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久保敬元校長の文書訓告取り消しを求める応援団(ガッツせんべい応援団)

久保敬さんの「文書訓告取消を求める人権侵害救済申立」を応援します!

🌹10/9ガッツせんべい応援団集会報告とお礼🌹

2023-10-10 21:29:51 | 集会・イベント

🌹10/9ガッツせんべい応援団集会報告とお礼🌹

      ―人権侵害救済中間報告―  

   ガッツせんべいの処分はやっぱりおかしかった!! 

      情報公開でわかった衝撃の事実

  久保敬元校長の文書訓告取り消しを求める応援団主催

 

会場には78名の方、そしてオンライン参加の方が24名 計102名の方にご参加いただきました。まことにありがとうございました。

午後2時、共同代表のひとりである足立須香さんからの、大阪人らしいユーモアたっぷりの開会の挨拶から始まりました。私たちの運動が、怒りばかりではなく、楽しんでいる一面が表れていました。これがガッツせんべい応援団ー大阪人の運動です!

次に、久保敬さんもこれまた大阪人らしく「なんで『文書訓告』やねん」のタスキをかけられ、退職後、一市民としておかしなことはおかしいと、まず大人が言っていかなければならないと、今回の人権侵害救済申立をすることになった気持ちを話されました。もちろんいつものQちゃんも一緒です。そして実はこの日サプライズゲストの登壇もありました。

さて、いよいよ、この日のひとつ目のメイエベント!!

「大森不二雄大阪市「特別顧問」の指示?! ~公開されたメールから分かったこと~」とタイトルで、応援団員である松田幹雄さんと井前弘幸さんから、公文書開示請求により入手した詳細な資料をもとに、大森不二雄大阪市特別顧問が、教育委員会事務局の職員に、直接、指示とも言えるメールを頻繁に出していることが報告されました。

特に、久保「提言」の後に教育委員会がどのように対応を取ったか、誰もが知りたいと思っていた点ですが、「大森メール」により明らかになりました。提言を読み提言に応えようとしたところは一切なく、逆に「大阪市教育振興基本計画」を広く周知するために提言を「利用」したことがありありと見てとれました。

教育委員会事務局が示す案に対してことごとく修正を迫る「大森メール」により、現在の大阪市教育行政の大きな問題点を共有することができたと思っています。

引き続き、ふたつ目のメインエベント!!

大阪公立大学の辻野けんまさんによる教育行政と教育委員会制度についてのお話でした。題して、「大阪の〈教育問題〉の問題〜学校はスケープゴードだったのか〜」

前半は、知っているようでよくわからない教育委員会の在り方や仕組みについて、わかりやすく教えていただきました。その後、大阪の教育行政の問題点を、具体に話され、最後に、それでも大阪に根付いてきた草の根民主主義ともいえる市民運動の紹介もありました。講演で使われたパワーポイントスライドは公開させていただいています。後日資料と共に紹介します。

また、辻野さんは、先日発刊の『世界』(岩波書店)11月号にも、「大阪の教育と草の根民主主義」を寄稿されています。これは是非ともお読みいただきたい論考です。

その後、会場からの質疑応答がありましたが、いくつかを紹介しておきます。

・そもそも、この大森不二雄大阪市特別顧問とはなにものなのか?

・夜間中学廃校問題に取り組んでいるが、弁護士会への人権救済とはどういふうにすればいいのか?

・朝鮮学校無償化排除に反対して毎週府庁前で抗議行動をしている。

・久保さんの提言とガッツせんべい応援団の運動を是非全国に広げて欲しい。

その他、不登校の問題も、インクルーシブ教育の問題も。中には、行政が権力的に私たちの市民生活に入り込んできている今、文書で求め、また記録することが大事だと注意喚起される方もいました。

それらを聞かれた辻野けんまさんは、こう言われました!

久保先生の提言は教育行政への提言なんです。弁護士会への人権救済の申立は自分の権利が侵害されたからというより、こんなおかしなことが起こっていることを訴えたものです。みなさん、一緒にやりましょう。何もバラバラにやる必要はないんです。民の声を無視する行政に対しては、バラバラにやるのではなく、是非一緒にやりましょう!

まさに、私たち応援団の姿勢とも言えます。それぞれの課題を訴えるだけでなく、行政や権力に対するたたかいはもっともっとつながることが必要ではないでしょうか。

最後の〆は、足立さんと一緒に共同代表をされている増田純一さんからでした。

この間ずっと久保さんを取材してこられた朝日新聞社の宮崎亮記者が書かれた『僕の好きな先生』を紹介され、是非多くの方に読んで欲しい、特に教師を目指している若い人に、教師という仕事のすばらしさを伝えたいと言われました。その一方で、これほど働きにくい職場にした教育行政への怒りも言われ、大森メールによって明らかになった教育行政の問題について、今後みなさんと共に考えていきたい、みなさんからの声もいただきたいと締めくくられました。

そうです。是非とも、みなさんの声を私たち応援団事務局にお寄せください。市民として行政に対し共に声をあげていきたいと思います。

 

 


10/9―人権侵害救済中間報告―ガッツせんべいの処分はやっぱりおかしかった!! 情報公開でわかった衝撃の事実

2023-09-28 14:17:15 | 集会・イベント

10月9日ガッツせんべい応援団は集会を開催します!!

ガッツせんべい応援団辻野けんまさん(大阪公立大学)からのお願い

    久保敬氏(そして大阪の先生方)はたとえ非教育的な政策だと感じても、何も言わずにただ服従しなければならなかったのでしょうか?そんな教育現場で本当に子どもの自律性を育てることができるでしょうか?私たちは、久保氏が守ろうとし続けている〈子どもたちの人間的な成長への権利〉を守ることこそ、久保氏自身の人権侵害救済につながると考えています。行政や政治という権力の壁の高さに阻まれてばかりですが、ぜひ皆さんのお知恵とお力をおかしいただけると心強いです。

 

―人権侵害救済中間報告―  

ガッツせんべいの処分はやっぱりおかしかった!! 

情報公開でわかった衝撃の事実

 

日程:10月9日(月・休)午後 

会場:エルおおさか南1023(132名定員)

資料代:¥500

集会プログラム 

司会(応援団共同代表:足立須香)

・久保敬さんからの報告  スペシャルゲストあり!

・大森不二雄大阪市「特別顧問」の指示?! ~公開されたメールから分かったこと~

(応援団松田幹雄・井前弘幸)

・「大阪の教育問題」の問題~学校現場はスケープゴートだったのか?~

(応援団辻野けんま) 

・会場からの質問・意見交換 40分予定しています。是非とも積極的にご質問やご意見をお出しください。

・今後に向けて(応援団共同代表増田純一) 

 

Zoom配信あります。当日ご都合がつかない方、遠方の方ご利用ください。

希望される方は、107()までに、QRコード(からGoogleホームに移動し、必要事項を記入して送信してください。ご連絡いただいた方には、別途、参加費(500)振り込みの方法と当日の参加リンクをお知らせいたします。

 


「『僕の好きな先生』が書籍に 久保先生に聞く、教え子たちとの物語」のご案内

2023-09-18 10:07:25 | 集会・イベント

記者サロン「『僕の好きな先生』が書籍に 久保先生に聞く、教え子たちとの物語」【9月30日(土)開催、10月6日(金)からオンライン配信】朝デジ有料会員

みなさま

うれしい案内をさせていただきます!!

朝日新聞連載で好評を博した宮崎亮記者の「僕の好きな先生」が書籍になりました!!

それを記念して、9月30日リアル・オンラインで久保敬元校長と宮崎両記者の記念トークがあります。

朝日新聞購読者ならびにデジタル有料会員向けですが、裏ワザアリ(下記参照)です。どうぞこの機会にお申し込みください。

→朝日新聞デジタル有料コースのご紹介は こちら。
※初回のお申し込みに限り、お申し込み日から1カ月間は無料でご利用いただけます。無料期間中に解約された場合、料金は発生しません。

https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11011721


10/9 ガッツせんべい応援団人権救済中間報告「大阪市教育行政について」(仮)集会を開催します!

2023-08-07 15:02:39 | 集会・イベント

📣10/9集会を開催します!

(1)弁護士会人権侵害救済申立の進捗状況

6月1日大阪弁護士会から久保さんへ約2時間ほどのヒアリングがありました。担当弁護士も決定し、今後、さらに追加資料を提出し、久保さんが被った人権侵害を、現場の校長・教員、児童生徒、さらには保護者と教育行政の関係性からよりわかりやすく訴えていきたいと思います。

 (2)市民協議後、情報公開によって入手した大量のメール

4月18日大阪市教育委員会との市民協議には多くの方々に参加していただきありがとうございました。質疑応答の中で、私たちが感じたのは、教育委員会事務局と私たち市民の間にはあまりにも大きな溝があるということでした。一例をあげれば、久保さんに対する「文書訓告」は当然教育委員会で論議され決定されたものと思っていましたが、事務局の説明では、教育長専決(教育長がひとりで決定できること)ということでした。

私たちは、久保さんの提言に対して、また文書訓告に対して、一体誰がどのように関わっていたのか、明らかにするために情報公開制度を利用し、下記、3点の公文書開示を求めました。

1『2023年2月21日付ガッツせんべい応援団要請書に対する大阪市教育委員会の回答の経過にかかわるすべての文書』
2『2021年7月市教委通知「本市教育行政に関する教育委員会の基本的な考え方について」発出の経過にかかわるすべての文書』
3『2021年4月から本件請求日現在までの期間において、大阪市教育委員会事務局職員が、大阪市特別顧問大森不二雄氏から受信したべてのメール(事務連絡を除く)』

7月11日 開示された文書、特に3は1123枚に及ぶ大量のメールでしたが、そこから驚くべき内容がわかりました。私たちは、これらの文書・メールの内容について、弁護士会に追会資料として提出するとともに、広く市民のみなさんにもお知らせすべきことと考え、集会を開くことにしました。

(3)記者会見・集会を開催します。

タイトル(仮)ガッツせんべい応援団人権救済中間報告「大阪市教育行政について」

日程:10月9日(月・休)午後 
会場:エルおおさか南1023(132名)
     
       内容:開示資料からわかったこと
          教育行政とは


是非ともご予定ください。集会詳細は決まり次第、お知らせします。

 


3.18広がれ!ガッツせんべい応援団with久保ちゃん―人権救済申立報告集会―報告記④

2023-03-20 16:05:09 | 集会・イベント

これからの学校と社会を変えていこう おとなと子どもの市民宣言

子ども情報研究センターの渡邊充佳から、「これからの学校と社会を変えていこう おとなと子どもの市民宣言ー大阪府知事・市長ダブル選挙、統一地方選を前にー」と、今後の私たちの運動の指針となる提起をいただきました。

https://kojoken.jp/research-group/shiminkenkyubukai230307.html

動画

https://youtu.be/_pr2qN_wIa8

  • おとなと子どもの市民宣言

大阪の子ども施策を考える市民研究部会

 

これからの学校と社会を変えていこう
おとなと子どもの市民宣言
ー大阪府知事・市長ダブル選挙、統一地方選挙を前にー

いまを生きるあなたと、分ち合いたいこと。

 
わたしたちは、弱いものいじめをするおとなが、えらい人のようにいばって、いのちを粗末にする社会に生きています。

 なんでも多数決で決めて、反対する人がいても、そんな意見は聞かなくてもいいと無視する政治が許されています。

 問題がおきたとき、話し合って解決するのではなく、暴力で相手をやっつけて解決したらいいんだというやり方が、社会にひろがっています。

 世の中には、役に立つ人と、役に立たない人がいて、役に立たない人は生きていてもしかたがないんだという、ひどい考え方が、毎日、伝えられる社会です。

 

 わたしたちは、こんな社会はしんどい、未来に希望がもてない、と感じています。
 子どもたちからも、しんどい、生きていくのがつらい、という声が聞こえてきます。

 

 こんな時代だからこそ、わたしたちは、声をあげようと決めました。
 弱いものいじめをするおとながいばっている社会を変えたいから。
 少数の、小さな声を大切にしたいから。

 暴力で相手をやっつけるのではなく、話し合いで解決することをあきらめたくないから。

 役に立たない人などいない、一人ひとりのいのちが貴い存在だから。

 

 そして、いまを生きる子どもたちにとって、学校という場が、「生き抜く」ための競争に追い立てられる場ではなく、「生き合う」ための知恵と経験を学ぶ場であってほしいと思います。

 生まれてきてよかった。生きていて楽しい。心からそう思える社会にするために。

 

わたしたちは、学校をこんな場所に変えていきたい。

 

● 大前提として、どの子も無条件であたりまえに受け入れられ、学び合える場所。

●なにをどんなふうに学ぶか、どんなルールをつくるか、どうすればもっと楽しく過ごせるか、子どもとおとなが話し合って、いっしょにつくっていく場所。

●おとなが正解をもっていて、それを一方的に教えるのではなく、おとなも子どもから意見を聞いて、おたがいに学び合える場所。

●テストの点数が良いか悪いかで、子どもを評価したり、差別したりしない場所。

●しんどいときにひと休みすることが、あたりまえの権利としてみとめられる場所。
●子どももおとなも、困ったときにはいつでも話を聴いてもらえて、助けてもらえる場所。

●子どももおとなも、何度でもまちがってよい、失敗してよい場所。

●一人ひとり違うから、いじめたり、いじめられたりするのではなくて、一人ひとり違うからおもしろい、いっしょにいるのが楽しいと感じられる場所。


学校を変えるために、わたしたちは8つの提言を行います。

提言1   市民としての子どもの声を施策に反映させる仕組みをつくろう

 子どもは「おとなになるまでの準備期間」ではなく、いまこの社会をともに生きる市民です。子どもに関するあらゆる事柄について、子どもの声を聴き、子どもにとっていちばんよいことを、おとなと子どもがいっしょに考えるプロセスが大切です。

 すべての人が、「子どもの権利」について学び合える機会を施策として実施するとともに、子どもの声を聴き、子ども施策に反映させるための公的な仕組みをつくりましょう。

 

提言2   おとなも子どもも「ともに学び、ともに育つ」ための条件を整えよう

 大阪府・市が掲げてきた「ともに学び、ともに育つ」教育理念が形骸化しないように、学習・生活面の支援を要する子どもも同じ教室で安心して学べるための物的・人的環境をさらに整えましょう。

 そして、「ともに学び、ともに育つ」学校づくり・クラスづくりの視点や方法、授業の工夫、現場での試行錯誤について、先生同士も「ともに学び、ともに育つ」経験を積み重ねていけるような機会を充実させましょう。

 

提言3   テスト漬けの教育をやめよう

 大阪府・市の独自の施策である「チャレンジテスト」「すくすくウォッチ」は、学力向上を目指して導入されたものの効果はなく、むしろ、学校の格付けによる序列化など、学校現場での先生と子ども、子ども同士の関係性をゆがめる影響をもたらしているので、廃止しましょう。

 

提言4   教育の目標と内容は、トップダウンではなくボトムアップで

 学習指導要領の総則にも明記されているとおり、本来、教育課程(カリキュラム) の編成権は、学校にあります。

 教育の目標と内容は、政治家や教育委員会が勝手に決めてトップダウンで学校現場に押し付けるのではなく、各学校の裁量にゆだね、子どもと先生が話し合い、保護者にも協力を得ながらボトムアップで決めていけるようにしましょう。

 

提言5   子どもも先生もゆとりをもって過ごせる少人数学級を実現しよう
 先生の人数を増やして、少人数学級を実現しましょう。

 小規模校は、少人数学級をいち早く実現できる場なので、十把一絡げに統廃合の対象とするのではなく、小規模校ならではの条件を活かして特色ある学校づくりをすすめられるようにバックアップしましょう。

 

提言6   先生には、余計な事務仕事ではなく、子どもとかかわれる時間を

 学校の先生の事務仕事を増やすのをやめましょう。大量の事務書類づくりなどに追われて、教材研究や授業準備に割く時間も、子どもと直接かかわってコミュニケーションを交わす時間も奪われています。先生が子どもとかかわる時間を削らないといけなくなるような施策や通達は、子どもの不利益になるので、廃止しましょう。

 

提言7   先生がいきいきと働けるために、評価ではなくサポートを

 学校の先生になりたいと思う人がもっと増えるように、学校の先生をがんじがらめに管理して、心身をすり減らしていくことにつながる評価制度を廃止しましょう。そして、先生が失敗を恐れずに安心して思考錯誤でき、仕事へのやりがいや喜びを感じられるようなサポートを充実させましょう。

 

提言8   学校がより居心地のよい場となるための試みを応援しよう

 一部の公立中学校・高校で先駆的に取り組まれている校内居場所カフェなど、学校が子どもにとってより居心地のよい場となるための現場レベルでのさまざまな試みをバックアップし、さらに広げていけるような施策を充実させましょう。

いっしょに行動しましょう。そして、社会を変えていきましょう。

 

 わたしたちの提言に賛同し、自らがいま生きている場所から、声をあげ、行動する市民とつながり、その輪を広げます。

 そして、提言の趣旨を理解し、その実現のために誠実に努力する政治を求めます。

 

 わたしたちの社会は、わたしたちの行動で変えていきます。

 わたしたちのすぐそばで、いまを生きる子どもたちとともに、いっしょに変えていきます。

 

2023年3月7日

公益社団法人子ども情報研究センター

大阪の子ども施策を考える市民研究部会   一同

おとなと子どもの市民宣言(PDF)