名の歯科医師の先生にご講演を頂きました。



お一人目は、うちがさき歯科医院の内ヶ崎賢二先生。「訪問診療を利用するうえでの流れについて」と題してお話を頂きました。訪問歯科診療は、基本的にはかかりつけの歯科の先生に相談してもらうことになるが、その先生が訪問歯科診療を実施していない場合は、仙台市歯科医師会に連絡を入れて、同会から黒川地区の会員(地区長)に訪問歯科診療希望の患者がいるという情報提供を行い、対応可能な歯科医師を調整すると言うことになるそうです。黒川地区で訪問歯科診療を行っている先生は開業歯科医30人中3分の1程度とまだ少ない状況とのことでした。このため今すぐに対応して欲しい、今日対応して欲しいと言った要望には応えられない実情があるとのことでした。今後地域包括ケアシステムの構築に向けて、訪問歯科診療を行う歯科医師が増えていくことになるが、現時点では上記の様な状況であるとのことでした。



続いて、まほろば歯科クリニックの島田俊(さとし)先生から、「医師、看護師、介護士、リハビリスタッフ、管理栄養士などの職種がどういったことに注意して日々の観察をしたらよいか」と題してお話しをしていただきました。
口と全身の関係について話があり、口腔乾燥が引き起こす誤嚥性肺炎の恐ろしさ、それを予防するための方法についてのお話しを頂き、更に写真付きのスライドで症例毎の観察するポイントをあげていただきました。



最後に、みやび歯科医院の小野寺雅浩先生から「地域包括ケアシステムの構築が求められる中で、歯科の連携は今後どの様になされていくのか」についてお話を頂きました。歯科医師会としてもまだまだこの様にしていきます。具体的にこう進めていきますと言う話しで動き出している訳ではなく、例えば今回の様な連携の会の場で、一緒に多職種と意見交換しながら仕組みづくりに参画していきたいと言う方向性であると言った内容でした。

 

講演が終わったところで次に意見交換に移行しました。意見交換には、109名の方が参加してくれました。医師及び歯科医師、保健師及び看護師、ケアマネージャー、リハビリスタッフ、栄養士、相談員、介護士と言った多職種の方々での意見交換となりました。

今までは、意見交換を行う際に事前に事務局が座席を指定する形としていました。今回は、方法を変え、受付で「色付きの紙」を引いてもらい、その紙に番号が書いてあり、色と番号の組み合わせで座席が決まると言う形にしました。カラー心理学を応用して、選んだ色で今の心理状態が明らかになるという紹介も行い、会場からは「えー」や「おー」などの反響がありました。

冒頭、意見交換に入る前に雰囲気を軟らかくする目的で「往診と訪問診療」の違いについて意見交換をしてもらいました。知っているようで実は知らないと言う方が多く、「こうじゃない、ああじゃない」と言った声が聞こえる様なやり取りとなっていました。進行係から「往診は患者の求めがあった際に訪問して診察する。訪問診療は計画的に訪問して診察する。これが決定的な違いです」。と伝えると、会場から「えっ」と言う様な反応があり、実践ですぐに使える豆知識的な時間となりました。

本題の意見交換にうつり、1ラウンド目は「食べられる口」でいるためにはどうしたら良いでしょう?テーマでの意見交換としました。

食べられる口の状態であるためには、リハビリが必要です。ただし、それはリハビリだけで良いものでしょうか?口の中の評価も必要ですよね。それに口の中が汚れていてはどうでしょうか?誤嚥性肺炎を起こしにくくする口の状態にするには、口の中を綺麗にし、安全な唾液にすることで発生頻度を下げることが出来ると言うデータもあるそうです。安全で綺麗な唾液を創るケアを行い、嚥下機能や発音機能を低下させないリハビリを行うことで食べられる口でいることができる可能性を高めるために、どの様にしたら良いかについて皆で意見交換を行ってもらいました。




2ラウンド目は、1ラウンド目の座席と2ラウンド目の座席を変更し、チーム制としました。「チーム医師・歯科医師」、「チーム保健師・看護師」、「チームケアマネージャー」、「チームリハビリ」、「チーム栄養士」、「チーム相談員」、「チーム介護」に分かれて意見交換を行いました。これ、黒川郡の歴史が変わった瞬間なんです。何が変わったかと言うと、この様形で話をする機会は、この地域ではケアマネージャーと栄養士を除いてありません。そういったサプライズを起こしつつ、2ラウンド目のテーマは、「口から食べ続けられるために、私たち専門職はどうしたら良いでしょう?」本来口から食べると言うことは人間にとって大切な事です。患者さんを中心に考えれば職種は関係ない話しになります。さらに、食べることについても「目標の共有」って大事な事ですよね。ここで、ICFの視点が関係してきます。「活動」と「参加」。どの様に共有化するか、そして支援するかについて意見交換をしてもらいました。




今回参加された方からのアンケートで非常に好評だったのが、同一職種での意見交換。新鮮で尚且つ共通の会話が成立する。これは参加者の中でも予想外の結果だったようです。

ここからは、あくまでも私見ですが、様々な所で「連携」と言う言葉が聞かれるようになっています。しかし、そこで語られる「連携」は、時としてツールを主として考えられていることが多いように感じます。果たしてそれだけで良いのでしょうか?連携は、ツールで解消しないと思っています。情報は共有されて、効果があるものだと思います。繰り返しになりますが、情報はお互い(職種毎や所属機関毎)の違いを知ってその上で、情報の共有が図られる必要があると思います。ケアマネージャーからの一方向の情報発信に頼るのではなく、相互に情報の共有が図れるようにしていく必要があると感じています。その様な形をこの連携の会が担っていければとも考えています。
準備に携わって下さったスタッフの方々お疲れさまでした。また急遽会場をお借りしました大和町役場のご配慮にも感謝申し上げます。

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*今回、この意見交換会を実施するにあたり、月刊ケアマネジメントに掲載されていました鶴見大学歯学部高齢者歯科学講座 講師の菅武雄先生の記事を参考にさせて頂いております。


いよいよ明日!!

2015-07-15 17:23:51 | 事務局

日中は日差しが強かったですが、夕方になりどんよりしてきましたね。今日は天気予報があたりですかね??

さて、明日以前からご案内の通り「“口の中”と“食べることについて”を考える」講演・意見交換会を開催致します。

今回のテーマは、口の中と食べることですが、準備を進める上で色々な資料を読んでいると改めて気付かされることがありました。そういったことについては、皆で共有した方が良いと思い、明日の意見交換に早速盛り込む様にしました。

では、また後日開催報告をしますので。


黒川連携の会のあゆみについて、ブックマークから確認することができますので興味のある方はどうぞ。


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7月16日、開催場所変更について

2015-07-10 14:17:18 | 事務局

久しぶりに晴れ晴れとした天気ですね!これが週末も続いてくれれば良いのですが・・・・

さて、タイトルの通り7月16日開催予定の「“口の中”と“食べることについて”を考える」講演・意見交換会
の開催場所を急遽変更することになりました。当初予定していました会場の収容人数を超えてしまいました
ので、以下の通りに変更致します。お間違えの内容にお越しください。

変更前:特別養護老人ホーム まほろばの里たいわ 大ホール

変更後:宮城県大和町役場 3階講堂


当日、大和町役場の正面玄関は午後6時で閉まります。それ以後は、時間外通用口からお入り頂くようになりますので宜しくお願いします。


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