goo blog サービス終了のお知らせ 

暗闇検校の埼玉県の城館跡

このブログは、主に、私が1980年代に探訪した中近世城館跡について、当時の写真を交えながらお話しするブログです。

忍城(行田市)②

2018-09-10 21:53:31 | 城館跡探訪
行田の水城公園は忍城の外堀跡です。

現在の行田市役所および公共機関の多くが、外堀を埋め立てて造られたもので、

現在の水城公園は外堀南端部分に当たります。

下の解説板は、諏訪神社内のものです。



それから、念のため記しておきますが、諏訪神社入り口にある大木の根の洞には

オオスズメバチの巣があることがあるので注意してください。


さて、水城公園の遠景です。





水城公園の北側にはオシ城の本丸跡である博物館があり、周囲には土塁や水堀、

埋め立てた水堀跡が残っています。



土塁は、公園のグリーンベルトに活用されています。











土塁と元水堀と思われる水田・水路のコントラストが鮮やかです。






この辺りが博物館裏です。
















ところどころにある公園は、水堀や城内の池を埋めたもののようです。



いまだ、水堀の断片が残っています。




忍城(行田市)①

2018-09-10 17:11:04 | 城館跡探訪
真夏、城探索に出かけたいと思っても、山城にのぼるのはかなり気合が必要です。

多くの場合、山中は草木が繁茂し、遺構の観察がやりにくい。

汗まみれになる上に、毒のある動物などの対策も煩わしいものです。

そんなわけで、どうしても平城に行くことが多くなります。

今回は、埼玉の名城、忍城跡の諏訪曲輪から、佐間口のあった水城公園を中心に遺構を探してまいりました。

調査日は2018.07.13です。


まず、国道125号沿いにある諏訪神社周辺の遺構からみたいと思います。

諏訪神社は資料館の復元櫓の向い側にあります。




かつて、忍城と言えば諏訪神社、忍城時の鐘のある諏訪曲輪がその象徴でした。

向かい側に復元櫓ができてから、何となくさびれてしまいました。




諏訪神社境内は境内社も多く、意外に広いです。






鳥居を入ってすぐ、二の丸稲荷があります。元は二の丸にあったものを廃城の際に遷したため、

二の丸稲荷と呼ばれています。



















参道には境内社として、多度社・一目連社があります。








諏訪神社に入ります。









さて、諏訪神社の周囲を囲んでいる石垣が石塁になるわけです。



諏訪神社の境内を出て、諏訪曲輪の後ろに回ります。



背後に回ると水堀があります。



現在は外部から水がひきこまれている様子ですね。