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Ordinary_Love...

Think your house,think your life,think your future....

CHICAGO

2004年12月21日 | 映画
結構微妙に気になっているコメントのつかないカテゴリNo.1の映画の話。

といっても新作でもなんでもないレンタルDVDのことですが、

いつものとおり、開けてびっくり玉手箱といった感じで旦那様に

「何借りてきたの?」

と聞いてみた。

近所にレンタルビデオやさんが存在しない街に住んでおりますので、

いつも旦那様が適当に見繕って隣町のレンタルビデオやさんで借りてきてくれます。

そして、旦那様が

「CHICAGO」

といってきた。

冗談だと思って聞き流して、いざ、夜の映画タイムになったときに再び

「じゃぁ、CHICAGO観ようか!」

日ごろハリウッド映画をみない私たちではありますが、

なぜにこのミュージカル映画を???

とはてなでいっぱいになりました。

私自身、実際のブロードウェイで何度もミュージカルは見てきた。

「オペラ座の怪人」
「CATS」
「LION KING」
「レ・ミゼラブル」
「ミス・サイゴン」
「RENT」
「CHICAGO」

すべて、ニューヨークの当日のあまったチケットを売っている安チケットやで購入して何度も見に行ったのをふと思い出した。

偏見ですが、男性にミュージカル?(まぁタモリが散々公共の電波でミュージカル映画のひどいことをいっているせいもあり)は受けが悪いと決め付けておりました。

なんで借りたんだろうと思いながらとりあえず、本編突入!

正直な話、私もミュージカルは舞台で見たいと思うステレオタイプの人間でして、

まったくもって期待を持っていませんでした。

唯一の期待といえば、ジョン・C・ライリーが出ているところかなぁって感じで見ていきました。

舞台ではストーリーはおぼろげで、ダンスが主体で見入ってしまったので、

細かいところまで理解できたので、それはそれでよかった。

そして、はじめてみるミュージカル映画はびっくりするほどディテールまでしっかりと作り上げていて、三重構造(?)をうまく演出していたような気がする。

題材がショービズなだけに成功したのかもしれない。

そして、主役の女性二人、キャサリン・ゼタ・ジョーンズとレニー・セルウィガーのダンスも

見ごたえがあった。

キャサリン・ゼタ・ジョーンズに関して言えば、

産後であれだけ激しいダンスをこなせるということでかなり私的には尊敬の値にいったが、

旦那様はあの体型はないと厳しい発言でしたね。

確かに、レニー・セルウィガーと並ぶと哀しいものがあります。

でもすばらしかったでしょう。

レニー・セルウィガーも彼女の作品をほとんど見たことがなく、

今回が初めてで、いったいどんな演技なのかと疑心暗鬼で観てみると、

エミリー・ワトソン級の役者バカっぷりを炸裂!

最高でした。




でも、リチャード・ギアさんについてのコメントは

あえて、しないようにしておきます。



ね?


ね?



CHICAGO必見ですよ。

ちょっとオペラ座の怪人の劇場版も見たくなりました。




まずは舞台をお勧めしますが・・・

緋文字

2004年12月01日 | 映画
何度か私のブログでご紹介してます映画監督のWim Wenders

昨日旦那様が借りてきてくれた彼の作品「緋文字」を見始めた。

普段はこういった単調なヨーロッパ映画を借りてくると真っ先にいびきが聞こえてくるのに、

私が眠っちゃった。

もったいない。

縁がなかったのか。

個人的に好きな作品はこんな感じです。

1984年 パリ、テキサス
1985年 東京画
1987年 ベルリン・天使の詩
1989年 都市とモードのビデオノート
1999年 ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

あとは、

1995年 キング・オブ・フィルム巨匠たちの60秒

がどうしても観たいです。ここに書いておけば旦那様がきっと見つけてきてくれるはず(そんなはずはないか・・・)

ミリオンダラーホテルも捨てがたいです。

ひょんな出会いからWendersの作品を見るようになったけど、

疲れちゃったんだろうなぁ。

それにしても

面白そうだったのになぁ。

気がついたら寝ちゃってたなぁ。

きっと面白かったんだろうなぁ。


どんなストーリーだったのかなぁ。

どうなんだろうなぁ。





写真「都営大江戸線飯田橋界隈?」






カラヴァッジオ

2004年10月31日 | 映画
久しぶりに映画の話。

昨日アダン。も本調子ではないので8時過ぎに就寝。

ということは映画が見れる!

借りてきてもらっていたDVDを観ることに。

「Caravaggio」という映画。

私はなんとなく、Derek Jarman の世界に惹かれている。

造形美というのか。

以前見た「Wittgenstein」は哲学者の生涯を描いた劇映画だったので、今回ほど、美を感じさせられはしなかったのだが、どうしてもこの世界に後ろ髪を引かれる。

そして、今回念願の「Caravaggio」を借りられた。


だんな様も借りてくるということは気になっている映画監督のはずなのだが、Derek Jarmanの映画を借りてくるときは

必ずといっていいほど寝る。

そして今回も寝てしまった・・・

ミケランジェロ・カラヴァッジオの作品画集を友人宅で見たときは目を背けたくなるほどの色使いだったが、

Derek Jarmanの手によって美しさを私にふたたび教えてくれた。

エイズで死を遂げたDerek Jarmanだけに男色世界を彼に表現させるときっと右に出るものはいないだろう。

今回もカラヴァッジオの同性愛についてDerek独自の美しさで見事彼の作品と照らし合わせながら、彼の生涯をつづっていた。

長年見たかった作品だけあって、

大大大満足。

はい、もう嘘はつきません。

2004年10月19日 | 映画
はいどうも。

こんにちは。雨が降り始めましたね。

よほど、今年の台風は日本好きなんですね。

そこまで好かれてもねぇ。

程ほどにね。

頼みますから。

先日ご紹介した『リリィ・シュシュのすべて』に関係するお話。

というより岩井 俊二に関するお話です。

もう嘘はつけませんね。

彼の作品を苦手としていた私ですが、惚れてしまいました。

本当に、イヤよイヤよも好きのうちでした。

彼はCMやらTVやらPVなども手がけている。

そして、今回見たのは「六月の勝利の歌を忘れない」という作品です。

これは2002年に行なわれたワールドカップ日本代表に密着取材したドキュメンタリー。

選手たちの素顔を岩井 俊二の独特のタッチで追っていっていた。

なんともいえないドキュメンタリーだった。

(少し眠っちゃったけど)言い訳:だって4時間もあるんだもん。

あの夏、私たちはハネムーン先で観戦していた。

町に出れば日本の勝利をマレー人がこぞって祝いの言葉をかけてくれた。

あんなにもスポーツを一生懸命見たのはうまれて初めてだったかもしれない。

そんな思い入れの深い選手たちのワールドカップ中の素顔を垣間見るということもさることながら、

スポーツをあんなにもきれいに演出出来るとは・・・

岩井ワールド素敵過ぎます。

サッカー好きの誰かさん

みましたか?

小津、彼岸花、清順、エトセトラ

2004年10月18日 | 映画
久しぶりに小津安二郎の映画を見た。

小津安二郎といえばあのカメラワークで有名でなおかつ映画界の巨匠と呼ばれているお方。

大学のときに建築学を専攻していた私は

よく課題で映画を見なさいといわれていて、まず授業でよく取り上げられたのが

小津作品だった。

10代後半から20代前半の若い女が小津を理解するなんて、それは無理ですよ。と思いつつも結構作品を見てきた。

その復習もかねて・・・

今回見たのは「彼岸花」。オンタイムなタイトルではないけれど、小津の撮ったカラー映画を見たかった。

彼にとってはじめてのカラーフィルム。

突っ込みどころはたくさんあった。

ストーリー展開もシンプルな娘の結婚をコンセプトに見事に完結された展開だった。

またそれをコミカルに描いていたところも可笑しかった。

色は赤がやはり強く演出されており、これが彼岸花なのか?と思わせる色彩であった。

構図もあいかわらずな低いアングルからの固定でとっていた。

ある意味先駆者として一目置かれるのはわかるけど、

色使いとしては鈴木清順の方が完成された美しさがあるような気がする。

小津安二郎が原節子を起用するなら、鈴木清順は大楠道代を起用。

これは納得いくキャスティング。

大楠道代さんはなんと美しい。カラーフィルムなら断然鈴木清順かな???

でも小津の残した映画は数々の海外の映画監督に影響を及ぼしている。

それは彼らの作品からもひしひしと感じられるから、映画って面白い。

たとえば、ヴィム・ヴェンダースや、ジム・ジャームッシュ・アキ・アウリスマキなどなど。

どちらから先に見るにしろ、両方比較すると見事に影響を受けていると思われる。

そして、ジム・ジャームッシュは俳優の永瀬正敏を起用し、そしてアイスランド映画「コールド・フィーバー」では永瀬正敏の父親役として鈴木清順が出ている。

こういうつながりを発見できるこの世界。

かなり好きです。


またマニアックなんでしょうかね、こういう話題は。

でもね、好きなんです・・・





リリィ・シュシュのすべて

2004年10月08日 | 映画
何年ぶりだろうか


映画を観て涙を流したのは


あんなにも苦しい映画はなかったような気がする。


そしてまた、美しすぎる映像が恐ろしかった。


いじめ、掲示板、援助交際。


現代の日本における社会問題を


こんなにも残酷に美しく演出するのは


やはり岩井俊二だからだろうか。


彼の作品は何作か見たことがある。


さわやかな香りのする「四月物語」


心の叫びを見事なまでに少ないキャストで構成されていた「UNDO」夫婦間のコミュニケーションから生まれたこのストーリーと主人公の病名がすごかった。


切ないまでにココロに病を抱える若者の描写がすごかった「PICNIC」

スケールがかなり大きくなって一躍有名になったこの「スワロウテイル」もすごかったような気がした。

どれも顔を背けたくなるような現実を目の当たりにさせられる映画ばかりなのだが、なぜか、

映像や音楽が透き通るまでに美しい。


それにしても


本当に


映画を観て涙を流したのは


何年ぶりなんだろうか・・・


アダン。が14歳になるころ、その小さなココロで何を思う?


DISTANCE

2004年09月30日 | 映画
久しぶりに邦画を見た。

是枝 裕和監督作品の「DISTANCE」

是枝監督といえば、

最近カンヌで日本の少年が受賞した「誰も知らない」の監督ですね。

みていくと、なんとなく見たことがあるタッチだなぁと思ったら、

意外にも彼の作品はみていたらしい。

おしゃれーな人たちがたくさん出ていて、空気感あふれる映像。

だけれど、社会問題がテーマになっているので、それだけに終わっていないのだが。


個人的感覚ではヨーロッパでは受けがいいだろうな的作品。


機会があればどうぞ。

面白い手法です。


きっと台本渡されてないんだろうなって感じです(笑)

だんなさまへの質問(というかお願い)

2004年09月20日 | 映画
旦那様、あなたはベン・スティーラーのことを

ことごとく嫌っておりますが、

それなのになぜ、頻繁にDVDを借りてくるのでしょう?

まるで、自分が納得いくまで嫌いきるのを試すように、

そして、自分の嫌いな彼の部分を全部見つけるのを試すように・・・

旦那様が言う彼の嫌いなところ

1.「俺、俺!」というところ。
2.「お金のにおいがぷんぷんする」というところ。

だけどその理由だけじゃ納得できないから、(だってすべての役者に共通するでしょう?そんな部分は)きっと借り続けるのでしょうね。

だけど、旦那様。

私も嫌いなんですよ。というより、彼の作品

全部寝ちゃうんです。お金の無駄ですよ。

もうあきらめてください。

そして、実のところ、

アダム・サンドラーも私、あまり得意じゃないんです。

上記2つがその理由ですの。

でも、彼の作品は脇役が全員好きな人だからと、ラストシーンが、キスシーンじゃなかったから、

許容範囲です。


注)本日体調不良のため、後日リンクはります・・・


最近見た映画。

ベン・スティーラー主演 「ロイヤル・テネン・バウムス」「ズーランダー」
アダム・サンドラー主演 「NY式ハッピーセラピー」

映画好きに20の質問の回答編

2004年09月10日 | 映画
babizoさんの『映画好きに20の質問』ブログ編という記事を拝見いたしまして、
自己紹介がてら、コチラに回答を記事として載せてみたいと思いました。

皆さんも興味がございましたら、お試し下さい。


1 ハンドルネームと簡単な自己紹介。

kokoです!えと、29歳蟹座のB型、娘一人、職業受付嬢。

2 映画を好きになったきっかけは?

 あんまり、動くのが好きじゃなくて、街に出るのもおっくうで、映画館ならじっとしていられる!(同じ理由でプラネタリウムも好きです。)

3 好きな映画苦手な映画のジャンルは?

 好きな映画のジャンルは群像劇。苦手な映画恋愛もの、ヒューマン。

4 好きな作品は?

 マグノリア2001年宇宙の旅TRAFFIC奇人たちの晩餐会東京画などなど

5 好きな監督は?

 ポール・トーマス・アンダーソン、ヴィム・ヴェンダース、ジム・ジャームッシュ、ジャン・リュック・ゴダール、ロバート・アルトマン、スタンリー・キューブリックなどなど。

6 好きな俳優・女優は?

 ベニチオ・デルトロ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ルイス・ガズマン、かつてのジュリアン・ムーア、エミリー・ワトソンなどなど

7 好きな映画のキャラクターは?

 ルイス・ガズマンが演じるキャラクター全て。 

8 お気に入りのサントラは?

 マグノリアパンチ・ドランク・ラブBIG NIGHTHIGH FIDELITY

9 月に何本位映画を見ますか?(映画館/レンタル問わず)

 今は4、5本

10 映画を見る時はどんな所に注目して見ますか?(監督/ストーリー/前評判 キャスト etc…)

 監督、編集、カメラワーク、演出

11 映画化してほしい作品は?(小説/漫画/ドラマ etc…)

 既読したものに関しての映像化はあまり見る気がしない。

12 シリーズ物でDVD BOXが出たらいいなと思う作品は?

 とくになし。

13 感動した作品は?

 ロスト・イン・ラマンチャ  

14 これは泣けるという作品は?

 LA STRADA

15 もう見たくないという作品は?

 ベン・スティーラーの全て。 

16 忘れられないシーンは?

 トラフィックと、マグノリアで、全てがつながった瞬間。

17 お気に入りの名セリフは?

 えと、あまりストーリーを重視しないので、よく覚えていません。印象に残ってるのは、
 LA STRADAで、ジュリエッタ・マッシーナが吹いた口笛でしょうか。

 セリフ全般では気狂いピエロがいいかもしれません。 

18 映画関連で集めているものはありますか?

 特になし。

19 今後、注目している作品や見てみたい作品は?

 珈琲時光

20 恒例の最後の一言

 映画館にいきたーい。

ラストシーン

2004年08月25日 | 映画
昨夜久しぶりに映画を見た。

PS2が入院中のため、DVDでなかったのが残念だが、ここまで映画を干されてしまうと、私自身が干物になってしまった感覚が・・・

否めない。

そして、昨日の映画はSpikeLeeの「ガール6」という映画。

スパイク・リーは映画を撮るのが上手いと思う。が、好きかどうかは微妙。まだ1本しか見てないから。

ただ、気になったシーンがラストシーン。

なぜ私が見る映画は最後に色々なものがふってくるんだろう。

カエル。。。電話機。。。

まだ、
マグノリアは、最初から天気予報のアプローチがあったから、かろうじて、カエルはつぼにはまる要素はあったけど、電話機は無しだと思ってしまいました。

やはり映画って難しいなぁ。