このブログにとっても沢山のコメントを頂き、ありがとうございます!!
沢山の方に読んで頂けているのだなぁ、と嬉しく、驚いています。
コメント欄に、色々とご質問やご意見などをお聞かせいただくのですが、何せ昔のブログなもので・・・詳細は覚えていないことがほとんどです(ToT)
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スミマセン、ご了承くださいませ・・・(^_^;)
平成26年7月
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5月7日
いっくんが「蕎麦食べたい!」と珍しくリクエストしたため、伴侶がお昼ご飯に蕎麦を作ってくれた。
丁寧な伴侶は、わざわざウズラ卵まで購入して帰宅。
それを見たいっくん、何を思ったか、ウズラ卵を温め始めた。
もちろんこいちゃんも見ているだけではなく、自分も温め始めた。
以前、ウズラ卵を温めていて高温になりすぎ、孵化に失敗した私は、初め「やめとけやめとけ~」とテンションは低かったのだが、ご飯を食べない子供たちに代わって卵を手の中に入れて預かっているうちに、結局手放せなくなり、その卵を小さな容器に入れて保温しつつ抱いて眠った。
翌日、うっかり落としてしまい、いっくんの卵が割れてしまい、驚いた。
うっすらと赤い物が卵膜に浮き上がっているではないか。
今にして思うと、一晩で血管が発達することはまずないので、おそらく何かの色が赤くなって見えたのだろう。
が、その時の私はすっかり、
「これは血液?ここのスーパーの卵は、イケる!!」と思い込んでしまった。
5月8日(0日目)
緩衝材を巻いた容器に電気アンカ(強で使用)を入れ、綿を乗せた孵卵器を作り、同じスーパーで買ったウズラ卵を1パック投入。
電気アンカの連続使用は心配なので二つを交互に使用することにした。
どれが生まれるかもわからないのに、それぞれ気に入った卵に自分の頭文字を書きこむ子供達。
いっくんが1個割ったり、初めから割れていたものもあり、最終的に投入したのは、7日にこいちゃんが蕎麦のお供に持っていた1個を加えて9個。
「生命のたまご」いい名前である。
温度は38°~39°くらいで、湿度は70%くらいである。
投入しなかったヒビの入った卵などは、ゆでて美味しくいただきました・・!
検卵をしても何も変化がないまま数日が過ぎた。
5月11日(3日目)
不思議な違いが出てきた。
光をよく通して明るく見える卵があるのに対し、あまり光を通さず、中がよく見えない卵があるのだ。
すでに殆ど光を通さない物もあるので、殻自体の厚さで見えていないせいもあるかもしれない。
5月12日(4日目)
検卵をしていて、妙な違和感を覚えた。
黄身と違うものが、卵の内側にはりついている物がある・・・
中がはっきり見えなかった卵であったと思われる。
検卵をするためにライトの上で回すと、黒い物体が殻に張り付くように一緒に回るのだ。
よく見てみると、何やら黒く曇ったものが、伸びている。
血管かも!?
かなりしっかり見ないと解らないモヤのようなものが発生しているのだ。
おぼろげではあるのだが、もしこれが血管だとすると有精卵であったことになるのだ。
残念ながら、あまりにおぼろげで、撮影はできなかった。
5月13日(5日目)
昨日の検卵とまったく変わりがみられない。
有精卵の可能性のありそうな卵は、全部で3個。3番7番9番である。
しかし、血管などがはっきりとは確認できず、とにかく赤黒っぽい大きなモヤのような塊が光をさえぎっていると言うだけである。
5月15日(7日目)
有精卵と疑わしき物を残して、無精卵を実家の畑に埋めることになった。
腐ってきているのか匂いがすごくなり、発酵すると破裂するらしい。
検卵して、こいちゃんといっくんにもそれを見せて納得させてから卵を取り出す。
一番早い孵化予定日のものも無精卵であったため、これで孵化予定日は25日のものばかりとなった。
無精卵は光を通して黄身が見える。
反対に、有精卵の可能性がある卵は、光をさえぎり、何やら黒く塊が出来ている。
子供たちも思わず興奮。
「赤ちゃん~」と早くも可愛がりモードである。
疑わしき3個以外を孵卵器の外に出したら、中がとってもすっきりに・・・
残ったのは3番7番9番の卵だが、この3個も不思議な形に色が透けて、9番などは気室の部分と、それから下半分がスパッとナイ。
死んで固まってしまったのか?色々なサイトで調べた感じよりも成長が遅いようで、中で死んで成長が止まっている可能性もあり、不安・・・
有精卵であることは確認できたものの、生きているかどうかまで確認出来ないのがもどかしい。
転卵は孵化の3日前まではこまめに行うほうが良いのだそうだが、忘れてしまってさぼり気味だった。
癒着が起こってないことを祈るのみである。
孵化まであと、10日。
5月16日(8日目)
無精卵を埋めたせいか、匂いが気にならなくなった。
やはり土に埋めた卵は腐り始めていたのだろう。
朝から電気アンカの交換を行い、転卵もしたのだが、7番の卵は起き上がりこぼしの要領でコロリと戻ったりする。
気室の関係で重みにムラが出ているのかも?
もしかしたら、もう偏った状態で固まっているのかも!?どどど、どうしよう・・・・
夜に、この日初めての検卵。(写真は9番)
7番はどんなに角度を変えても全く中身がみえない。
こいちゃんの卵らしいので、不安そうにしている。
3番の卵(いっくんの)に、はっきりと気室が確認できた。これはとってもいい形かも。
9番の卵(いっくんの)の気室は確認できず、やっぱり前日同様、上下にナニカが分かれているのがわかる。
しかし、前日と違うのは、黒っぽい部分の範囲が増えたことかも?
中身がどうなっているのか、見当がつかない・・・・
5月17日(9日目)
朝の電気アンカ交換時に軽く検卵・・・・
ほとんど変わりがなく、(写真)生きてるのか~死んでるのか~・・・
そして、夜の9番の検卵時、あまりの違いにびっくりしてしまった。
昼間見えなかったはずの血管がバッチリ見えるではないか。
血管は写真に映りにくく、時間をかけてはいけないと思い撮影は断念したが、黒い中心部分からワラワラ伸びる赤い血管は、太く、実に頼もしい物だった。
透ける部分はかなり少なくなっている。
黒い部分の偏り方には未だに不安だらけなものの、胚はしっかり発達し、成長しているようなのである。3番と7番は殻が分厚いのか?やはりほとんど見えないが、検卵で負担をかけてはいけないので、あまりじっくり見られないのが残念。
5月18日(10日目)
夜の電気アンカ交換と同時に検卵をした。
そして、決定的に命を実感することとなった。
なんと9番の卵が、中で動いていた!
感動である・・・・
写真には残せなかったが、黒い大きな塊は、もう卵の中にたっぷり育って、そろそろ全面が光を通さなくなりそうなほど。
その塊が、上下に波打ったりしているのだ。
もう、ビックリ。
殻が分厚いのか、余り中の様子がわからない7番にも、気室らしきものが見える。
3番は、9番と同じようなモヤモヤが見え、わずかに動いているような気がした。
生きている!!
このまま行けばあと1週間で、かわいいヒナ達に会うことが出来るのかも!?
5月19日(11日目)
偶然にもAKB48が、人工孵化をしている番組があったので子供たちに見せたところ、感動の孵化シーンで「がわいぃ~!」と喜びに打ち震えていた。
その後で、子供たちに中でヒナが動く様子を検卵して見せてあげた。
さらに愛着がわいたらしく、二人ともデレデレである。
小さなヒナ達を心待ちにしている子供達。
ヒナ用に餌を購入した。
5月20日(12日目)
とうとう、どれを検卵しても真っ黒になってしまった。
そのかわり、とても顕著に見られるのが気室の発達である。
3番、7番、9番のどれにもはっきりと大きな気室があり、「ヒナが狭いんじゃない?」と言いたくなる。
こんな小さな卵の中に、生まれてすぐに自分で餌をついばむようなしっかりしたヒナが出来上がるのかと思うと不思議である。
後5日で孵化予定日となる。
5月21日(13日目)
温度も湿度も若干の変動がありつつも順調な様子。
土曜日で休みだったため、子供たちとうずら(親)をペットショップに見に行ってみた。
オス1200円。メス1300円。結構高いのね・・・
白うずらはもっと高い。けど可愛い!
餌箱の中に入って食べたりするらしいので、かなり散らかる、ということで水飲み(飲んだ分だけ補充される)を購入。
やはり少しでも衛生的に育てられればいいなぁ。
ここまで来て何かの拍子に卵を割ってしまわないように、と転卵も慎重に・・・・
5月22日(14日目)
今日は朝から涼しく、雨も降ったりしていたため、35°をウロウロするという、不安定な状態であった。
9時半頃、最後の転卵を終わった。
明日からは転卵をせず様子を見ることとなる。
5月23日(15日目)
この日からは転卵はいっさい終わり。
安静にして、ヒナの体力を温存、孵化に備える。
今日も雨で寒く、34°台をウロウロすると言う不安定さ。
卵の中にいるヒナが心配である。
上から中を眺めることしかできず、転卵もせずに、卵を触るのは電気アンカの交換の時だけ。
じーっと眺めていると、いきなり「ぶる!!」と動いてビックリ。
確認できたのは9番だけだったが、とにかく生きている!
卵って、スゴイ・・・
5月24日(16日目)
朝から雨で不安定な温度。
やはり35°をウロウロしていたが、昼頃に雨が上がり、ちょと温度が持ち直した。
温度・湿度管理以外の世話をする必要がないので、せめて眺めてみるか・・・としゃがみこんでいると3番が「ぶる!!」と震えた。
7番のみ、まだ生きている確証が持てないなぁ・・・と心配していたら、「ぶる!!」。
みんな、生きてる~。
5月25日(17日目)
孵化予定日である。
朝からソワソワしていたが、10を過ぎてもまったく孵化の兆しなし・・・。
温度が不安定だったので、1日くらい遅れるかもしれないなぁ・・・と思いつつ、子供たちを習いご
とに送り、帰宅したところ・・・・
PM5:30。3番卵に(Iのそば)小さな亀裂が!7番もゴンゴン揺れている。9番は静か・・・・。
結局この日は小さな亀裂を残したまま何の変化もなく、就寝。
すぐに孵化、とはいかないな~。
5月26日(18日目)
朝、小学校に行く子供達が家を出る5分前の、7:45分、3番卵が生まれた!
7時25分くらいから突きが激しくなり、20分後のことであった。
子供達は小学校のお支度そっちのけで夢中で誕生の瞬間を見守った。
頭が見え、体が出た瞬間はまさに感動もの。
全てを見守り、興奮冷めやらぬ様子で、後ろ髪をひかれながら登校していった。
毛が乾くと、ヒナらしい、可愛らしい表情に。
孵化したら30°程度の保温で良いらしく、1週間はそのまま育てて、徐々に外気に近づけていく。
まだ他の卵の孵化を待つ状態ではあるが、今後も家族全員で大事に見守りたいと思う。