旭川の「買い物通り」を夜に歩いた
知っての通り ここは歩行者天国発祥の場所だ
ベンチに・・・
この寒空 サックスを吹く男を見つけた
雪の降る夜も・・・
夏の暑い夜も・・・
彼はサックスを吹き続けているのだろう
当然 オブジェの彼からは
如何なる曲が奏でられているかは知る由もない
それは・・・
彼の傍を通り過ぎる人々
それぞれによって聴こえる曲が異なるからだ
この夜・・・何故かしら 僕にはHYの『Song for』が聴こえた
世界中でこんなにたくさんの人がいるのに
あなたと出逢って恋に堕ちて 同じ気持ちになれたのに
逢えない 逢いたい
今あなたに逢いたい
ただあなたに逢いたい
そんな歌の想い包まれている僕が 彼の前にいた・・・・・・・・