日々徒然

どこにでもいる(と思う)毒男のごく普通(と思う)の日常

本家に突入

2007年01月31日 | 食い道楽
仕事が早めに終わったので、白龍に行ってきました。
じゃじゃ麺発祥のお店です。


地元出身のk08ciさんが最初は小とアドバイスしてくれましたが、
漢なら迷わず大で!


よーくかき混ぜて、


チータンタンで締めます。ネギ多め。

昨日行った店より白龍の方が好みに合いました。

DIVE!! 読了

2007年01月31日 | まんがと本
DIVE!!」(森絵都/角川文庫)読了。

飛び込みというマイナー(失礼)スポーツを扱っていますが、丁寧な描写で書かれていて競技に対する知識がまったくなくても楽しめます。
知季、飛沫、要一の3人のまったくちがう個性を持った主人公のみならず、周りを固める人々も魅力的です。
ネタバレあり↓↓
特に、2部で東京に戻ることを決めた飛沫。それが「勝つために」ではなく「負けるために」あること、その決意。
4部、3人に及ばない現実を受け止めそれでも腐らずに今自分にできる全てを出し切ろうとするレイジ。
このふたつのシーンには特に胸打たれました。

ネタバレあり↑↑
主役が3人いればその中から必然と勝者となる者だけでなく敗者になるものもいる。
特にこの小説が素晴らしいと思ったのは、敗者の、負けることの、葛藤の描き方が秀逸であることでした。
篠原美也子というシンガーソングライターのファンをやってる因果か、勝つことよりも負けることの描き方というのに関心がいってしまうもんで。
もう、その点でいえば文句の付けようなしです。
そういった描写以外にも、主人公達のやりとりというか掛け合いがテンポよくておもしろいし、硬軟織り交ぜて一気に読めます。
元々は児童文学として刊行されていた作品ですが、いわれなければわからないくらい大人が読んでも楽しめる秀作です。

少し前にも書きましたがこの本、ミドリさんに勧めていただき読みました。
こんないい本教えてくれたミドリさんに多謝。ありがとう。