BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

国建つる日

2021-02-11 | 日々新た

建国を、たてるくに、と読むか、国が立つ、ならば国建とはならないか、建立と意義の並列には、こんりゅう の読みがある。国たつ 国たてる そのいずれにあるのが建国記念の日という妥協である。
祝祭日は祝日とだけ、休日は何あろう。



国建つ記念の日に
2020-02-11 | 日本・日本人

建国記念の日、祝休日。紀元節だったもの、そして、建国記念日に、の、がついた、記念日と記念の日とどう違うのか。日本語助詞による語構成の妙である。それにしても、寂しい国である。戦争体験、明治の帝国、日本歴史と、そこについてまわるのは自立した国家のアイデンティティーを打ち消したままの民族である。寂しいと言って、何もないほうが気楽だという状況で、何かを人任せにしている。神話、物語、民族の語りがない。敗戦の事実で主権国家を喪失していた時期に、復古としての体制がのこったという議論ができないままに、正しい認識を持たないままに、主権回復の祈念日も祝わない。日本という固有名をもあきらかにできないままの、歴史である。日本国は大日本帝国であった。大日本帝国は大和すなわち大倭の名称に、和の字をもって大和とした。にっぽん、やまと、この併称の所以は、文字表記が詞であったからである。日本と書いて、やまと を訓読した。日本国王はヤマトの王であったと、対外的呼称があったはずである。




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