9/21~9/27の四国ツーリング、簡単にざっとまとめます。
1日目・9/21(月)
当初は朝出発して、一日移動して夜にホテルにチェックインすればいいやと思っていたのですが、事前に香川出身のマイミクhassieさんに色々教えていただいたうどん屋たち、あの店もこの店も行ってみたい!一日だけじゃムリ!ということで、この日の午後もうどん屋巡りに充てるため、と、東名の渋滞を避けるために出発を夜中に繰り上げることに。
1時には出発準備できていたものの、荷物があまり多すぎたので荷物減らしとパッキングのやり直しに時間がかかって出発は2:15。
横浜町田から東名に乗って、東名道-伊勢湾岸道-東名阪道-新名神道-名神道-中国道-山陽道-瀬戸中央道(瀬戸大橋)-高松道経由で善通寺まで。ETC休日割引のおかげで通行料本来13900円のところが3050円。ビバ!
高速上での給油は富士川SA、浜名湖SA、御在所SA、西宮名塩SA、龍野西SAでの5回。高燃費とタンク容量のコラボレーションにより航続距離が短いんですよ_| ̄|○
休憩は御在所SAで朝食を兼ねてと、瀬戸大橋中間の与島PAにて。
途中、沼津~静岡あたりで断続的に小雨がぱらつきましたが、カッパを着るほどでもなく、通り雨だったようでその後はいい天気でした。
おかげさまで初めてバイクで渡る
瀬戸大橋は好天で気持ちよかったー。
四国入りして、善通寺にてうどんマラソン開始。この日は「
岸井うどん」「
山下うどん」「
長田in香の香」の3軒をまわりました。全部、小で頼んだのにおなかいっぱい…。
3軒目出て時間は17時。この日はあとは高松のホテルにチェックインするだけだったのですが、善通寺市内を走っていたときに「こんぴらさん **km」という看板をちらほら見かけて、うどん屋行っただけというのも味気ないし折角だからちょっと寄ってみるかーと軽い気分で行くことに。
予備知識と突拍子のない行動は
のちのちの後悔に。いや、あんなに階段登らされるとは思ってませんでした。しかも
オフブーツで。
登ってる途中は参道にあった醸造元で酒を買うことだけに楽しみに自分を奮い立たせていましたが、参道まで降りてきたときには既に閉店…。
ここで完全に心が折れました。高松に着いたら地魚地酒で一杯やるんだ!と思っていたのですがもう何もする気が起きず、高速を使ってサクッと高松入りしたらコンビニで酒を買い込んで翌朝出発までホテルに引きこもりでした。
2日目・9/22(火)
いつ降ってもおかしくないどんより曇った空の中2日目スタート。
朝からうどん綾歌町「
赤坂製麺所」、「
まえば」この2軒は時間が早かったおかげで並ばすに食べることが出来ました。3軒目まんのう町「
やまうちうどん」。
2日間で6軒まわりました。いちばん好みだったのは「山下うどん」、再訪したいと思ったのは「赤坂製麺所」おばちゃんが楽しかった。
その後はやまうちうどんからK197-R32で道の駅空の夢もみの木パークで
アイスクリームを食べ、R32を引き返しK202-K4で池田へ抜け、R32-K32へ入り祖谷渓の小便小僧で記念撮影、道の駅にしいやで休憩。
K45より大歩危へ。大歩危駅周辺で写真を撮りつつ駅前の酒屋で酒ゲット。R32沿いの道の駅大歩危で大歩危を眺めたのち、R32-K45を引き返し西祖谷で給油。
K32を進み、かずら橋を見る。ほんとは橋渡りたかったのですが、列がかなり長くて渡れるまで時間がかかりそうだったので見るだけ。
K32を抜けた後はR439を西へ。このあたりから雨がぱらつき出す。
やめときゃいいのに当初の予定通りに林道をつっきるコースへと突入。そして今回のツーリング最大のピンチが。
京柱峠より西峰線へと。この林道が雨のせいもあったのかとにかくフロントが滑りまくってサクッと2度ほど転けました_| ̄|○
転ぶ前もかなりゆっくり走ってましたが、転んでからはさらにゆっくり進んでいたものの3度目きたよ。今度はガードレールに沿うようにずずずずと滑っていったよ。なんかハンドル辺りからパチパチ火花が飛んでるよ。
ガードレールに寄りかかるように止まったバイクを真ん中に持ってきて火花飛んだあたりを見たら、スイッチボックスからの電線がガードレールの縁で焼き切れちゃってるよ………。
このKLX、キックスターターありません。押しがけできるかなぁ。でも、フェイルセーフで考えればキルスイッチも切れてちゃそれも無理だよなあと、畑は違うけど一応はエンジニアのはしくれなんでそんなことを考えてみて、見るだけ無駄と思いつつ携帯を見たらアンテナはやっぱり圏外で、こんな天気のこんな時間別のバイクは絶対に通りかからないだろうし。車載工具をひっくり返してみても使えそうなものはなく。
バイクを置いて進むか引き返すか。入ってそんなに距離は進んでないものの歩くには十分うんざり出来る距離。よしんばR439に戻っても車は全然走ってなかったし、携帯もきっと圏外だろうし。
状況を見つめれば見つめるほど、事態が好転する要素は何一つ無く、この旅もここでTHE END、ここで野垂れ死にくらいに思っていたところである閃きが。
ホテルで貰ったアレが使えやしないか?
前日に泊まったホテルはネット予約だと特典で小物がひとつ貰える。いつもはハンドタオルを貰うことが多いのだけど、その日は別のものを貰った。携帯用の小さな爪切りを。
タンクバックに放り込んでいたそれで、剥いた。一心不乱に電線を剥いた。同じ色の線どうしを捩って繋いで、おそるおそるセルスイッチを押して………。
かかったーーー!!!
前の日のなんとなくの選択がまさかプチ遭難から九死に一生を得ることになろうとは。
進むか戻るか、転びまくった道を戻るのも嫌だしR439から先は舗装路とはいえかなり遠回り。
さらに速度を落としてもそのまま進むことに。そんなわけでぶつかった椿佐古小桧曽林道はR439へ戻る方向ではなく、R195へ進む方向へと。
この分岐にたどり着く頃には日も暮れ、進む道は狭くなってくるし路面はガレてくるしで本当に合っているのだろうか、行き止まりになって引き返すビクビクしながら進む。
永遠に続くように思われた上り道が下りになったとき、たとえ想定した道と違う道を走っていたとしてもどこかに降りることができると少し希望が見え、ダートが終わって舗装路になったときようやく生きた心地がしました。
約20km弱のダートを通り過ぎるのに要した時間2時間以上。
なんとかかんとか、奥物部ライダーズインまでたどり着いて2日目が終わりました。
つづく