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『怖い中国食品、不気味なアメリカ食品』 奥野修司、徳山大樹

2018年09月12日 | 読書日記

『怖い中国食品、不気味なアメリカ食品』 奥野修司、徳山大樹
¥740+税 講談社(講談社文庫) 2017/9/14発行
ISBN978-4-06-293753-5

> 日本政府はEUと違い、 中国産米を使った加工品に厳しい検査を義務付けていない。輸入品のうち、国がモニタリング検査するのはわずか3%だ。さらに、日本では加工食品で遺伝子組み換えの表示義務があるのが33品目で、それも5%までなら許されている。中国でさえすべての製品に表示義務があり、混入率が1%未満なのに、である。国の制度がいい加減なために、混入した中国の未承認GM米や、それらを使用して加工した食品を、我々が食わされる可能性は限りなく高いのである。(82-83頁)

> アメリカは、EUの農産物に課徴金をかけて報復したが、EUはそれでも禁止措置を解かなかった。ところが、逆に日本は、アメリカ政府の圧力に毅然とした態度をとることもなく、言われるままに規制を緩和した。[…]
> 国は国民を守るために、正確な数値を計測するのが当たり前だと思うが、そんな動きもなかった。そのことをある厚労省の職員に尋ねたとき、「アメリカと貿易戦争をして勝てると思っているのか」と言われた[…]この国はすでに独立国であることを放棄したのかもしれない。(283頁)

> 「清涼飲料水の原材料に『果糖ぶどう糖液糖』とありますが、これは果糖が50~90%未満の異性化糖です。『ぶどう糖果糖液糖』とあれば50%未満。多くはGMトウモロコシが原料ですが、最近の研究から肥満、高血圧、糖尿病の原因になるとわかって大きな問題になっています」(343頁)

安心して食べられるものなんて、もうなにもないような気がしてくる。
といいつつ、結局は食べちゃうんだけどねー。


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