読書とかいろいろ日記

読書日記を中心に、日々のあれこれを綴ります。

『黙殺』 畠山理仁

2018年05月03日 | 読書日記

『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』 畠山理仁
¥1,600+税 集英社 2017/11/29発行
ISBN978-4-08-781651-8

ぶっ飛んだ人たちが大勢出てくる。
正直言って、いわゆる「泡沫候補」たちに対してあまりいい印象は持ってなかった。一言で言って「変人」だと思っていた。いやまあ、その印象はあながち外れてはいないんだけど。
いちばん多くページを割かれているのが、マック赤坂。名古屋人の私としてはあまり知らない人だけど、映画「立候補」でも大きく取り上げられてたし、この世界の有名人。良くも悪くもエネルギッシュな人だよね……。
読んでて印象に残ったのは後藤輝樹。2015年4月の統一地方選挙に立候補したときには全裸の選挙ポスターを貼りだした。本書の表紙にも小さく載っている。こりゃたしかにインパクトあるわ。票に結びつくとは思えんけど。これを面白がる人はそもそも選挙に行かなそうだもんな。

> 「『政治に関心を持たないのはなぜなんだ!』という怒りがある。もともと自分が立候補したのは、『なんだこいつは』『なんでこんなやつが立候補しているんだ』と驚きを与えることで、皆さんに政治に関心を持ってほしいと思ったからです」(289頁・後藤輝樹)

>  だれに投票するかは自分が決める。これは誰にも侵されることのない権利だ。だからこそ、投票前に知る情報は多ければ多いほどいい。そしてできれば、立候補できない有権者に代わって多様な選択肢を提供してくれる候補者たちには一定の敬意を払ってほしい。私は心からそう思っている。(292頁)

すみません、次からは無頼系独立候補の主張もちゃんと読みます。