日々徒然

どこにでもいる(と思う)毒男のごく普通(と思う)の日常

せつないなあ

2006年09月09日 | ニュース雑感
徳山高専の殺人事件の件。ソースはここに貼るまでもなく溢れる位にあるので略。
これだけ日数が経っていていまだに容疑者の身柄が確保されていないので、
不謹慎ながらもそういう結果を予測していたが、容疑者は自殺という結末だった。

記事を見る限りでは、最初から自分も死ぬつもりで凶行に及んでいたのかなあ。
しかし、本当のところがどうだったのかは永遠の謎に。

自分も徳山ではないが、高専出身だ。
高専という学校は、高校とも大学とも違う一種独特の空気がある。
って、高校や大学に行ったことないので断定はできないがきっとそうだと思う。
自由な校風なところが多いのでけっこうみんなマイペース。そしてどこかアクの強いひとが多い。

以前、このブログでこんな一文を書いたことがある。

「高専は同じクラスで5年間を過ごすので、クラスメイトの繋がりが強い。
 俺は途中で留年したので別のクラスになってしまうわけなのだが、
 それでも彼らが卒業するまで元のクラスに入り浸っていたので、
 やっぱり5年間を一緒に過ごしてきたのだ。」

ほぼ全ての高専がそうなのだけど、一学科一クラスでクラスメイトが5年間変わらないのもその独特の空気感を生み出す要因だと思う。
自分のいたクラスもみんな勝手気ままなのだけど、いざと言うときの結束は強かった。
落ちこぼれだったので授業はとっても苦痛だったけど、同級生と過ごした日々があって、
高専時代はよき時代、よき思い出となっている。

違った形で子供を失った2つの家族の痛みと悲しみは勿論だけど、
4年半ずっと一緒だった仲間2人をこんな形で失い、高専時代の記憶が楽しい思い出から、
せつない記憶、思い出したくない過去になってしまう彼女の、彼の同級生たちをおもうと、
せつないなあ。と思う。

末筆ながら、おふたりのご冥福をお祈りいたします。

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