『毒ガス開発の父ハーバー 愛国心を裏切られた科学者』 宮田親平
朝日新聞社(朝日選書) ¥1,200+税 2007年11月25日発行
ISBN978-4-02-259934-6
空中窒素固定法でノーベル賞を受賞したフリッツ・ハーバー。
ユダヤ人であるがゆえに帰属地としてのドイツに忠誠を誓い、第1次大戦時に「戦争の早期終結のために」毒ガス開発に取り組んだ。
ドイツ勝利のために狂奔したハーバーだが、ナチス台頭により祖国を追われる。
ドイツ勝利のために狂奔したハーバーだが、ナチス台頭により祖国を追われる。
というハーバーの評伝と、星製薬創業者の星一との交誼が描かれる。星も国に翻弄された犠牲者と言える。
ところで、空中窒素固定法って空中元素固定装置みたいじゃね?
と、オタク心が萌える……
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