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めでたきなっ☆

良い年した腐女子がこそこそ萌えを語る場所。
ときどき小説(笑)もうpするかもしれません。

【びっくりするくらい】銀土と沖土と山土と高土と坂高語り。【長い】

2010-11-23 05:55:54 | 銀魂的な
銀魂好きCPのことを考えていたらすごく滾った。
ちょっと余りにも長いのと、基本自分語り入りで夢見がちです。すみません…。
銀魂を考えているとやっぱり嵌った当時や萌えたきっかけになった出来事のことを思い出していかんですな。


・銀時×土方
最高にして最強の萌えCP。グーグル先生に「銀時 土方」と入力すると予測?の所に「銀時 土方 手錠」と出てくる。先生も認める。アニメ166話はいつ見てもとんでもない事になっている。悪ふざけが過ぎますぞ!もう!
原作第七十五訓で土方の名前が十四郎であることが判明し、銀さんが初めて「土方君」と呼んだ回だったのでもう。(ソース:わたしの記憶。間違ってたらすみません)
友達としての期間がないのも好き。友達っぽいことをしてても好き。
銀さんが銀さんである限り、土方が土方である限りなんでも萌える。
強くて弱い銀さんが好き。大人でずるい銀さんが好き。ぐらぐらしてる銀さんが好き。根っこは揺らがない銀さんが好き。
強いふりをする土方が好き。強情で臆病な土方が好き。大切なものを守る土方が好き。誰かに頼ろうとしない土方が好き。
年齢と立場の差があるぱっつちが好き。お前は俺の知ってるアイツじゃない銀トシが好き。がっついて押せ押せなぜっさんが好き。チャラ男にドン引きする堅物な金土が好き。
喧嘩に明け暮れる子供なポニ方も好き。しっかり者のお母さんが露呈したフォロ方も好き。なんだかんだでノリの良い13も好き。振り回されるちんかすも好き。
重いものばかり背負ってつぶされそうな白夜叉も好き。救いを求める子銀も好き。頭良くて口が回る弁護士も好き。バカ騒ぎするパー子も好き。
でもやっぱり通常の二人がいいな。
背中合わせが好き。抱き合ってても好き。手を取り合っていても好き。並んでいるのも好き。いろいろな銀土が好き。
銀土だけで括ったら雑食だなwwww銀魂って色んなパターンがあるから困るよ…銀さん一人でも、上には書かなかったけどきんとき(RPGの方の)とかまこっちゃんとか真選組隊服とか。まだまだあるだろう!!
どんな形であれ、土方が好きで土方を好きな銀さんが、銀さんが好きで銀さんを好きな土方が、銀土がめちゃくちゃ好き。


・沖田×土方(銀土←沖/沖+土/銀+沖)
沖田にすごく夢を見ている。
実は、銀魂好きになって一番最初におや…?って思ったのは沖土だったかもしれません。いや、その後すぐ銀土いったからあんま覚えてないけどwww
でもやっぱり今でも好きで。
沖田が土方さんのこと好きパターンで考えたら、銀さんが出てきてから好きってことに気付いた…ってやつが一番好きかも。だから銀土←沖。
銀さんと沖田が仲良いってのも本当に良いな。
「土方くん今日休み?」
「ええ、非番ですぜ今なら部屋で寝てまさァ。」
「あっそ、あんがと。」
「たまには俺とも遊んで下せェよ、旦那ァ。」
「また今度ねー。」
とか、こんなん本当好き!!
でもこんな関係になるには、銀さんが沖田に認められなきゃいけないんだよね。そこの過程を考えると滾る。
沖田からの銀さんは「巡回中によく見る目立つヤツ。」→「なんかいつも楽しそうにしてんな。」→「あ、コイツちょっと面白いかも。」→「裏で何考えてっかわかんねー。」→「真選組ともちょこちょこ慣れ合いだした。」→「土方コノヤローもコイツ気に入ってンのか。」
で、
→「俺の方がずっと長く土方さんと一緒に居たのに。」
→「土方さんがガキみてェだ、面白ェや旦那。」
になるかの分岐。前者は恋心。後者は子供心。
どっちも好きだぜ総悟ォォォ!!!ドSコンビは仲良くなって然るべきと思う。でも銀+沖×土は物によりちょっと地雷。土方は一途だから。銀さんを使って…って言うと言い方アレですが、銀さんと一緒にいる土方をからかったりすればいい。それこそアニメ166話みたいにさ!
沖田は小さい頃にずっと土方のことを気に入らなくて、ずっと悪戯して困らせたりしていて、最初は本当に純粋な嫌悪とかそんなんで。
近藤さんが土方のことを見ているのが凄く気に入らなくて、ミツバの事もあって小さい頃はガチで嫌い…で。
でも土方と嫌でも一緒にいる期間が長くなって、力を認めて、能力も認めて、認め合って…るんだけど、一度出した手を引っ込めるタイミングが掴めなくて今みたいになってたら…いいなあ。
副長になんてなりたくないんだ本当は。特攻隊長、沖田総悟が気に入ってるといいな。
おっといつの間にか沖田語りに!
沖土は3Zだともっと好き。沖田ががっつり子供になれる3Z。でも時々大人な顔をするんだよなあ…子供と大人の中間、っていう沖田の魅力を推せる3Z。
でも!3Zでも銀八先生には敵わない。そうだな、どの世界でも銀さんに敵わない沖田が好きなのかもしれない。
沖土でも、土方さんを…好きな人を大切にする方法を知らないとかだといいな。土方が大人なぶん、悔しいんだよ。沖田は…子供だな。力のある子供。
沖土が幸せなのももちろん好き。沖田が開き直って土方さん好きーってやってるのも可愛いとしか言いようがない。真選組の雰囲気をぶち壊すのはあまり好きじゃないけど、沖土単体で考えたら幸せ。
「トシと総悟はいつも仲良しだなー!」
「ええ、仲良しですぜ。ね、土方さん?」
「仲良しじゃねェよお前ふざk」
(何かをボソッと耳元で)
「仲良しですぜ。ね、土方さん?」
「ソウデスネ。」
もうこんな感じの沖土を200回くらい読んだことあるけど、やっぱり可愛いなーって思える。
いやー、しかしやっぱり銀さんに敵わない沖田がいいな。(結論)


・山崎×土方(山→土/山+沖/銀土←山/沖土←山/沖+土←山)
山崎ェ…
山崎もちょっと夢見がち。山崎は土方のことを何でも分かっているといいな。
あ、煙草がそろそろ切れそうだ。
マヨネーズの残りあと何本だっけ。
あの人、最後に旦那と会ったのいつだっけ。
今日喧嘩したな、ピリピリしてら。
そんなのが好き!別にストーカーとかじゃなくて、業務上で土方が凄く山崎を頼っているように見える。だからこそ、一挙一動に敏感。
ジャンフェス2005で上映されたアニメ『~何事も最初が肝心なので多少背伸びするくらいが丁度良い~』でも、土方が山崎にMS-ZURAを「どうにかして。」って言ってたアレが凄く印象的。別に「ぎんとき…っ」だけ見てた訳じゃないんだから><!
御無体な…って言いながらも、アレが日常でも行われていたら最高だなー…。山崎はアホだけど、ミントンの王子様だけど、それでも有能な偵察で…ってね。
恋心に発展するパターンももちろん美味しいんですが、土方が山崎を頼っていて仕事を任されるだけで満足していそうな…気がする。
だからだから、沖田が土方さんに真っ向から(時にはねじ曲がってるけど)ぶつかっていってるのを、少し、羨ましいなあって思ってればいいんじゃないかな。
永遠の片想い退。どうでもいいけど山崎退ってすげえ山崎っぽい名前だなあ…空知先生のネーミングセンス大好き。
上記の沖田の件は銀さんに対しても同じで、銀さんと出会った後の土方を見て「ああ…」ってなっちゃう山崎とかね。
どこかで安心して、どこかで納得して、どこかで寂しいんだよ。
山崎にそんな夢を見ている。誰に対しても、何に対しても、土方の幸せを一番に願っていて。でも自分じゃ土方の幸せにはなれなくて。誰かこの人を幸せにしてあげて下さいってスタンス。
仕事で何か苦労を一人で背負いこむ気なら助けるし、ストレス感じてぴりぴりしているなら殴られるし、時間が無いってんだったらいくらでも任されるし…他にも色々…。
やっぱり地味だ。だけど、地味に一番かっこいい。地味に土方のことを一番思ってる。
山崎がもし居なくなったら、土方はショックだろうな。
無意識に「山崎ィ!煙草買って来い!」「…あ、アイツもう居ねェんだった。」とかなってそう。
だから、ずっと土方の近くにいてあげてね山崎。(恋愛的な意味でなく。)


・高杉×土方(高→銀×土/銀×土←高)
高杉攻めはあまり好きじゃないけど土方相手になら別。でも凄い無駄な拘りがあります。
通常で高土なら、銀時と高杉が攘夷時代にアレな関係な時期がちょっとあって欲しいんだよなー。恋心はあまり無かったと思うけど。(主に銀さんの方が)
で、時が経って高杉があんなんなっちゃって、その後に銀さんがなんか最近嵌ってるヤツがいるって噂をどっかで聞いて…とか。
攘夷時代、その銀高でのあんなこんながあって銀さんは誰か一人に固執したりとかしねー人だと思っていた(実際そうだった)から、アイツを落とした奴ってなァどんなべっぴんだ?とかそんな気持ち悪い思考(wwwwww)で土方に会いに来て…ちょっかい掛けて帰る。とかそんな程度の繋がりが丁度良い。
逆に足繁く通っているうちに土方個人に興味が出てきて…とかでも良い。
これも色々な所でいっぱい読んだ気がする。王道美味しいです(^p^)
でも敵同士だからなー…色々捏造するのは簡単だけど、あまり深く考えずにサラッと楽しんでいたりします。…めんどくせーな高杉www(高杉大好きですよ)
高杉は基本的にビッチ受けなので仕方ない。高土は凄く好きだけど、難しいからあまり読まないようにしてます。
好きなんだけどなー…相変わらず原作での絡みがアレなので…うーん。原作といえば七十五訓で一番最初に土方と高杉の名前が同じページに出てきたのは感動した覚えがあります。当時のコミック読んでぶわっ…!てなった記憶があります。なんとカナシイ…!!あ、でもDSゲームでは絡んでた…かも…銀玉のやつ。すみません記憶が曖昧です。高杉がなんか嬉しそうにしてたようなエピソードがあったような…実家ァァァ!!!取りに帰ってもう一度やろう。
ま、だからあっさり3Zとかが良いのかもしれないね!高杉あんなだし、土方風紀委員だしね。そっちのが俄然絡ませ易い。
でもやっぱ3Zでも銀八を経由してほしいなあ…!高土の幸せルートは一向に見えてこない。良いんだ。高杉には別の幸せがあるから。


・坂本×高杉
高杉の別の幸せ!!
高杉は受け一択でも世間的に辰馬、銀さん、万斉、神威って色々絡ませられるけど、王道幸せルートは辰馬だと信じています。
辰馬が宇宙へ行くって決心した時、一番怒ったのは高杉だと良いな。攘夷の中で高杉はまだ子供で、辰馬の考えてる事なんて理解できなくて(理解する気もなくて)、ただ俺たちから…戦争から逃げるのかって感情で怒っていたりとか…していそうだなと。辰馬が宇宙へ発ったのって終戦間際…でしたよね?
それでも、戦争が終わった後に(高杉の中ではまだ続いてるとは思うけど)辰馬のやりたかった事を理解して、辰馬の事を理解して…かーらーの発展とかでもベター。でも争いの渦中にいる高杉と、商いで宇宙から未来を変えるという思考の違いよ…。正反対の二人。でも、過去に同じ思想を抱いていた者同士、やっぱりお互いを気に掛けたりとか似ている所もあるんだろうな…と考えると滾る。
蟠りが残りがちなんだよな坂高って。本当に紆余曲折、色んな壁を乗り越えていそうな二人だよなァ…原作登場回数が著しく少ないので夢を見る。
こうなってくると紅桜編でももう少しさ…辰馬とか出してもよかったんじゃないの!!!!
攘夷内でだったらどう考えても高杉を飼い慣らすことができるのは辰馬だし、そこから派生した妄想なので根っこが無くて申し訳ない…辰馬ェ…空知先生、辰馬を描きたいと仰っていたではありませんか…!!
原作だとどうしたらいいか分からなくなるから、現代パロとかに逃げる時もあります。そうすると高杉がもっとデレてくるので可愛いんだー。辰馬は誰よりも大きい人だから、高杉みたいなじゃじゃ馬姫(笑)も上手く乗りこなせるんだ!!…やっぱり夢を見る。
身長11cm差は萌えるよ!!というミーハー感がこんなに長く息衝くとは思っていませんでした。もう少したくさん坂高読みます。

こんだけ銀さん・高杉・辰馬をごちゃごちゃにしていますが、やっぱり攘夷四人が仲良くしているのを見るとほっとします。
わいわいやって、同窓会みたいに皆ときどき集まってたらいいのに。攘夷が大好き。桂、忘れてないよ!お前はエリ桂でほのぼのしてればいいんだよ!
それこそ大学生パロとかで四人集まって学食とかでラーメンでも食べてたら可愛くて死ねる。
銀さんが参考書にラーメン零して「いいや、捨てよ。」とかやって
辰馬「汁もったいなかー!」とか笑って、
桂「お前は学生としての自覚が足りんぞもっとしっかり学問に徹して(ry」とか文句付けて、
高杉「ヅラうっせェ。銀時ィ、次のテスト範囲、ソレに載ってるけどいいのか?」
銀さん「え、マジでか。辰馬ァ、参考書ちょーだい。」
辰馬「わしのもどっかいってしまったき無理じゃーアッハッハどんまい!」
銀さん「晋ちゃーん…」
高杉「お前ェに貸すと糖分臭くなりそうだからヤだ。」
銀さん「ヅラァー…」
桂「ヅラじゃない桂だ。コピーくらいは考えなくないぞ。」
辰馬「わしのもー!」
とかこんなんがいい。読みにくくてすみません。
四人がガチで仲良いといいな。シリアスなのは分かってるけど、だからこそ妄想が蔓延る。幼馴染、いい言葉じゃないか!!もちろん辰馬も仲間に入れます。いや転入生ポジションいいけどね。
あー攘夷に夢…四人が仲良い現代パロが読みたい…。原作であまりにも触れられてない部分だから、下手に原作妄想するより現代とかにポーンと持ってきた方がスッと入ってくるような気がするんだ…。逃げですかね。
攘夷を上手く扱う方を本当に尊敬する。どこかを考えるとどこかが崩れるというか、それぞれらしさが欠如するパターンに嵌る。うーん…難しいな攘夷…。


まだ銀魂でもうちょいいける気がするけど、キリがいいのでこの辺で。
主に自分の為のメモ書きになってしまった…。次はもう少し、オンラインに上げるつもりで書きます。



【銀土】オリジナルがある人工頭脳って萌える【SS】

2010-11-02 03:08:51 | 銀魂的な
タイトルだけじゃちょっと意味わかんないと思うんですが。
どちらかがロボットや機械で、どちらかが人間のパロディがっすっごく読みたい衝動に駆られています。
で、考えてみたのですが、「絶対に届かない(生きる世界が違う)生身の人間をオリジナルとして、クローンのように作られた電脳知能」ってのが凄く切なくてでも萌えるなって。
ディスプレイ、もしくはホロとしてしかいられないからオリジナルとは文字通り次元が違くて、プログラムでしかいられない…みたいな、そんな。
オリジナルの代わりに作られた人格で、でも作った人間がそのモデルじゃないからオリジナルとは少し違う。
コピーとしても完全じゃなくて、人格を確立する存在でもない。
あやふやなまま、でもそこに確かにいる。
ああ説明する語彙が足りない…!!でも凄く萌えた。

自分でも何がしたいんだか分からないけど、とりあえずこの萌えをぶつけてみました。

↓なんかはじまるよ!↓

 * * *

プラグラマーとは実に難儀な仕事だと、彼は日々思う。
パソコンにひたすら向かい、残業ならまだ良い方で徹夜も辞さないときたら、こんな職種に就いているのはとんでもない暇人か馬鹿しか居ないのではないだろうか。

深夜1時も過ぎた、都内某ビル。
ここにもとんでもない暇人、もしくは馬鹿が数人、カタカタとキーボードを指先で鳴らしていた。
終電なんてとっくの昔に無くなり、皆死んだ魚のような目で机に向かう。
その中、一際死んだ魚の目をした男が、此れ見よがしに大きな欠伸を吐き出した。

「コラ銀時、仕事中だぞ。しっかりしろ。」

そんな彼の向かいの席、流れるような黒髪をきっちり結んでディスプレイを見詰めていた男、桂がその行為を戒めてくる。
服装自由なこの会社で、一人だけしっかりとスーツを着ている姿と同様に生真面目な性格故、眠いです、とステッカーを貼ったような大欠伸を見逃せなかったのだろうが、言われた方の男は銀髪をがしがしと掻きむしり反省の色など微塵も見せずに椅子の背もたれに凭れ掛かって再び天井に向かって口を開け大袈裟な呼吸運動をして見せた。

「うるっせーよヅラァ、生理現象だっつんだよ、どんだけ長ェ事起きてると思ってんの。」

「生理現象じゃない、桂だ。」

指先は動きを止めないままに返ってきた言葉はまさに支離滅裂。
普段よりまともに会話の出来る男ではないが、これは彼も相当限界が近いのであろうと解釈した銀時は、鬱陶しい会話を続行することを拒絶して席を立った。

「何処へ行く、まだ仕事は残っているぞホラこんなに残っているこんなにこんなに…」

「男のゴールデンタイムだよ、お前ェも無理すんなよーヅラァ。」

「ヅラじゃない、仕事だ。」

ああもう、こいつもあと一時間後には潰れているな。
背中で聞いた声はあまりに頼りなく、仕事とはなんと残酷なものかと感じつつ銀時は部屋を後にした。

事務所の隣、休憩室と小さく記された小部屋に、銀時は一人腰掛けていた。
自販機で買ったいちご牛乳で糖分を摂取しつつ、部屋に備わっているテレビの電源を入れる。
ディスプレイに並んだソースの羅列のお陰ですっかり疲れた目を休ませるように瞼を伏せていると、ガチャリと扉が開く音がした。

「随分お疲れだな、銀時?」

声を掛けられ仕方なく振り返ると、やたら柄々しいシャツを緩く着た黒髪の男が部屋に入ってきた所だった。
缶コーヒーと煙草を持って、彼も自分と同じくつかの間の休息を取りに来たのだろう。そうでもしなければ、桂のようになってしまう。

「お疲れも何も、終わる気しねェよあの仕事。高杉、俺の分手伝ってくんね?」

「ざけんな、俺だっていっぱいいっぱいだっつンだよ。」

銀時の隣にどかっと椅子が壊れそうな勢いで座り、高杉は煙草を銜えマッチで火を点す。
マッチ特有の薬品が焼けたような臭いと、彼特有の煙草の臭いとが混ざって鼻孔に届く頃、BGM代わりにしていたテレビから知った名前が聞こえてきた。

『お次のゲストライブは土方十四郎さんです、お願いします!』

深夜の音楽番組、そのナレーターの台詞を合図にしたかのように、銀時はテレビに釘付けになる。
細く煙を吐き出しつつその様子を見ていた高杉は、銀時の視線を追うようにして画面を見詰めた。
そこには、自分達と同い年程であろう黒髪の青年が映っていた。最近よく音楽番組に出ているその姿を、高杉も知ってはいたが。

「銀時、お前こういう歌好きだっけ?」

青年の透き通った歌声が、テレビから流れる。
勿論嫌いではないのだが、最近の流行に疎い銀時が彼を気に入るというのは、どうも違和感があったのだ。

「いや、歌…も好きだけど、」

「コイツが好きなのかよ?」

銀時が言い終えるより早く、言葉を遮る。
何故か答えにくそうにしている銀時にの様子、何か訳有りなのかと高杉の口端がニヤリと厭に吊り上げられた。

「テメェが歌手の追っ掛けかァ?らしくねェな。」

「追っ掛けなんかじゃねェよ。」

その言葉に嘘はなかった。
ファンなどではない。芸能人に焦がれる若い女の気持ちは、全く理解が出来ない。
しかし、彼は。画面の向こう側の彼は、銀時を知っている。
覚えていれば、の話だが、少なくとも、銀時は彼を忘れた事などない。
これはどちらかと言えば、初恋に近い、気がする。
だが、そんなことを高杉に言ってどうする。いや、言う気もない。

「創ってやろうか?」

この件についてはさらっと流すべきだ、と思考が落ち着いたところで、また高杉の言葉で邪魔される。
今度は銀時が高杉を見詰め、目をぱしぱしとさせる。何を言っているのか、と真意を問う意志を視線に乗せて。

「電脳知能っての、最近創っててな。調度モデル探してたんだよ。」

意図を察したのか、高杉が一人でに喋り出す。
だが、言っている事の8割方よく分からない、理解が追い付かない。
銀時は、ぽかんと呆け自然と開いた口をそのままに首を傾けた。
高杉は、口も態度も人一倍悪いが、プログラムを組む能力は誰よりも長けている。事実、この職場で一番仕事量を熟しているのも彼だ。
ただその能内は時に突拍子も無い事を考えつく。例えば今なんて典型的だ。電脳で、知能を、創る?そんな事は可能なのか?

「簡単に言やァ、パソコンの中に人格を創る、って事。容姿も性格も、知的レベルも好き勝手できるぜ?」

喋っている間にすっかり短くなった煙草を、灰皿で捩り消す。
この手なら、今は遠い彼を、創れ る。
天才と凡人は紙一重、だなんて誰が言った?

「お前次第だ、どうする?銀時。」

画面の向こうの知らない所で、歌い終えた彼がステージから退き何処かへ消える。

待て、行くな。…いや、違う。
ここに、来い。


「…決まりだな?」

天才がそう言うから、凡人は頷く事しかできなかった。



 * * *

プロローグみたいな。
どうやってその存在を作ろうかなー、と考えたら、天才の存在が浮かびました。まるで高杉が主役だな…あれ…?
でもネウロの春川もそうだったように、完全な天才なんていないんだよね。ていうか電人HALパロだな、もうそれでいいよ!(wwwwwww)
これからどう動かすかはちょっと分かんないですけど、オリジナルとの思い出に縛られる人間銀時と、オリジナルには敵わない電脳知能土方がわたしの中で一悶着起こしていきました。
また近いうちにぶわっ!と来たら続き書いたりしたいなー。


全く関係ないですけど、今ジャンプフェスタ2011のスーパーステージに向けて閲覧応募はがきを書いております。
もう11月ですね。今年も終わりに近付いております。
ジャンフェス・冬コミが近いと年末って感じがするんだよなあ。
でも今年は冬コミの前に恐惶謹言があります!わあい!!とても楽しみです。





一般的にはハッピーハロウィン!

2010-10-31 03:43:55 | 銀魂的な
はじめまして、今後この場を借りてちらほら萌えていこうかなと思っております。kyrと申します。
自己満足って!いいよね!好き勝手やっていこうと思います。

さてさて。
今日、10/31はハロウィンですね。
しかしはてさて。ハロウィンって具体的にどのようなイベントなのか。
いい年になりますが、毎年別に仮装をしていた記憶もないし、カボチャでらんたんを作った記憶も、おかしくれ!って近所を練り歩いたことも特にありません。
まあ、そこかしこにハロウィン仕様のかわいいグッズだのフードだのが並ぶのを見ているのは好きなので良いのですけれど!

気になったので調べてみました。

ケルト人の1年の終わり(日本で言う正月みたいな)は10/31で、このよるは死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていた。
これらから身を守るため、仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。
家族の墓地にお参りし、そこで蝋燭をつけるという地方もある。墓地全体が、大きなランタンのように明々と輝く。日本のお盆の迎え火・送り火にも似ているかもしれない。
これに因み、31日の夜、カボチャ(本来はカブ)をくりぬいた中に蝋燭を立てて「ジャック・オー・ランタン (Jack-o'-lantern) 」を作り、魔女やお化けに仮装した子供達が「トリック・オア・トリート(Trick or treat. お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)」と唱えて近くの家を1軒ずつ訪ねる。家庭では、カボチャの菓子を作り、子供たちは貰ったお菓子を持ち寄り、ハロウィン・パーティーを開いたりする。
ハロウィンのテーマは不気味なものや怖ろしいもので、妖精や精霊に限らず、「死」そのものや、不死の怪物、黒魔術、伝承の怪物などが含まれる。
ハロウィンを祝う家庭では、カボチャを刻んで怖い顔や滑稽な顔を作り、悪い霊を怖がらせて追い払うため、ハロウィンの晩、家の戸口の上り段に置く。

wikipediaからぺたっと。




なるほど、わからん。



こんだけ書いておいてアレですが、さっぱり分からないですね。
ハロウィンが日本に広まったのも1990年代と割と最近ですし、表面上だけが浸透してしまった感は否めないですねー。

まあここまでは前置きなんですが。

10/31=ハロウィン。世間一般堂々と「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!」
ってよく考えたらすごく萌えませんか?

いたずら、イタズラ、悪戯、徒。

お菓子と言えば銀さんですが、ハロウィンに対する大した知識もないくせに、
付け焼刃のような仮装と、「トリック・オア・トリート!」の言葉を掲げて練り歩く銀さん。
実際「ハロウィンってどんな日だか分かってンの?」って聞かれたら、
「えー、ほら。アレだよ。ハロさんとウィンさんがカボチャの中で光りながら菓子食ってた日だろ?」とかもうそんなん。
それでも堂々と会う人会う人にお菓子くれーくれーくれーってしてたらすごく可愛い。もちろん神楽と新八も一緒にね!
楽しいこと大好きな江戸のみんなが、よくわからんハロウィンっていうイベントに乗っかってたりしたら可愛いなあ。

うっかり見回り中の土方と沖田に出会っちゃって、全力で絡む万事屋銀ちゃん。

「マヨラーとクソサド発見アル!銀ちゃん、アイツ等公務員だからきっと良いカモになるネ。」
「おー本当だ、いやーお二人さんいつもご苦労さーん、トリック・オア…アレ、ちょ。何だっけ?」
「トリッキー・オン・トロピカルだヨしっかりするネ。」
「いや違うよ神楽ちゃん!トリック・オア・トリートだよ!?」
「ああもう何でもいいや、そこの二人ー、お菓子くんねーとイタズラすっぞー。」
「ああん?何で俺等がテメェ等に菓子なんざやらねーといけねェんだガキじゃあるめェし。」
「そうでさァ。土方さんにイタズラすんのは俺の日課ですぜィ旦那ァ。」
「アレ?なんか変なこと言いだしたよこの子!?」
「うっせーナ、良いからさっさと持ってる菓子全部差し出せヨクソサド。イタズラしてやろーか、ああ?」
「いい度胸じゃねェかィチャイナァ、イタズラなんて可愛い言い方出来ねェような事してやろーか、おお?」
「その喧嘩買ったネ、手始めにお前の部屋中ゲロ塗れにしてやるから覚悟するアル!」
「はっ、やれるモンならやってみろィお前のその頭のぼんぼりにチンコの絵ェ書いてやらァ。」
「もう二人とも落ち着いて下さい!ほら、神楽ちゃんももうやめなって!」
「うるせェヨ眼鏡、その眼鏡トリックすんぞ。」
「眼鏡にトリックされたら存在がトリートしちまいまさァね。」
「もう意味わかんねーよ!!!トリックって言いたいだけじゃねーか!はぁ、銀さんも黙ってないで何か…って…アレ?」
「あり、銀ちゃん何処行ったネ?」
「土方さんも居なくなってらァ、ったく…油断も隙も無ェお人でさァ。」


てね。土方さんは甘いもの好きじゃないから銀さんにあげるお菓子持ってないんだろうなあ。
万事屋と真選組が仲良しなのがだいすき!!!
終着点が見えなくなったけど、とりあえずハッピーハロウィン!