読書とかいろいろ日記

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『社会人大学人見知り学部卒業見込』 若林正恭

2017年11月15日 | 読書日記

『社会人大学人見知り学部卒業見込』 若林正恭
¥1,200+税 メディアファクトリー 2013/5/17発行
ISBN978-4-8401-5194-8

私はいわゆる有名人というものにたいへん疎いのだけど、なかでもお笑いというジャンルには驚くほど知識がない。なので、この本を見たときに著者がお笑いの人だとは全く気付かず(表紙で本人がこちらを向いて笑顔を見せているのに)、純粋にタイトルに興味を惹かれて手に取ったのです。
社会人大学人見知り学部卒業見込み。
すばらしいね。私をその大学に入れてください。ゼミ受けさせてください。卒業できるかどうか自信がないけど。

表紙もいいです。
裏表紙カバー折り返しから始まって、スウェットを着た引きこもりっぽい男が、動き出して、服を着替えて、猫背でうつむいた姿から、スーツをピシッと来て笑顔でほほ笑むところまで進化する。最後は相方と名刺交換。
人の進化が表紙で表されている!

内容ももちろんよかった。
さすがにネタを書いてる人だけあって、読書量も多そうだ。平野啓一郎のディグ(分人)の話題が出た時は驚いた。
元々はけっこうネガティブな人みたいで、考えすぎたり、空回りしたりするところに親近感。

まあ、だからといって、お笑いを見ようとは思わないんだけどね。
私にはお笑いを楽しめる回路が備わってないみたいなのよ……。


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