倉敷界隈(かいわい)

「今の倉敷」と「今の私」の記録です。

センチメンタル・ジャーニー 2

2020年11月24日 13時52分39秒 | 写真

ホテルから見た京都タワー

京都人の感覚がよくわからない。これって素敵な色なのか?
私にはでっかい毒キノコを連想させた。

タクシーの運転手が『灯台をイメージして作ったらしいけどロウソクと言われてます。』
さもありなんですな。

翌日は白と一部が赤のライトアップだった。多分こっちが普通なんだろう。
色から見ても、まさに燭台以外の何者でもなかった。

私が「でっかいエノキダケみたいだ。」と言うと、家人が苦笑して頷いた。


センチメンタル・ジャーニー 1

2020年11月23日 13時48分44秒 | 写真

最後の旅に出た。お姉ちゃんの修学旅行が中止になって、可哀想に思っていた。
うまい具合にGoToトラベルもあったし、3万円の旅行券もあまっていた。
今の京都は韓国人や中国人もいないだろうから気分良く旅行できると踏んだ。
実際、タクシーで聞いてみたらこれらの人たちには本当に閉口していたようだ。

さて、家を朝3時半過ぎに車で出て、最初に行ったのは伏見稲荷。
お姉ちゃんがここの千本鳥居がどうしても見たいと言っていたから。
知り合いが「京都手前からもの凄く混んで大変だから」と早朝に出かけたのだが、
実際にはほとんど混まず早すぎるぐらいに到着。
伏見稲荷は入館料も要らないし、いつも開いているから良い選択だった。

それから東福寺、ホテルに荷物と車を預け、食事して鉄道博物館。
ここは乗り物の大好きなチビのため。

昼も夜もだが、人が多すぎて、京料理の店なんて入れなかった。こっちも疲れてたしね。

翌日はお姉ちゃんリクエストの二条城、チビの京都タワー、ホテルでリッチな食事。

最後、清水寺に行きたかったんだけど、その時点で4時近く。無理と諦めかけてたけど、調べたら18時までなので、じゃぁ行こうと車で清水に。ところが全く進まない。大渋滞なんてもんじゃない。仕方なく運転手だけ残してみんなで歩いて清水に。理由がわかった。秋の特別ライトアップで21時までだったから。3密なんてもんじゃない、在りし日の都会の満員電車並み。それでもいくらかは見えたし、写真も撮ってみた。お姉ちゃんは満喫できて満足してくれた。私は2日間悲しい心だけだったが、最後に喜んでもらえたんだからよしとしよう。

参道を降りる頃には雨が降り始めた。

涙雨か

帰りの高速ではかなり降っていた。

2泊3日だったら最終日は雨でつまらなかっただろう。

最後は神様が微笑んでくれたんだろうな。


あなたの誕生日

2020年11月17日 23時12分48秒 | その他

今日はあなたの誕生日でした。欲しいものがあったんだよね。プラレールのモノレール? シンカリオン?? 折角買いに行ったのにどっちもなかった。仕方ないね。通販で見つけようか。イオンのおもちゃコーナーで買うつもりだったけど、あなたは『無かったら、サンタさんが来なかった時のお店に行こう。』と言った。そう、サンタさんが来ない時は、いつも代わりにトイザらスで買ったんだったね。でもそこにもなかった。残念でした。

行ったらすぐこのイルミネーションを見つけ、あなたは行きたがった。キレイと言って、ここの周りを走り回った。私はじっと見ていた。写真も撮った。家人にラインで送ってあげた。

私はあなたを心から愛していた。いや今も、これからもずっと愛している。お姉ちゃんも大好き。あなたとお姉ちゃんを世界で一番愛している。永遠に愛し続ける。どんなに苦しい仕事であっても私は続けるだろう。自分のものは何も手に入れられなくても、あなたたちのためになら我慢できるし、いとわない。そんなあなたたちに会えなくなる日が近づいた。私はこれからどうしたらよいのだろう。生きている価値があるのだろうか。

でも覚えていてくれ。あなたたちは心の底から愛された。愛されている。これからもずっと愛されている。いつか思い出して欲しい。自分の小さかった頃、私がどんなにあなたたちを愛していたか。あなたたちに与えた無償の愛を私は後悔しない。離れることがあっても、あなたたちが私を忘れる日が来ても、私は永遠にあなたたちを愛し続けるだろう。

そうそう、書き忘れるところだった。

誕生日おめでとう。大好きです。


弥勒戦争/山田正紀

2020年11月16日 21時07分51秒 | 写真

この本に初めて触れたのはまだ20代だった。

衝撃だった。

それからは山田の本ばかり読んでいたっけ。

『神狩り、弥勒戦争、神々の埋葬』の神3部作から色々と。
もう忘れてしまった本も多いが、弥勒戦争だけはどうしても忘れられなかった。
先日、若い人に本の紹介を頼まれ、真っ先に浮かんだのがこれだった。
鈴木のリングやらせんの方が一般受けするかなと思いながら
これ以外を紹介する気にならなかった。

大切な本なので必ず取っておいたはずと本棚を探したのだが
どうしても見つからない。
Amazonで買おうとするとすごく高い。
今の文庫本は600円を超すのか??

とりあえず図書館で借りて読んでみた。
ありがたいことに、最初に読んだ本と同じ装丁だった。

内容は、20代に読んだ時とは印象が違う。
しかし最後の一文
そのシーンは未だに映画のように私の心にこびりついている。

やはり今読み終えても同じだった。

※装丁を残したくてカラー写真にしました。


勝てない活動

2020年11月15日 20時51分16秒 | 写真

駅裏の円形歩道橋、国境なき医師団が活動していた。
立派なことだと思う。頭が下がる思いだ。

とは別に

ここにも苦しんでいる人間がいるのに、
それを置いておいて遠くの人を助けるのか、
私は放置なのか・・

そんな気持ちが拭い去れない。

私たちの苦しみと、彼らが助けようとしている人たちの状況は
比較にならないことも知っている。
そんな人たちの前で、私たちを優先してなんて言えない。
彼らのやっていることにはとてつもない大義名分がある。

大都会のNYには世界一助けなければいけない人たちがいる
そんな意味のことをマザー・テレサが言ってたっけ。

しかし今、私を助けるのは私自身以外にはいないのだろう。