日々徒然

どこにでもいる(と思う)毒男のごく普通(と思う)の日常

勇敢な鳥

2006年03月13日 | 音楽
1羽の名もない鳥は いつも何かを探していた
空を飛ぶ素敵な 羽を持っているのに
鳥は鳥らしく飛ぶ それだけの羽根なのかって
そんな時砂浜で 破れた写真を拾った

そこには見たことない 澄んだ空と凛々しく
羽根を広げた 鳥が描かれていた
この羽根に意味があるなら

思うんだ 生きるって もっと広い
世界を感じるものじゃないかって
白い羽根が 広い空に 溶けてく
1羽の勇敢な鳥は 今飛び立った

太陽は月に飲み込まれ 暗闇で初めての1人の夜
孤独と不安に 身体をばたつかせていた

やがて雨が降り出し 自慢の羽根は重たく
それでもなお もがく様に
必死に飛び続けた

雨が止み 日が射して 来る頃
見たこともない様な世界 期待して
白い羽根は 未来目指し ボロボロに
やつれて 軋んでくのも 気付かずに

倒れた鳥のそばに 集まるやじ馬達
あきれ顔で こう言うんだ
「無茶はおよしなさい」

仮にもう 風にも 乗れなくなって
もう2度と 飛び立つこと 出来なくたって
諦めたその時が 終わりなんだ
ボクには まだこの羽根が あるから

鮮やかに 飛ぶことが 出来なくって
かっこ悪く 1羽の鳥は 飛び立った
目の前が光に 包まれて
いつかの写真の空が 今広がった
1羽の名もない鳥は 勇敢に…


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最近、大ハマり中の妃野アキラの一曲。

先週行ったライブであずままどかさんがカバーしていたのが格好良くて、
さらに妃野さんもその日歌ったので改めていいなーと思いつつ、
(このエントリを入れてる時点で、このライブの日のエントリはまだ未アップです。)
帰宅して改めて歌詞カード読みながら聴いたら、妃野アキラ好きな曲第一位にランクアップしました。

妃野さんの当初の印象はコミカル、シニカルな感じな曲が多い人だと思っていましたが、
ライブを何度か見て、CDも聴かせてもらってるうちに、
最初の印象の曲から、ラブソング、そしてこの「勇敢な鳥」のような曲まで、
引き出しの多い人だと印象が変わりました。

「勇敢な鳥」は「ハダイロ」収録のピアノ弾き語りバージョン、
「ニジイロ」収録のバンドバージョン、ネット配信でエレクトロバージョンの3バージョンがありますが、
バンドバージョンとエレクトロバージョンは無料ダウンロードできるので、
興味のある方は是非聴いてみてください。

ダウンロードサイト:バンドバージョンエレクトロバージョン
(「勇敢な鳥」以外の楽曲も無料で試聴、一部ダウンロードできます)

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