*くみさんの映画レビュー*

観た映画の簡単なあらすじと
私が思ったこと

私をスキーに連れてって

2014-01-18 22:06:08 | 「わ」行の映画
こんな季節だからか、ダンナと「観よう!」と盛り上がって借りてきた1本
古い映画なので、観ていて恥ずかしくなっちゃうかも、
と思ったけどそんなこともなく、色んな意味で楽しめました

最初にこの映画を観たのは何年前のことかなぁ...

もっとユーミンの曲が使われていたかと思っていたけど、4曲だけだったのか~
とか、
こんな服装、こんなメイク、こんなヘアスタイル、そうだったよね~
とか、
原田知世、超可愛いな~
とか、
何だか余裕を持って観られた感じで、思ったより面白かったかも(´∀`)

スキーだけしているわけじゃなく、エピソードも色々
こんな映画だったかなぁ、割と憶えていないなぁ、なんて思いながら観ていると、
ダンナが結構細かいシーンとか憶えていてビックリ
映画を観終わったら、スキーに行きたくなっちゃった、なんて言ってるし

出ている俳優さんたちが若くて、一瞬誰だか分からなかったり(笑)
古い邦画って意外に楽しめるのかもしれないな

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1987年日本/馬場康夫監督/98分
鑑賞日:2014年1月17日(土)DVD

私が女になった日 / THE DAY I BECAME A WOMAN(英題)

2009-05-17 13:35:49 | 「わ」行の映画
《第一話 ハッワ》イランでは9才になると女の子は大人として扱われ、男の子たちとも遊べなくなる。今日はハッワの9才の誕生日。彼女の生まれた正午までの1時間、ハッワは男友達ハッサンと遊びたいと祖母と母親にお願いするが。

《第二話 アフー》女性による自転車レース。チャドルをまとい、ものすごいスピードで女たちが自転車を漕ぐ中、参加者の1人アフーの後を、馬に乗った男たちが追いかける。離婚を望むアフーに男たちは家に帰るよう説得するが。

《第三話 フーラ》老女フーラはバザーで次々と買い物をする。海辺で買ったものをすべて広げ、大切な思い出を思い返そうとするが、年老いた彼女にはなかなか難しい。(goo映画より.画像はAmazonより)

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ハッワ、アフー、フーラという、世代の違う女性を主人公にした3つのお話。ラストのラストで、それが繋がるシーンがあるけど、ほぼ独立したお話を見られます。イスラーム圏の女性を描くという共通のテーマがそこにありました。

第一話のハッワ。9歳になろうとするハッワが、生まれた時間を迎えるまでの1時間を男の子と遊ぼうとするお話。ハッワとハッサンの表情が何だか切なくて、こんな考え方もあるんだなぁ...と感じます。日本の9歳の子どもたちは、女の子も男の子もみーんな一緒に、難しい事なんて考えずに遊びまわっているのに。

第二話のアフー。自転車を"悪魔の乗り物だ"と言って、自転車から降りるようにアフーに説得するシーンに驚きました。宗教的な考え方、まだまだ私の知らない細かいことがいっぱいだ。。アフーの必死な表情に意思の強さを感じました。

第三話のフーラ。フーラおばあちゃんが、お金を沢山使って欲しい物を片っ端から買うお話。指に買い物したい物の数だけ布を巻きつけてあるのが素敵だなぁ、と、妙なところが印象に残りました。フーラおばあちゃん、きっと思い出が沢山あるんだろうけど、物忘れが最近ひどくて...というセリフも印象的。

世代の違う3人の女性を見ながら、女性の立場というものを強く思わされました。お国柄とか宗教的な考え方から、というのはあると思うけど、あまり自由じゃないのかなぁ、と感じます。

友達と遊びたくても遊べないとか、したいことも思う存分できないとか、若い頃に欲しい物もなかなか手に入らなかったとか。自分ではどうにもならない理由にしばられてしまっているのかなぁ、と思うと、いろいろ考えさせられます。それを当たり前のことと思って受け入れて生きるか、敢えてそれを打ち破ろうとするか、でもそれで生きていけるのか...

どの話にも共通して綺麗な海が出てきます。音楽も独特。珍しいことがいっぱいで、あっという間に最後まで観られました。イラン映画はたま~に観るけど、何だか惹かれてしまいます。

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2000年イラン/マルズィエ・メシュキニ監督/78分
鑑賞日:2009.5.17(日) DVD

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私のちいさなピアニスト / FOR HOROWITZ

2008-08-31 01:18:32 | 「わ」行の映画
ソウル郊外のアパートで、小さなピアノ教室を始めたジス。天才ピアニスト・ホロヴィッツをこよなく愛するジスは、ピアニストとして大成できなかった挫折感を噛みしめていた。そんな時、ジスにイタズラばかりしてくる近所の悪ガキ・キョンミンが絶対音感の持ち主だと知り、ジスは個人レッスンを開始する。驚異的なスピードでぐんぐん上達していくキョンミン。いつしか彼を世界的なピアニストに育てることが、ジスの夢になっていく。(goo映画より.画像はAmazonより)

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ジスとキョンミンの心がだんだん通じ合って、お互いにかけがえのない存在になっていくのを強く感じます。年の差や性別に関わらず、2人のような関係を築けるような人がいたら、すごく幸せだと思いました。

雪が降るシーンが何回かあるけど、作品の温かさから、あまり寒さを感じなかったような気がします。素朴な雰囲気の中で、素敵なピアノの音が聴こえてくるのがイイなぁと思います。

いたずらばかりしていたキョンミンも、猛烈に口の悪いキョンミンのおばあちゃんも、根っからの悪人ではないんだよな~。ちょっと尖がった雰囲気のジスだって、少しずつだんだん変わったようだし。登場人物の気持ちをいろいろと考えながら観てしまいました。ピザ屋のお兄さんの高らかな笑い声が印象的です(笑)

遊園地のシーンが心に残りました。キョンミンの才能にビックリ。これは観てのお楽しみ♪

ラストはきっとこんな感じだろうなぁって先読みしてしまったけど、ちょっとジーンとしてしまいました。やっぱり音楽っていいな。


オフィシャルサイト

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2006年韓国/クォン・ヒョンジン監督/108分
鑑賞日:2008.8.30(土) DVD

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忘れじの面影 / Letter From An Unknown Woman

2006-10-22 00:42:12 | 「わ」行の映画
1900年頃のウィーン。決闘を明日に控えたステファンは一通の手紙を受け取る。手紙の主はピアニストとして嘱望されていた彼を一途に愛したリザだったが、ステファンは彼女の事を思い出せず…

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作品の中でリストの「ためいき」(たぶん…)がよく使われているなーと思いました。使われるシーンによって、同じメロディーなのに、リザのステファンに対するときめく気持ちを感じたり、なんだか切ない雰囲気になったりして不思議だと感じました。

プレイボーイのステファンを愛してしまったリザ。時間を隔てて出会ったり別れたりを繰り返す二人にとって決定的に違うのは、お互いを思う気持ち。リザはステファンに対していつでも変わらぬ強い愛情を持ってるけど、ステファンはリザの事なんてすぐに忘れちゃって、その他大勢の女性の1人としか思っていない。

ステファンはずいぶんヒドイ男だと思ったけど、リザもそんな男とっとと忘れて幸せになればいいのに!って思ってしまった…ステファンの子どもを彼に黙って産んで育てて、優しい別の男性と再婚までして幸せそうだったのに、ステファンと再会したからって彼のもとへ行こうとするなんて。

この映画、観る人の恋愛感とか年齢とかで違った感想が出てくるんじゃないかな、と思いました。いろいろ感想を聞いてみたいけど…身近に観た人いるかなぁ。。

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1948年アメリカ/マックス・オフュルス監督/87分
鑑賞日:2006.10.21(土) Yahoo!動画