ScenicRoute

遠廻りルートに決定(^^)b

ツーリングセローのフルパニア化 【廃案】

2015年02月22日 | ツーリングセロー
キャンプツーリングをする人が一度は憧れるであろうフルパニア。
大量の荷物をサッと積み込むR1200GSとか見ると惚れ惚れします


しかし詳しく調べてみると高くて手が出ない一品でもあります

と言う訳で、かれこれ2年ほど自作の方法を考えてきましたが、先日ようやくイメージがまとまったので試作一号を作ってみました。

いきなり完成図ですがこんな感じ
リアボックスは普段使っているものを活かして、サイドボックスを新たに追加してみました。


横からの図
個人的に、このボックスの色やプラスチック感はセローに良く合っていると思います。


試作一号にしてはなかなか上出来ではないでしょうか


取り付けのベースはサイドバッグサポート
ボルトやワッシャ等を組み合わせた固定方法で脱着はスピーディーに
この面の内側は合板で補強してあります。


またサイドバッグサポートは内側への力に弱いので、補強を入れてあります。
もうこのまま利用できるのではないでしょうか



この横幅を除いては(@_@)


横幅は驚異の105cm
ちなみにGS1200Rの横幅は100cm弱だそうな


さすがにこれで公道を走る気にはなりません
そんな訳で残念ながら廃案となりました。
頑張って加工した箱は普通の工具入れとして使っています(笑)

冬の北海道ツーリング まとめ

2015年02月21日 | ツーリング
もう冬も終わりに近づいてきましたが…
初めての冬期北海道ツーリングを通して、もう一度行くとしたらどのような装備でどのような計画をするかを考えてみました。


<防寒対策>
まず服装についてです。
極寒の地を走るために多く重ね着をしたいのですが、だんだん丸くなっていくので限界があります(笑)
なので役割分担のはっきりした効果的な重ね着を考えなければなりません。


私の場合
・身体に密着したインナー
・店などで落ち着ける普段着
・防風性に優れたアウター

の三種類に分けて重ね着をしました。

上半身の場合は内側から順に
・肌着
・インナー×3(インナー)
・ハイネック(普段着)
・ダウン×2(普段着)
・ライディングジャケット(アウター)
・レインウエア(アウター)

の計8枚重ね

下半身の場合は
・肌着
・インナー×3(インナー)
・チノパン(普段着)
・オーバーパンツ(アウター)
・レインウエア(アウター)

の計6枚重ね

ただし、これは最大に着込んだ状態であり、天気予報によってインナーを減らす等の調整をしました。
当然ですが、これだけ重ね着をすると動きにくいです
あまり窮屈になると血液の巡りが悪くなって逆効果になるかもしれません。


また、なるべく快適に走れるように熱源も利用しました。
使ったのはカイロとグリップヒーター

カイロには酸欠状態でも発熱する「中敷き」タイプがあったので足の冷え防止に使ってみました。
しかし、防水ブーツの中では酸欠すぎてほとんど発熱しませんでした


グリップヒーターは前から付いていますが、そこにハンドルカバーを合わせてパワーアップ
この組み合わせは最強と言われる理由が分かりました。
体中で手が一番温かかったです
しかもヒーターは5段階中の4までしか使いませんでした(笑)

カイロを使う場合は貼る場所に注意しなければなりません。
今回のツーリングで体調が悪くなった際に、一つ気がついたことがあります。
私は今までツーリングの最中に何度か風邪を引いたことがあるのですが、その時の共通点は
心臓の近くにカイロを貼っていたこと
でした。周りの人にこの発見を伝えたら「当たり前じゃん」と笑われましたが
心臓の近くにカイロを貼ればボイラーみたいになって全身が温まるんじゃないかと思って貼っていたのですが、これは心臓にとても大きな負荷をかけるようです。
体調不良の原因になりますので使用上の注意をよく読んで使いましょう



<寝床>
今回のツーリングでは、テントやシュラフのスペック不足と荷物軽量化のためすべて宿・ホテルに泊まりました。

大変な道のりなので、ホテルでゆったりお風呂に入り、ベッドに寝そべってテレビを見たりできるのは天国のようです
しかし、元旦に宗谷岬を目指すツーリングでは
年末年始で宿が正月休み
であることが多いのです。
そのせいで走行ルートが大きく制限されてしまいます。
宿代は安い素泊まりを探しても一泊平均約4,5千円ですので、風に強いテントと冬用の優秀なシュラフを買って宿に捕らわれず自由に走るのも良いと思います。



<雪道走行>
冬の北海道ツーリングではやはりスパイクタイヤが主流なようです。
スノーチェーンという手もありますが、氷には噛まないのでアイスバーンはまともに走れません。

市販の原付向けスパイクタイヤではチップピンで突き出し量が1mm程度のもの多いようでした。
オフ車だとチップピンやマカロニピンで突き出し量が2~3mmのフルピンをよく見かけました。
写真はあるオフ車が装着していたもので、フルピンですがオフ車にしては突き出し量が控えめです。


一方、私の作ったスパイクタイヤは、どの程度スパイクを打てばいいのか見当も付かなかったため前後ともチップピンで接地ブロックの半分にしか打っておらず、突き出し量はフロント1~2mmリア0~1mmとオフ車にしてはとても低スペックでした


しかし、低スペックでもスパイクはスパイク。
滑らかな直線アイスバーンなら40km/h程度までは安定して走れました。
でも圧雪路を余裕で走っていくオフ車を見ると羨ましく思いました
もし次があればもっと凶悪なスパイクで圧雪路を楽しみたいなあ

そういえば1本もピンが抜けなかったのは上出来だったかな


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これは完全に宣伝になりますが…
今回北海道ツーリングで使用したスパイクタイヤをヤフオクに出品いたしました。
ベースのタイヤはIRCのツーリストで、スパイクは8×10mmのチップピンです。
2014年11月に新品のタイヤを購入しスパイク化。北海道ツーリングのみで舗装路、雪道をそれぞれ約500kmずつで合計約1000km程走りました。
タイヤは新しく走行距離は短いですが、寒冷地を低空気圧で走ったためかタイヤに大きなひび割れがたくさんあります。
走行に支障があるかどうかはわかりませんが、写真でご判断ください。
オークションのページはこちらになります。
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<費用>
今回のツーリングの総費用は北海道に10日間滞在して約13万円
内訳は
食費:約2万円
宿代:約4万円
フェリー代:4万円
道具代(タイヤ等):3万円
ガソリン代:約5千円

です。距離走ってないのでガソリン代少ないですね(^^;)
今回はオール宿泊だったのと長期間だったことで高くなってしまいました
でもそれに見合う経験ができたので満足です\(^_^)/


元旦宗谷ツーリング2015 完

元旦宗谷岬ツーリング2015 その4

2015年02月01日 | ツーリング
フェリーの搭乗日まで日程に余裕があるので寄り道しながら苫小牧へ向かいます。
元旦宗谷岬ツーリング2015 その3はこちら

<北海道8日目 旭川>

今日はバイクから離れて旭山動物園へ向かいます
動物園へ向かうバスは旭川駅から出ています。


1月2日は2015年初開園でバスも満員の人気ぶり
満員のバスに30分くらい揺られて乗り物に弱い私はフラフラになりました


旭山動物園に入ると気温は-11.4度
でも防寒対策では負けませんよ


やっぱりメインは雪景色の似合う動物
ペンギンがヨチヨチ歩く姿は愛嬌たっぷりで心が奪われます


こちらは北海道に生息しているという猛禽類
恐ろしいな…


オオカミは大きい。セローより力がありそう。
こんなのがいる地域はバイクで走れませんね


ホッキョクグマにとってはちょうどいい気温なのでしょうか。


下から指で突っつきたくなるユキヒョウ


一通り見終わって時刻は午後2時頃
今日の旭山動物園の最高気温は-10度くらいですかね


売店で見つけた牛乳ソフト
どこかで食べたいと思っていたのでラッキー
これは溶けない魔法のソフトクリーム


動物園を満喫して旭川駅に戻ったら夕食サーチ
でも1月2日じゃほとんど店は開いてません

なんとか見つけたジンギスカン!
臭みが少なくて美味しかったです




<北海道9日目 旭川~札幌>

今日は札幌を目指して出発
旭川市街の道はだいたい真っ白


国道12号で札幌へ向かいます。
旭川から札幌までは約130kmあるので、あまりチンタラ走っていると日が暮れます。


途中、岩見沢の手前から謎の渋滞


どうやら吹雪で道央道の岩見沢~江別が通行止だったことが原因のようです
岩見沢を過ぎると国道12号も雪が強くなってきました。


視界が悪い上に轍が酷くて思うように進めません
でも止まりたくても止まれない。戻りたくても戻れない。


氷の轍で前輪が滑る滑る あと前が全然見えない
ヘルメットの中で「転けたら死ぬぞ!」と叫びながら二足二輪でひらすら前進


何とか吹雪を抜けて生還!
緊張しすぎて全身ガチガチになりました


札幌市内に入るとほぼ雪はなくホテルまで難なくたどり着きました。
今夜は札幌ラーメンを求めて街へ繰り出します


たまたま見つけたラーメン屋さんでバター味噌ラーメンを頂きました。
今日の苦労が吹き飛ぶおいしさで身体の緊張がほぐれました




<北海道10日目 札幌~苫小牧>

今日はフェリーの搭乗日なので苫小牧へ向かいます。

札幌市内はしっかり除雪されていてバイクでも普通に走れます。


苫小牧へ向かう国道36号は雪が降った形跡がほとんどなくずっと乾燥路面


あっという間に苫小牧のウトナイ湖に到着。


岸辺は凍っています


市内で腹ごしらえとフェリー用食料の買い出しをして埠頭に到着。
今年一本目の太平洋フェリーだけあってバイクは10台近くいました


帰りのフェリーでは他のライダーさんといろいろ話すことができたので退屈しませんでした




<名古屋港到着後>

フェリーが到着すると名古屋はあいにくの雨でした
見慣れた景色に気が緩まないように注意しながら走って…

無事に帰ることができました\(^_^)/



もう諦めて帰ろうと思うことや身の危険を感じる瞬間がありましたが、何とか最初から最後まで走りきることができました。
初めに目標としていた宗谷岬での年越しが果たせなかったのはちょっと残念
でも人生初の冬の北海道はいい思い出になりました

旅の報告としては以上ですが、冬の北海道ツーリングでの気づきや改善すべき点について別の記事としてまとめようと思います。