朝起きるとすぐに姪っ子が「山に散歩行きたい。さくらちゃんと。」と言う。
余程さくらちゃんの事を気に入ったらしく、リードを持って散歩したいとせがむ。
怖がって撫でる事すらできなかった初対面の頃が嘘のようである。
対する真ん中の甥っこは「えー!犬も来るの~!?僕いやだなぁ」などと言う。
ところが山に入る前から2人でリードの取り合い・・・
やはり人が持っていると羨ましくなるのは我が家の兄妹だけではないようである。
天気は良くて気持ちいし、人はいないし、で子供達は大声で叫びながら山を制覇してゆく。
棒などを拾っては、近くの葉っぱを叩いてみたり、ガードレールを叩いてカンカン言わせてみたり。
これが田舎じゃなかったら止めたくなるところである。
辺りをはばからない大声も、田舎ならでは。
子供達をのんびり見守れる、やっぱりここは楽園なのだ。
ツツジも最盛期。
とっても綺麗に咲き誇って、女子二人は写真をとってもらわずにいられない。
3人目の甥っ子はひょうきんさん。
カメラを向けると何かとポーズをとってくれる。
リードが持ちたくて仕方ない姪っ子ちゃんが殆どさくらちゃんの散歩をしてくれた。
丁寧な散歩っぷりにさくらちゃんも思う存分立ち止まって匂いを嗅ぐ。
ウサギを飼うか、犬を飼うか迷うほど、犬を気に入ったらしい。
ひと休み。
山の上から見る海は青くてとっても綺麗である。
たんぽぽを見つけた3人目の甥っ子ちゃん。
しばしみとれてから・・・
大きい口を開けて息を吸い込み、フーっとやった。
自然は美しいし、楽しい。
だからいっくんもこいちゃんも実家に飽きることがない。
どうか皆自然を好きな子供に育ってほしいと思うのだった。