*くみさんの映画レビュー*

観た映画の簡単なあらすじと
私が思ったこと

B型の彼氏

2007-05-27 08:33:31 | 数字・英語で始まる映画
運命の出会いを信じる小心者のA型の女の子ハミが、ある日、偶然出くわしたヨンビンに一目ぼれ。だが、彼は女性が恋人にしたくない男性No.1のわがままなB型の男の子だった…(goo映画より)

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ものすごく沢山の人間がいるのに、たった4種類の血液型で色々な事を判断しちゃうなんて...って思うんだけど、ついつい血液型って気にしてしまうし、出会って間もない人とは血液型の話をしてしまうし。日本人だけかと思っていたけど、韓国の人もそうなのかなぁ、と思いました。

B型の男の人と深く接したことがないので良く分からないけど、この映画では、最低男として描かれます。観ていて、ムカつくなーって思うところもあるけど、B型に限らないんじゃないかな、とも思うし。細かい所をあまり気にしないで観るのが良いのかも。

ハミと同居しているチョヨンが最高に面白くて、彼女の登場シーンを待ってしまいました。主人公の2人よりも好きな感じ(笑)

軽く観られるラブコメです。でも、B型の男の人が観たらどう思うかな。実際にB型の彼氏を持っている女性はどう思うかなーって気になりました。ちなみに私はO型!

B型の彼氏 オフィシャルサイト

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2005年韓国/チェ・ソグォン監督/98分
鑑賞日:2007.5.26(土) DVD

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スパイダーマン 3 / SPIDER-MAN 3

2007-05-16 23:07:43 | 「さ」行の映画
スパイダーマンが謎の黒い液状生命体に取り付かれ、赤と青のコスチュームを黒に染められてしまう。ブラック・スパイダーマンとなったピーター・パーカーは、今まで以上のパワーを手にするが、同時に自身の心まで黒く染めていく。憎悪や高慢、怒りといった悪の感情が湧きあがり、自らを制御できないピーター。さらに未来を誓った最愛の女性メリー・ジェーン・ワトソンとの心のすれ違いをも招いてしまう。(パンフより)

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エピソードがいっぱいで、盛り沢山。楽しめました。ピーターとハリーとの関係、ピーターとメリー・ジェーンとの関係は前作から続いて気になるところ。今回は、ピーターのおじを殺害した犯人が脱獄囚として現れ、さらに、ピーターへのライバル心とスパイダーマンへの憎悪を抱くカメラマンが最後にすごい事になって登場。

気持ちの持ち方1つで、人間て変わってしまうんだな~って強く感じました。生きる道も変わってしまうし、人との関係も良くなったり悪くなったり。黒いコスチュームが出てくる度に、そんなことを思わせます。

それから、人を許すっていうこともテーマになっていたような気がしました。

スパイダーマンの動きは相変わらず。ビルからビルへよく飛んでます。前半、スパイダーマンとニューゴブリンとのシーンは動きが早すぎてついていけず...スローにしてじっくり観たい感じ。

映像にビックリさせられる事が多くて、見入ってしまいます。砂の動きが本当に凄くて、迫力を感じました。「ハムナプトラ」みたいだった!!

ピーターを演じるトビー・マグワイアの表情の変化が見事だなーと思いました。全然違う人みたいに見える!役者だなぁ...こればっかりはCGに頼れないし。

続編ができるような事を聞いたような聞かないような。私としては、ずっとずっと観ていきたい作品。あっという間の2時間強でした。

スパイダーマン 3 オフィシャルサイト

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2007年アメリカ/サム・ライミ監督/2時間19分
鑑賞日:2007.5.16(水) 映画館

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ハチミツとクローバー

2007-05-15 10:40:40 | 「は」行の映画
ある日のこと、竹本は恋に落ちた。それは一瞬のことだった。彼の瞳の先にいたのは、一心不乱に筆を走らせるはぐみだった。そして竹本が恋した瞬間を、真山が目撃していた。真山自身はアルバイト先の女性に想いを寄せている。竹本も真山も、そしてはぐみも美大の生徒。そこに真山を思うあゆみ、復学した森田が加わったことで、恋の一方通行はますます複雑になっていく。はぐみに少しでも気持ちを伝えたいと思う竹本。でもはぐみは森田の存在に心が揺れ始める(goo映画より)

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"蒼井優が見たい"っていう理由だけで借りた1本。前にインタビューを受けているところをテレビで見たけど、ずいぶんしっかりしてるな~って感心してしまったっけ。柔らかくて優しい雰囲気がホントに素敵だと思う女優さんなので、出演作はいろいろ観てみたいなーと思います。

原作も知らないし、いつものようにほとんど情報収集していないので、どんな展開になるか楽しみにしながら観ました。美大の学生さんが沢山出てきて、芸術的な事とかはよく分からないけど、恋に悩み、仲間と過ごし...っていうなんとも懐かしい状況が満載の作品でした。今思えば大学時代の仲間って、地元の友達とはまた違った付き合い方ができた感じがするなぁ。懐かしい。。。

お目当ての蒼井優はなんだか甘ったるい話し方が気になってしまったけど、「男たちの大和」に出てた時とは全然感じが違ってビックリしてしまった。「フラガール」も観なくっちゃ!仲間で海へ行ってはしゃぐシーンが印象的。好きだと思う相手に、自分の気持ちを伝えることができたシーンも、なんだかいい感じでした。青春だ~。

堺雅人が出てるとは。ホント、情報収集しなさすぎ(笑)中村獅童も登場シーンは少なかったけど、ちょっと美味しい役だな、って感じでした。若い才能をうまく引き出すことのできる大人が側にいるってすごく大事なことなんだろうな。

映画「ハチミツとクローバー」公式サイト

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2006年日本/高田雅博監督/116分
鑑賞日:2007.5.14(月) DVD

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キンキーブーツ / Kinky Boots

2007-05-13 00:39:57 | 「か」行の映画
父親の突然の死により、倒産寸前の靴工場を相続した優柔不断な青年チャーリー。工場の起死回生に頭を悩ませる彼は、偶然出会ったドラッグクイーンのローラからインスピレーションを得て、ドラッグクイーン用のセクシーなブーツを新商品として開発しようと思いつく。(Yahoo!映画より)

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いろいろな事を考えさせられるなーって思いつつ、しっかり感動してしまいました。良さそうだな、って思ったけどやっぱり良かった♪

"何ができる?"って言って座ってちゃダメ、とか、偏見を捨てて、とか、うーん...と思ってしまう台詞がいっぱい出てきました。勇気を持つことや一歩踏み出すことの大切さを強く感じます。でも実際、分かっちゃいるんだけどなかなかね(笑)

父の死後、四代続く靴工場を継いだチャーリーが見るからに頼りなくて。全然知らない俳優さんだったけど、雰囲気がとても良く出てました。好印象だったのはドラッグクイーンのローラ。いろいろと辛い思いをしてきた分、他人の心の痛みも分かるのかなーと感じるシーンもいくつかありました。それに、すごくいい事を言う!いつも明るくて、あんな雰囲気の人って好きだなーと思います。

チャーリーとローラがトイレにこもって、自分が抱えている心の内を話すシーンが印象的でした。チャーリーが気弱な感じなのは観ていて十分分かるけど、ローラもやっぱりいろいろ思うこともあって...これで2人の距離がグッと縮まります。

笑えるシーンも満載。ホントに可笑しくて、映画を楽しんだ♪って感じが残ります。こういう映画、今までにもいろいろあったと思うけど、ワンパターンだなんて思わないで沢山観たいと思います。

靴が出来上がる工程を少しだけど見ることができたのも良かったです。工場で働いている従業員たちが、衝突しつつも一生懸命いい靴を作ろうとする姿に感動します。

危機的な状況を何回か迎えるけど、ラストはめでたしめでたし。私の好きなパターン♪また観てみよう。ローラの台詞をかみ締めながら!

オフィシャルサイト

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2005年アメリカ・イギリス/ジュリアン・ジャロルド監督/107分
鑑賞日:2007.5.12(土) DVD

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壬生義士伝

2007-05-04 23:28:20 | 「ま」行の映画
幕末の京都、壬生で誕生した新選組。そこへ一人の男が入隊してきた。盛岡の南部藩出身の吉村貫一郎だ。柔和な言動に反して、吉村の剣は何人も人を斬ってきたような剣だった。さらに吉村は何かにつけてお給金を請求するので、影では”守銭奴”という人も。隊長の近藤勇も一目置く斉藤一は、そんな吉村が気に入らない。命知らずの新選組の中にあってなぜ吉村はそんなに命に、そしてお金に執着したのか?水と油の吉村と斉藤だったが、斉藤は徐々に吉村に興味を持つようになる。やがて、時代の変革の波は新選組にも覆いかぶさってきた。(goo映画より)

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何年か前の大河ドラマ「新選組!」のキャストと少々かぶりつつも全然違うので(当たり前だけど)、それも興味を持ちながら観てしまいました。時代劇にももうだいぶ慣れたゾ。

吉村貫一郎みたいな人、すごく魅力的だと思いました。厳しい面も持っているけど、普段は本当に穏やかで柔和な笑顔を見せてくれるし、何よりも家族をあんな風に大切に思っているところが素敵だなーと感じました。お金にばかり執着しているように見えても、それはワケがあってのこと。そう思って観ていると、ラストに向けてグーッと心を掴まれる感じがします。

雪の降っているシーンがみんな悲しいシーンばかりのような気がしました。吉村と家族が別れるシーンも雪だったし。ラストは吉村を死なせずに故郷へ帰してあげる方法はないのか、って降りしきる雪を見ながら思ってしまいます。

故郷をあんなに大事に思うなんて。自分は学生時代を除いて生まれてからずーっと同じ場所で生活しているから、吉村みたいな気持ちってなかなか出てこない気がします。故郷や家族を思う気持ちって本当に強い。死ぬ間際まで家族のことを思って静かに話す吉村の姿が切ないです。

幕末から明治への動乱期を描いた作品なので、数々の争いで命を落としていく者を目の当たりにするシーンも。吉村の息子が、志を強く持って戦場へ向かおうとする姿を見て、毎日のほほんと生きてる自分がなんだか恥ずかしくなってきました。いろいろ大変な事も多いけど、私の"大変"はたいしたことないなぁ...って。

観終わった後も心に残って、いろいろ考えさせられる作品だと思います。原作も読んでみようかな。

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2003年日本/滝田洋二郎監督/134分
鑑賞日:2007.5.4(金) DVD

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卒業 / THE GRADUATE

2007-05-03 08:02:43 | 「さ」行の映画
大学を卒業したベンジャミンは父の友人である人妻と関係を持ってしまう。その後ベンジャミンは彼女の娘と知り合い、真実の愛に目覚めるが…(goo映画より)

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ラストシーンがあまりにも有名なこの作品。今回初めて観ました。ラストシーンは知っていたけど、少し前にこの映画をテレビで放送していた(たぶん)のをちらっと観た時に、人妻に誘惑されているみたいなシーンだったので、これがどうしたらあのラストに繋がるのかな...ってずーっと気になってて。今日観てスッキリしました。

もっとロマンティックな恋のお話かと思っていたけど、ちょっと違ったみたい。まだ若い若いベンが、結構メチャメチャな事をしているなーという印象が強かったです。20歳や21歳の頃って、あんなかなぁ。人によるだろうな。

ロビンソン夫人が悪ーい!ってずーっと思いながら観てました。初めはベンも純真な感じだったのに...ちょっと笑えるシーンも結構あったので、映画って、ちゃんと観てみないと分からないものだなーって再確認しました。

ラストのベンとエレーンの表情が素晴らしいって聞いていたけど、本当でした。結婚式を放り出して逃げてきてしまったものの、さて、これからどうなるのか...っていう雰囲気。心に残ります。

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1967年アメリカ/マイク・ニコルズ監督/104分
鑑賞日:2007.5.2(水) DVD

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きみに読む物語 / THE NOTEBOOK

2007-05-02 11:05:54 | 「か」行の映画
アルツハイマー病にかかってかつての記憶を失い、療養施設でひっそりと暮らす初老の女性。そんな彼女のもとに、デュークと名乗る年配の男性が定期的に通ってきては、ある1つの物語を彼女に読み聞かせる。それは、古き良き時代のロマンチックな恋物語。1940年、家族と共にひと夏を過ごすため、アメリカ南部の小さな町を訪れた、17歳の良家の子女アリーは、材木工場で働く好青年ノアと出会い、たちまち運命の恋に燃え上がる。けれども彼女の両親は2人の仲を認めず、彼らの運命は引き裂かれるハメとなり…(wowowより)

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結構前に原作を読んだので、話の筋はだいたい分かっていたけど、ラストまで引き込まれてしまいました。一気に観た!って感じ。いい雰囲気の映画でした。

ノアみたいな男性はすごくいいな~って思います。見るからに優しそうだし、一途な気持ちがなんだか潔く感じられたし。若い2人がとても幸せそうに一緒の時間を過ごすシーンがとても印象的。夜中の交差点で下手な歌を歌いながらダンスするなんて!(照)

家柄が違うから、って理由で離れ離れになってしまった2人だけど、運命の糸は切れることなく...後半、再会した2人のシーンも強く心に残ります。

何事も、白か黒かはっきり答えを出すなんて、なかなか難しい事だし、大切な決断ならなおさら悩んでしまうと思うので、アリーが混乱する気持ちもなんだか分かるなーと思ってしまいます。どちらかすぐにはっきり決められたら苦労することないってば。

アルツハイマーをテーマにした映画、結構観たけど、これはまた切ない物語でした。昔の事を思い出したと喜んだのも束の間、またすぐに忘れてしまって混乱してしまったり。自分の愛した人が自分の目の前でそんな風になったら...と思うと、やっぱりグッときます。

ノアとアリーみたいに、相手の事を想うことができて、また自分も想われたなら。あんな関係を作れる人が私の側にもいたらいいのになー。

映画の中で見られる風景もとてもキレイ。オープニングの映像も印象的だったし、ノアとアリーが再会して、朝ボートをこぎだして向かった場所もちょっとビックリするくらいの光景が広がっていたし。

思っていた以上にいい作品だったな、と思います。また観ようかな。

「きみに読む物語」オフィシャルサイト

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2004年アメリカ/ニック・カサヴェテス監督/123分
鑑賞日:2007.5.1(火) DVD

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