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神奈川湘南二宮町にのみやせいたい二宮整体院のブログ!

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二宮整体院の概要

症状があるのに、異常なしといわれたことがありませんか。
必ず原因があります。あなたの整体(心技体)お任せください。
二宮整体院
〒259-0124神奈川県中郡二宮町中里907-6
電話0463-73-4588
このたびの東日本大震災により被害を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。 皆様の安全と1日も早い復興をお祈り申し上げます。

1)全身性エリテマトーデス--[1]中等症~重症--[2]軽症

2011年07月24日 05時17分45秒 | 膠原病

膠原病(エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症)
 
標準治療例
 
1)全身性エリテマトーデス
 
[1]中等症~重症
 
副腎皮質ステロイド薬内服
 ・プレドニン(初期量)  1日量体重1kgあたり1mg
 ・プレドニン(維持量)  1日量体重1kgあたり0.2~0.3mg
 
 重症例で内服の効果が不十分の場合は――
 ・ステロイドパルス療法
 ・メチルプレドニゾロン  1,000mg点滴静脈内注射(静注)3日間を1クール
 
[2]軽症
 
副腎皮質ステロイド薬内服
 ・プレドニン(初期量)  1日量体重1kgあたり0.5mg
 ・プレドニン(維持量)  1日量体重1kgあたり0.1~0.2mg


全身性エリテマトーデスは副腎皮質ステロイド薬内服治療により多くの方が普通の生活を

2011年07月21日 05時35分05秒 | 膠原病

膠原病(エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症)
 
標準治療/予後
 
1)エリテマトーデス
 
全身性エリテマトーデスでは副腎皮質ステロイド薬内服、皮膚限局性エリテマトーデスでは副腎皮質ステロイド薬外用が治療の中心になります。
 
以前は、全身性エリテマトーデスは死に至ることが多い病気でしたが、現在では、副腎皮質ステロイド薬内服治療により多くの方が普通の生活を送っています。
 
ただし、副腎皮質ステロイド薬内服は様々な副作用のリスクがあるので、定期的なチェックが必要です。
 
生命的な予後を左右する最も大きな因子は、腎障害と中枢神経症状の程度です。


全身性強皮症の診断も皮膚症状から行います

2011年07月20日 07時05分10秒 | 膠原病

膠原病(エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症)
 
診断
 
3)強皮症
 
全身性強皮症の診断も皮膚症状から行います。
 
前腕伸側から皮膚を採取して、真皮の膠原線維の変化をみる組織検査(皮膚生検)は確定診断に重要です。
 
肺線維症の有無をみるための胸部X線撮影、呼吸機能、さらに食道の異常をみるための食道造影、内視鏡は必ず行います。
 
できれば、肺にいく血管が硬くなって心不全になることがある肺高血圧の有無も超音波検査でチェックすることが必要です。
 
全身性強皮症には、硬化が肘から先にとどまるタイプと肘を超えて硬くなるタイプがあり、後者では肺線維症も多くみられます。
 
それぞれ、抗セントロメア抗体、抗トポイソメラーゼI抗体という特異的な抗核抗体の陽性率が高いという特徴があります。


皮膚筋炎の診断も皮膚症状から行うことができます

2011年07月19日 05時55分15秒 | 膠原病

膠原病(エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症)
 
診断
 
2)皮膚筋炎
 
皮膚筋炎の診断も皮膚症状から行うことができます。
 
皮膚生検を行えばさらに確実です。
 
さらに、筋炎の有無も診断には重要です。
 
筋力検査以外に、炎症で壊れた筋肉の酵素が血液中に出てくる値の測定(CPK高値)、筋肉に針を刺して機能の異常をみる筋電図検査、さらに筋肉を一部採取して行う組織検査(筋生検)などが検査として必要です。
 
間質性肺炎の有無をみるために、定期的な胸部X線撮影、呼吸機能検査、血中酸素濃度測定を行います。
 
また、成人例では、内臓悪性腫瘍の合併がないかどうかを必ずチェックします。


エリテマトーデスは皮疹さえあればその症状から診断はつきます

2011年07月18日 05時30分41秒 | 膠原病

膠原病(エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症)
 
診断
 
1)エリテマトーデス
 
エリテマトーデスは皮疹さえあればその症状から診断はつきます。
 
皮膚生検を行えばさらに確実です。
 
しかし、エリテマトーデスの中で全身性エリテマトーデスか皮膚限局性エリテマトーデスかという診断のためには、他の症状をあわせて診断します。
 
全身性エリテマトーデスでは、以下のような異常がみられます。
 
血液を調べると、抗核抗体という自分の体に対する抗体はほぼ100%陽性です。
 
しかし、抗核抗体の中には多くの種類があり、抗核抗体全体としてみれば、他の膠原病でも高頻度に陽性になります。
 
抗核抗体の中で、全身性エリテマトーデスで特異的に陽性になりやすいのは、抗二本鎖DNA抗体と抗Sm(エスエム)抗体です。
 
白血球などの血球数の減少、タンパク尿(腎炎)、様々な中枢神経症状、胸膜炎などの有無も診断の際に考慮します。


全身性強皮症は、顔面、手にはじまり、皮膚が徐々に硬くなる病気

2011年07月17日 06時08分14秒 | 膠原病

膠原病(エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症)
 
症状
 
膠原病の中でもどの病気かによって症状は大きく異なります。
 
さらにいえば、同じ病気の中でも個人によって大きな差があります。
 
3)強皮症
 
全身性強皮症は、顔面、手にはじまり、皮膚が徐々に硬くなる病気です。
 
真皮の膠原線維が増えて皮膚がつまみにくくなります。
 
初発症状として多いのは、手指が冷たい水に触れたりすると血管が急激に収縮して白くなるレイノー現象です。
 
血行が悪いため、手指の先端には潰瘍(かいよう)ができやすく治りにくくなります。
 
肺が硬くなって息切れを生じやすくなったり(肺線維症)、食道が硬くなって飲み込みが悪くなって胸焼けを生じることもあります(逆流性食道炎)。
 
部分的に皮膚が硬くなる限局性強皮症という病気もありますが、この場合は内臓に異常はみられません。


皮膚筋炎は、皮膚と筋肉が主たる炎症の場となる病気

2011年07月16日 07時58分56秒 | 膠原病

膠原病(エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症)
 
症状
 
膠原病の中でもどの病気かによって症状は大きく異なります。
 
さらにいえば、同じ病気の中でも個人によって大きな差があります。
 
2)皮膚筋炎
 
皮膚筋炎は、皮膚と筋肉が主たる炎症の場となる病気です。
 
小児型と成人型があります。皮膚症状は特徴的で、まぶたの赤紫色の腫れ(ヘリオトロープ疹)、手指関節の背側の赤い皮疹(ゴトロン徴候)が代表的です。
 
筋肉の症状は様々で、筋力の低下が著しくほとんど動けなくなる状態から、症状が目立たない場合まであります。
 
成人型では肺症状(間質性肺炎)の合併と悪性腫瘍(しゅよう)の合併が問題になります。


顔面に蝶の形をしたような赤い皮疹(蝶形紅斑〈ちょうけいこうはん〉)がみられることが多い

2011年07月15日 05時56分25秒 | 膠原病

膠原病(エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症)
 
症状
 
膠原病の中でもどの病気かによって症状は大きく異なります。
 
さらにいえば、同じ病気の中でも個人によって大きな差があります。
 
1)エリテマトーデス
 
全身性エリテマトーデスは、若い女性に多く(女性:男性の比は9:1)、発症には女性ホルモンも関与していると考えられています。
 
顔面に蝶の形をしたような赤い皮疹(蝶形紅斑〈ちょうけいこうはん〉)がみられることが多いのが大きな特徴です。
 
全身的には、自覚症状として、発熱、関節痛などの症状が多くみられ、臓器の症状としては、皮膚以外には、腎臓、中枢神経を中心に肺、心臓などの異常がしばしばみられます。
 
エリテマトーデスの中には全身性エリテマトーデス以外に、皮膚に限局するエリテマトーデス、そしてその中間型もあります。
 
エリテマトーデス全体としてみると、蝶形紅斑以外に、顔面、手足などを中心に様々な特異的な皮疹がみられます。
 
例えば、エリテマトーデスの他の特異的な皮疹として、顔面を中心に丸くて萎縮のある赤い皮疹(円板状エリテマトーデス)や、やはり顔面を中心に硬いしこりとあとに陥凹(かんおう)を残す深在(しんざい)性エリテマトーデスがありますが、
 
これらの皮疹は皮膚限局性エリテマトーデスの場合から全身性エリテマトーデスの場合までいずれでもみられます。


結合組織という部分に変化が起こるいくつかの病気をまとめて膠原病

2011年07月14日 05時38分06秒 | 膠原病

膠原病(エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症)
 
概説
 
膠原病は1つの病気ではありません。
 
全身の臓器に共通して存在する結合組織という部分に変化が起こるいくつかの病気をまとめて膠原病といっています。
 
代表的な病気は、全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus:SLE)、皮膚筋炎(dermatomyositis)、全身性強皮症(systemic sclerosis)、
関節リウマチ(rheumatoid arthritis:RA)、結節性多発動脈炎(polyarteritis nodosa:PN)などです。
 
ここではその中でとくに皮膚の症状が目立つ全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、全身性強皮症について主に述べます。
 
これらの膠原病は自己免疫のメカニズムによって生じると考えられています。
 
本来、外から入ってくる異物から身を守ってくれるために働くはずの免疫の働きに異常が起こり、自分の体を攻撃してしまうのが自己免疫反応です。
 
自己免疫反応は、膠原病以外でも様々な病気の発症に関係しています。
 
なぜ、自己免疫反応が起こるのかは大問題で、現在でも解決はついていません。
 
しかし、ある遺伝的な素質がある人に様々な誘発因子、例えば、ウイルスなどの感染、化学物質、日光などが関係して生じると考えられています。
 
ただし、素質といってもメンデルの遺伝法則のように優性遺伝、劣性遺伝で伝わるような遺伝病ではありませんし、感染がきっかけになるかもしれないといっても人にうつる病気ではありません。