奈良県にキャンプに行ってきた

今回の旅行は、奈良県黒滝村。
キャンプと聞いて色めきたった子供たちであったが、相変わらずのマイペースで、黒滝村到着は１２時を過ぎていた。

なので、到着したら子供たちを伴侶が遊ばせつつ、私は速攻で火熾し！
お腹がペコペコで子供たちも一気に肉にかぶりついた。
やっぱり、炭火でのバーベキューは最高。

が、それもしばらくするとすぐに「お腹いっぱい～」といいはじめ、水遊びに。
水が冷たいので、遊んでは焚き火に当たり、遊んでは焚き火に、と忙しい。
それでも水遊びが楽しくて仕方ない子供たちである。
特にいっくんが好んだのは、水の掛け合い。
無抵抗な伴侶に水をかけて喜ぶいっくん。

おやつの時間になり、伴侶が買ってくれたマシュマロを焼く。
さすがに上手になってきたいっくん。
失敗もなく、い～色に。

「うんまぁ～」と、とまらない様子のこいちゃん。
夢中でマシュマロを焼いているうちに、トロトロの部分を触ってしまい
「あづー！！！」とやけど。

今回は伴侶も食べたかったのか、たっぷりマシュマロがあったので、私も沢山頂くことに。
２個一度に刺して、こんがり…この焼き色が堪らない～。

マシュマロのあとには、さらにお菓子をガッツリ。
もう、旅先に来てしまうと、子供たちは止められない。
やりたい放題である。

ちょっと落ち着いたところで、「へび花火」を楽しむ。
ムイムイ出てくる灰の蛇に
「おぉぉぉ～！！」と子供たち感激。

再び川に入るが、積極的に川流れを楽しむいっくんと対照的に、こいちゃんはちょっと怖がっている。

やっぱり二人で流れた方が楽しいよ、とばかりにこいちゃんの手を取り、川に入ろうと勇気付けるいっくん。
川に入って、自ら手本となり、流れに身を任せるいっくん。

恐々だったこいちゃんも、とうとう思い切ってドボン。

見事な流れっぷり。
これで火がついたのか、日が翳り風が冷たくなり始めても何度も何度も川流れを楽しんだこいちゃんであった。

晩御飯はおそばを湯がいて食べることに。

晩御飯の後は、子供たちが楽しみにしていた花火である。
広い場所での花火は、怒られる事も殆どなく、思う存分はしゃぎまくる。
こいちゃんがやっていた線香花火のあまりの地味さを不思議に思ったいっくんが
「これは、最後に『パアァーン』ってなるの？」と聞いてきた。
「そんな線香花火怖いやろ！！」と笑っていたら、伴侶のやっていた線香花火が水溜りに落ち、まさに「パアーン！」と暴発。
「いっくんの言ったとおりじゃん！」とびっくりするやら、笑えてくるやら。
笑いたっぷりで花火を終わり、名残惜しみつつも暗くなり始めたその場を片付け車に戻ることとなった。

温泉に入り、汗を流し、夜の探検に出かけた。
探検といっても、外灯の回りに寄ってくる虫を探したり、蛍を見つけたりするものである。
今回は、蛍はかなり少なめであったが、いっくんはクワガタムシのメスを見つけてかなりご機嫌に。

網もかごも持っていないいっくんであったが、自分のカメラに何枚も写真にとり、その後も色々な昆虫をカメラに収めて満足気であった。
こうして写真に撮り、元の場所に戻し喜んでいるのを見ると「大きくなったなぁ～」と嬉しくなってしまった。
大興奮の夜の散歩が終わると子供たちはあっという間に眠りについた。

ちょうど良い気候で、車で寝るのにもピッタリであった。
朝ごはんは、昨日の残りや、持ってきたおにぎり、スープおこげやラーメンなど。

寝床を片付け、支度を済ませる。

道の駅の売店では、こんにゃくを１００円で買って食べた。
これも毎年恒例である。

いっくんは今年もこんにゃくを食べなかった…。
これも恒例…。

前日にバーベキューをした場所に戻り、ここでも散策を。

写真にはまりまくりの二人は、旅の思い出を激写。
いったい何を写しているのかと思ったら、いっくんははるか下に見える我が家の車を撮影していた。
わざわざつり橋の上からそんな物撮らなくても…。

つり橋を渡っていると暫くして雨が降り始めた。
そこで、親戚の墓参りをし、その近くにある昆虫博物館に行くことに。

６月１日にリニューアルしたらしく、かなり人が多い。

外観は以前と変わりなく、大きなカブトムシが壁面に張り付いているのだ。

しかし、中はかなりの変貌振りで、子供たちも親もびっくり。

子供の興味を引くオブジェなどが増え、こいちゃんもいっくんも写真を撮ったりしながら夢中に。

理科にも強い（？）伴侶は、「昆虫の進化」について子供たちに説明する。
私は退屈になってフラーリ、ウロウロ。

ハンドルを回すとカマキリのカマが動く仕組みの玩具にいっくん大喜び。
これも新しいオブジェ。
色々増えていて、楽しい～！

薄いフィルムで挟まれた昆虫の羽根や、触角などを穴に合わせると簡単に拡大して顕微鏡で見ることが出来るコーナーや、ちょっとしたアクションを伴い、幼虫の変態後の画像をテレビで確認出来る遊びもあり、かなり濃い。
大人でも楽しめる、レベルが高いものになっていた。

別館の蝶のエリアには、種類表が追加されており、種類を調べながら回ることが出来る。
これも追加になったアイテムで、こいちゃんもいっくんも楽しんで調べていた。
温室は暖かく、花が咲き乱れて蝶たちが自由に飛び交う。

やっぱり、触りたくなるいっくんを抑えつつすぐ近くを飛んでいく無数の蝶を眺める。
種類も個体数もかなりのものである。

こいちゃんが手を近づけても逃げようとしない蝶。
あまりに近くを飛び交うので、触らないよう、当たらないよう歩くのに気を使うほどである。

いっくん、飼育コーナーでは係りの方を質問攻めに。

てきぱきと飼育ケースの管理を行う様子を見て
「今度、蝶ちょの幼虫がいたら、いっくんに頂戴ね。かうから」といっくんが真剣な目で言った。

クタクタになりながら帰宅し、ハムスターにただいまを言った。
１泊二日の旅行であるが、何日も家を空けたような気分になる。
写真を撮ったり思い出を残すのが大好きないっくん、ご当地の物を食べるのを心から楽しみにしているこいちゃんは、満足してくれただろうか。
また機会を作って、旅行を楽しみたいものである。