修正加工

ＫＰ直立パーツを製作されている方がいて、価格も非常にリーズナブル
ラインナップも豊富。オイルパンが無いくらいで、全て購入すればほぼ完成します。

　私もインマニは購入しました、説明文にも明記されていますが、”いれこ”がずれているので
さらに低価格です。

　そのインマニの修正加工をしました。
ＴＲＤインマニには２種類有るみたいで、よく出まわっているのはポートサイズがデッカイタイプ。
　出品物はポートが小さいやつが”かたもと”みたいで、デッカイタイプに修正すれば
問題無さそうでした。

　プレート側修正前　解り易いように赤ペンで目標を
　加工後、取り残り無く大丈夫そう
　キャブ側　同上
　加工後、こっちは基準よりずれているので

簡単そうに見えますが、インマニ側とキャブ側が平行では無いので
１．角度が調整出きる台に乗せ、加工面での水平出し
２．ワーク（インマニ）を乗せ、Ｘ軸で平行出し
３．加工基準になる、原点出し
４．マシニングで加工するので、ＣＡＤ上で図面を書き、加工座標を割り出す
５．座標を加工機に入力、加工条件（回転数、送り速度）も入力
６．必要な刃物を取りつける、刃物の工具長補正を入れる

※今回はどっち面を加工するときでも、反対側のボルト穴が固定に使えますが
チャッキング（固定（咥えるとも言います））方法も考えます。
　加工面が複数（加工工程多）有る場合は、考えから加工しないと
咥えシロ（個所）が無くなってしまう場合も有ります。
　加工条件（回転数、送り、咥え方）が悪いとビリが発生し、加工（寸法）精度の低下
面精度の低下、刃物の損傷へとつながります。

いきなり加工すると、入力ミス、条件ミスが有ったらマズイので
ぶつからない程度うえに逃がして、カラ運転（エアーカット状態）
　物を削ると言う事は、ミスして削ってしまった所は取り戻せません
溶接で盛って再加工も出来ますが、ワークへの熱歪みの影響、
一度加工台から外すので、再度平行出し、原点出しが必要に成ります。

など、機械加工に限らず、段取りが必要です。
私の師匠は「段取り８分、加工２分」と言っていた気がします。

長々と加工に関して書いてみました。
知っている方には「知ってるよなげーよ」
興味がない方には「へぇそうなんだ、で」

と思いますが、興味が有る方に参考になれば本望です。

進行はゆっくりですが、直立計画もぼちぼち進めています。