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遠廻りルートに決定(^^)b

冬の北海道ツーリング まとめ

2015年02月21日 | ツーリング
もう冬も終わりに近づいてきましたが…
初めての冬期北海道ツーリングを通して、もう一度行くとしたらどのような装備でどのような計画をするかを考えてみました。


<防寒対策>
まず服装についてです。
極寒の地を走るために多く重ね着をしたいのですが、だんだん丸くなっていくので限界があります(笑)
なので役割分担のはっきりした効果的な重ね着を考えなければなりません。


私の場合
・身体に密着したインナー
・店などで落ち着ける普段着
・防風性に優れたアウター

の三種類に分けて重ね着をしました。

上半身の場合は内側から順に
・肌着
・インナー×3(インナー)
・ハイネック(普段着)
・ダウン×2(普段着)
・ライディングジャケット(アウター)
・レインウエア(アウター)

の計8枚重ね

下半身の場合は
・肌着
・インナー×3(インナー)
・チノパン(普段着)
・オーバーパンツ(アウター)
・レインウエア(アウター)

の計6枚重ね

ただし、これは最大に着込んだ状態であり、天気予報によってインナーを減らす等の調整をしました。
当然ですが、これだけ重ね着をすると動きにくいです
あまり窮屈になると血液の巡りが悪くなって逆効果になるかもしれません。


また、なるべく快適に走れるように熱源も利用しました。
使ったのはカイロとグリップヒーター

カイロには酸欠状態でも発熱する「中敷き」タイプがあったので足の冷え防止に使ってみました。
しかし、防水ブーツの中では酸欠すぎてほとんど発熱しませんでした


グリップヒーターは前から付いていますが、そこにハンドルカバーを合わせてパワーアップ
この組み合わせは最強と言われる理由が分かりました。
体中で手が一番温かかったです
しかもヒーターは5段階中の4までしか使いませんでした(笑)

カイロを使う場合は貼る場所に注意しなければなりません。
今回のツーリングで体調が悪くなった際に、一つ気がついたことがあります。
私は今までツーリングの最中に何度か風邪を引いたことがあるのですが、その時の共通点は
心臓の近くにカイロを貼っていたこと
でした。周りの人にこの発見を伝えたら「当たり前じゃん」と笑われましたが
心臓の近くにカイロを貼ればボイラーみたいになって全身が温まるんじゃないかと思って貼っていたのですが、これは心臓にとても大きな負荷をかけるようです。
体調不良の原因になりますので使用上の注意をよく読んで使いましょう



<寝床>
今回のツーリングでは、テントやシュラフのスペック不足と荷物軽量化のためすべて宿・ホテルに泊まりました。

大変な道のりなので、ホテルでゆったりお風呂に入り、ベッドに寝そべってテレビを見たりできるのは天国のようです
しかし、元旦に宗谷岬を目指すツーリングでは
年末年始で宿が正月休み
であることが多いのです。
そのせいで走行ルートが大きく制限されてしまいます。
宿代は安い素泊まりを探しても一泊平均約4,5千円ですので、風に強いテントと冬用の優秀なシュラフを買って宿に捕らわれず自由に走るのも良いと思います。



<雪道走行>
冬の北海道ツーリングではやはりスパイクタイヤが主流なようです。
スノーチェーンという手もありますが、氷には噛まないのでアイスバーンはまともに走れません。

市販の原付向けスパイクタイヤではチップピンで突き出し量が1mm程度のもの多いようでした。
オフ車だとチップピンやマカロニピンで突き出し量が2~3mmのフルピンをよく見かけました。
写真はあるオフ車が装着していたもので、フルピンですがオフ車にしては突き出し量が控えめです。


一方、私の作ったスパイクタイヤは、どの程度スパイクを打てばいいのか見当も付かなかったため前後ともチップピンで接地ブロックの半分にしか打っておらず、突き出し量はフロント1~2mmリア0~1mmとオフ車にしてはとても低スペックでした


しかし、低スペックでもスパイクはスパイク。
滑らかな直線アイスバーンなら40km/h程度までは安定して走れました。
でも圧雪路を余裕で走っていくオフ車を見ると羨ましく思いました
もし次があればもっと凶悪なスパイクで圧雪路を楽しみたいなあ

そういえば1本もピンが抜けなかったのは上出来だったかな


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これは完全に宣伝になりますが…
今回北海道ツーリングで使用したスパイクタイヤをヤフオクに出品いたしました。
ベースのタイヤはIRCのツーリストで、スパイクは8×10mmのチップピンです。
2014年11月に新品のタイヤを購入しスパイク化。北海道ツーリングのみで舗装路、雪道をそれぞれ約500kmずつで合計約1000km程走りました。
タイヤは新しく走行距離は短いですが、寒冷地を低空気圧で走ったためかタイヤに大きなひび割れがたくさんあります。
走行に支障があるかどうかはわかりませんが、写真でご判断ください。
オークションのページはこちらになります。
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<費用>
今回のツーリングの総費用は北海道に10日間滞在して約13万円
内訳は
食費:約2万円
宿代:約4万円
フェリー代:4万円
道具代(タイヤ等):3万円
ガソリン代:約5千円

です。距離走ってないのでガソリン代少ないですね(^^;)
今回はオール宿泊だったのと長期間だったことで高くなってしまいました
でもそれに見合う経験ができたので満足です\(^_^)/


元旦宗谷ツーリング2015 完