新装版WILD ADAPTER1巻 発売おめでとうございます!
日付的には昨日になりますが、漸く本編を読み、特典のドラマCDを聞き終わりました。
時間もアレなんで、こちらにさらっと感想を書いてみようと思います。ツイッターで暴れるとネタバレになるしね…まあ10年以上前の作品のネタバレって…という感じではありますがww
さて。まず少し自分語りをさせて下さい。
10月25日。発売発表から、この日を心より待ち焦がれておりました。
しかしいざ当日になると緊張と興奮で震えて震えて…会いたくて会いたくて君を思うほど震えるという某歌姫の名曲はあながち間違いではないように思えますね。
そして、やっとの思いで事前に予約をしておいた地元のアニメイトに赴きました。
店内に入るのに1時間掛かりました。緊張で。正直自分でも引いています。
そしてとうとう手に入れた新装版WILD ADAPTER1巻!!!
見た瞬間死にましたね。いや公式サイトで表紙は確認してあったのですが、いざ眼の前にすると死にました。
しかも新刊の棚にズラァ…と久保田久保田久保田…これは破壊力が桁違いだぜ…
更にアニメイト特典のポストカード。これも死因です。なんですかこれは。
久保田にしては珍しいカジュアルな様相。ダボッとゆとりを持った袖。拳銃を無機質に放り投げるその掌と指先。特徴的にしっかりと描かれた鎖骨。繋がる首筋の奥から覗く束ねられた髪。煙草を咥え僅かに開かれた口元。しゅっと通った輪郭。フレームの重たそうな眼鏡の奥にハイライトの栄える瞳。芸術的質感を残す煙草の煙。適当さを残しつつも艶やかに描かれる前髪。
なにもかもが素晴らしい。これを間近で見て悶絶し死なない人間は正直居ない気がします。是非、まだ見ていない方は一見の前に遺書のご用意を。破壊力が抜群です。
今すぐにでも久保田を前に泣き喚き愛を叫びたい衝動を堪える。そんな苦行のような試練を乗り越えて、購入して参りました。
以下感想です。
感想は今まで言ってきたから、何を言えばいいのやら…シーン一つ一つ語りたいけど時間がよ…後日しっかり纏めますね。
なんか結果的に考察と論文のようになってしまったwwww
WILD ADAPTERを初めて知ったのは、2001年の冬のことでした。
初めて1巻を読んだ時の感動。それを再び感じることができました。
懐かしさと、新しさと、おかえり!という気持ち。また彼らに会うことができましたね。
1巻。峰倉先生風に言わさせて頂きますと「小宮編」。
この巻の久保田は、本当に不思議すぎて未知すぎて不明すぎて、もうどーしよーもねーなァ、としか言えません。
久保田誠人の、情、視野、欲、意思、心。どれもがふわふわとしていて、まさに「無」。
人間として大事な部分の欠損。そんな人物。
小宮編の久保田は、まさに真っ白な…というと綺麗なので、真っ黒なキャンバス。
黒に色を重ねていくという雰囲気。その下地の部分。
美しく、丁寧に、的確に表現していらっしゃる峰倉先生の手腕に感服致します。
主要人物は1巻で大方出てくるのですが、やはりこの巻のメインキャラクターは小宮。
1995年5月。久保田と小宮の出会い。そして、1996年1月。久保田と小宮の別れ。
小宮という少年には久保田はどう映っていたのか?と考えたことは多々ありますが、恐らくWAの作品の特性上、小宮の見ていた久保田とわたしたちの見ていた久保田は同じだったのではないでしょうか。
小宮が久保田に惹かれれば惹かれるほど、わたしたちも久保田に引きこまれていく。そして、散々わたしたちの感情を引っ張っていった小宮の突然の死。
ここで、すっぱり1巻すべてで植えつけてきたものを断ち切られる衝撃。
「生きて」
死の間際に小宮が言ったこの台詞こそが、今後のWAの軸になっていっているような気がします。
久保田が「生きて」いく物語。真っ黒なキャンバスに落とされ染みを作った最初の一滴。
折角のこの一滴も、ふと拾った運命に塗りつぶされていくんですが。それはまた2巻からのお話しですね。
1巻久保田の容姿。
これがまた可愛いなんてものではない。
中学生久保田は可愛いなんてものではないのですが、この1995年5月時点の久保田が可愛い。本当に可愛い。
後ろの髪が短くて前髪にボリュームがあるからか、幼さの残る貴重な可愛い久保田。
可愛いくせに、アツシを睨みつける双眸や、東条組代行を射抜いた時の眼差し。かっこいい。化物みたいだ。
やっぱり公園のシーンの笑顔は心臓が痛くなる。
これは小宮の表現が的確すぎて、キャラクターに自分を重ねても(感情的に)違和感なく読めるというのも凄い所。
小宮がきちんとストーリーテラーを勤めてくれるという、WAならではの魅力に気付ける名シーン。
絵柄については、峰倉先生「らしい」のはこの頃の方だと思います。
1990年代後期が、個人的に見慣れた絵柄ですので、敢えて「らしい」という表現を使わせて頂きました。
線が少し太くざらついていて、細めの頭身に描くかんじというか…それが1巻久保田の可愛さとかっこよさを表現するのにぴったりで大好きです。
もちろん、今現在お描きになられている絵柄も美しく聡明さが伝わってきて、先生にしか描けない魅力の塊です。
だんだんと物語の進みに沿って絵柄も変化なさるわけですが、その絵柄(容姿)の変化も彼らの成長と軌跡。
合わせて楽しめて、まさに久保時と共に歳をとっていくんだなあ…と実感させられますね。
さて。ドラマCDの方に。
「愛すべき七つの大罪 vol.1 強欲」
そう来ましたね。七つ、ということは1巻から6巻まで1枚ずつと、全サで1枚。計7枚のCDに収録されるということでしょうかね。
雰囲気は、今までのWAドラマCDのOPとEDに収録されていた彼らの「日常」そのものでした。
驚いたのが、目を閉じると久保時の部屋にいるような気持ちになれる音の存在感。
インターホンの音、雨の音、時任の声。久保田の声。
彼らの生活を覗いてしまったような背徳感…毎度のことながらたまらないです。
内容に関しては、なんというかもう、久保時でした。
久保田と時任のいつもでした。あーそうそう、コレ。ってなれるような。
期待を裏切らない。大幅に上回りもしない。そんな、普通の二人。大好きです。
久保田の「欲」。わたしたちから見れば、久保田の発言は全部「あー、そうだろうね。」ってなってしまいます。
このテーマを。この久保田を。この時任を。日常のヒトコマの中にすっぽりと当てはめてしまうシナリオ。
そして確かな幸福感と、久保田を思って少しの虚無感。天才ですね。
あー久保時。いつまでも久保時でいて欲しい。大好きです。
キャストトーク。
そっか!このCDが森川さんの久保田と石川さんの時任はじめての人がいるんだ!
と、純粋にびっくらこきました。そうだよね、いるんだよね…
一番最後に出てたCDはWILD ADAPTERの6ですかね。帰ってきた荒磯より前でしたよね。
…と思って調べたら、Sound Drama CD WILD ADAPTER 06 発売日は2008/8/27だそうです。
久保田の誕生日の3日後ですね。
わたしが情弱でなければ、WILD ADAPTERでの久保時はこれ以来なので約3年ぶり。
おかえりなさい!!お二方の久保時が大好きです。ずっと、ずっと大好きです。
出る杭を引っこ抜かなくても、わたしの久保時はお二方でしか有り得ないです。
楽しいキャストトークでした。最後までじっくり楽しめる素晴らしい1枚。
峰倉先生のこと。
久保田と時任が先生の中に産まれたのが、先生がまだ学生の頃だというのが驚きです。
公式サイトにもありましたが、「横断歩道ですれ違ってもたいして目を引かない風体」というイメージでキャラクターをお作りになられたと。
恐らく、久保時を産み出されたのは先生が十代だった頃のはず。
……信じられない。ちょっと意味が分からない。
峰倉先生の描かれる絵が好きです。語られる言葉の一節一節が好きです。キャラクターの心情の表し方が好きです。凄く影響されました。
わたしだけじゃない先生に影響されている方は凄く多い。絵柄も、塗りも、言葉遊びも。
峰倉先生の漫画が大好き。小説が大好き。作詞が大好き。世界が大好き。
峰倉先生が表現する「生」が大好きです。
早足になってしまったー!!もっと時間掛けてゆっくり書きたかったけど、そんなことよりすぐにこの気持ちをぶつけたかったwww
あー来月も楽しみですね!来月は最遊記外伝OVAも発売です。なんという峰倉先生マンスリー!!
日付的には昨日になりますが、漸く本編を読み、特典のドラマCDを聞き終わりました。
時間もアレなんで、こちらにさらっと感想を書いてみようと思います。ツイッターで暴れるとネタバレになるしね…まあ10年以上前の作品のネタバレって…という感じではありますがww
さて。まず少し自分語りをさせて下さい。
10月25日。発売発表から、この日を心より待ち焦がれておりました。
しかしいざ当日になると緊張と興奮で震えて震えて…会いたくて会いたくて君を思うほど震えるという某歌姫の名曲はあながち間違いではないように思えますね。
そして、やっとの思いで事前に予約をしておいた地元のアニメイトに赴きました。
店内に入るのに1時間掛かりました。緊張で。正直自分でも引いています。
そしてとうとう手に入れた新装版WILD ADAPTER1巻!!!
見た瞬間死にましたね。いや公式サイトで表紙は確認してあったのですが、いざ眼の前にすると死にました。
しかも新刊の棚にズラァ…と久保田久保田久保田…これは破壊力が桁違いだぜ…
更にアニメイト特典のポストカード。これも死因です。なんですかこれは。
久保田にしては珍しいカジュアルな様相。ダボッとゆとりを持った袖。拳銃を無機質に放り投げるその掌と指先。特徴的にしっかりと描かれた鎖骨。繋がる首筋の奥から覗く束ねられた髪。煙草を咥え僅かに開かれた口元。しゅっと通った輪郭。フレームの重たそうな眼鏡の奥にハイライトの栄える瞳。芸術的質感を残す煙草の煙。適当さを残しつつも艶やかに描かれる前髪。
なにもかもが素晴らしい。これを間近で見て悶絶し死なない人間は正直居ない気がします。是非、まだ見ていない方は一見の前に遺書のご用意を。破壊力が抜群です。
今すぐにでも久保田を前に泣き喚き愛を叫びたい衝動を堪える。そんな苦行のような試練を乗り越えて、購入して参りました。
以下感想です。
感想は今まで言ってきたから、何を言えばいいのやら…シーン一つ一つ語りたいけど時間がよ…後日しっかり纏めますね。
なんか結果的に考察と論文のようになってしまったwwww
WILD ADAPTERを初めて知ったのは、2001年の冬のことでした。
初めて1巻を読んだ時の感動。それを再び感じることができました。
懐かしさと、新しさと、おかえり!という気持ち。また彼らに会うことができましたね。
1巻。峰倉先生風に言わさせて頂きますと「小宮編」。
この巻の久保田は、本当に不思議すぎて未知すぎて不明すぎて、もうどーしよーもねーなァ、としか言えません。
久保田誠人の、情、視野、欲、意思、心。どれもがふわふわとしていて、まさに「無」。
人間として大事な部分の欠損。そんな人物。
小宮編の久保田は、まさに真っ白な…というと綺麗なので、真っ黒なキャンバス。
黒に色を重ねていくという雰囲気。その下地の部分。
美しく、丁寧に、的確に表現していらっしゃる峰倉先生の手腕に感服致します。
主要人物は1巻で大方出てくるのですが、やはりこの巻のメインキャラクターは小宮。
1995年5月。久保田と小宮の出会い。そして、1996年1月。久保田と小宮の別れ。
小宮という少年には久保田はどう映っていたのか?と考えたことは多々ありますが、恐らくWAの作品の特性上、小宮の見ていた久保田とわたしたちの見ていた久保田は同じだったのではないでしょうか。
小宮が久保田に惹かれれば惹かれるほど、わたしたちも久保田に引きこまれていく。そして、散々わたしたちの感情を引っ張っていった小宮の突然の死。
ここで、すっぱり1巻すべてで植えつけてきたものを断ち切られる衝撃。
「生きて」
死の間際に小宮が言ったこの台詞こそが、今後のWAの軸になっていっているような気がします。
久保田が「生きて」いく物語。真っ黒なキャンバスに落とされ染みを作った最初の一滴。
折角のこの一滴も、ふと拾った運命に塗りつぶされていくんですが。それはまた2巻からのお話しですね。
1巻久保田の容姿。
これがまた可愛いなんてものではない。
中学生久保田は可愛いなんてものではないのですが、この1995年5月時点の久保田が可愛い。本当に可愛い。
後ろの髪が短くて前髪にボリュームがあるからか、幼さの残る貴重な可愛い久保田。
可愛いくせに、アツシを睨みつける双眸や、東条組代行を射抜いた時の眼差し。かっこいい。化物みたいだ。
やっぱり公園のシーンの笑顔は心臓が痛くなる。
これは小宮の表現が的確すぎて、キャラクターに自分を重ねても(感情的に)違和感なく読めるというのも凄い所。
小宮がきちんとストーリーテラーを勤めてくれるという、WAならではの魅力に気付ける名シーン。
絵柄については、峰倉先生「らしい」のはこの頃の方だと思います。
1990年代後期が、個人的に見慣れた絵柄ですので、敢えて「らしい」という表現を使わせて頂きました。
線が少し太くざらついていて、細めの頭身に描くかんじというか…それが1巻久保田の可愛さとかっこよさを表現するのにぴったりで大好きです。
もちろん、今現在お描きになられている絵柄も美しく聡明さが伝わってきて、先生にしか描けない魅力の塊です。
だんだんと物語の進みに沿って絵柄も変化なさるわけですが、その絵柄(容姿)の変化も彼らの成長と軌跡。
合わせて楽しめて、まさに久保時と共に歳をとっていくんだなあ…と実感させられますね。
さて。ドラマCDの方に。
「愛すべき七つの大罪 vol.1 強欲」
そう来ましたね。七つ、ということは1巻から6巻まで1枚ずつと、全サで1枚。計7枚のCDに収録されるということでしょうかね。
雰囲気は、今までのWAドラマCDのOPとEDに収録されていた彼らの「日常」そのものでした。
驚いたのが、目を閉じると久保時の部屋にいるような気持ちになれる音の存在感。
インターホンの音、雨の音、時任の声。久保田の声。
彼らの生活を覗いてしまったような背徳感…毎度のことながらたまらないです。
内容に関しては、なんというかもう、久保時でした。
久保田と時任のいつもでした。あーそうそう、コレ。ってなれるような。
期待を裏切らない。大幅に上回りもしない。そんな、普通の二人。大好きです。
久保田の「欲」。わたしたちから見れば、久保田の発言は全部「あー、そうだろうね。」ってなってしまいます。
このテーマを。この久保田を。この時任を。日常のヒトコマの中にすっぽりと当てはめてしまうシナリオ。
そして確かな幸福感と、久保田を思って少しの虚無感。天才ですね。
あー久保時。いつまでも久保時でいて欲しい。大好きです。
キャストトーク。
そっか!このCDが森川さんの久保田と石川さんの時任はじめての人がいるんだ!
と、純粋にびっくらこきました。そうだよね、いるんだよね…
一番最後に出てたCDはWILD ADAPTERの6ですかね。帰ってきた荒磯より前でしたよね。
…と思って調べたら、Sound Drama CD WILD ADAPTER 06 発売日は2008/8/27だそうです。
久保田の誕生日の3日後ですね。
わたしが情弱でなければ、WILD ADAPTERでの久保時はこれ以来なので約3年ぶり。
おかえりなさい!!お二方の久保時が大好きです。ずっと、ずっと大好きです。
出る杭を引っこ抜かなくても、わたしの久保時はお二方でしか有り得ないです。
楽しいキャストトークでした。最後までじっくり楽しめる素晴らしい1枚。
峰倉先生のこと。
久保田と時任が先生の中に産まれたのが、先生がまだ学生の頃だというのが驚きです。
公式サイトにもありましたが、「横断歩道ですれ違ってもたいして目を引かない風体」というイメージでキャラクターをお作りになられたと。
恐らく、久保時を産み出されたのは先生が十代だった頃のはず。
……信じられない。ちょっと意味が分からない。
峰倉先生の描かれる絵が好きです。語られる言葉の一節一節が好きです。キャラクターの心情の表し方が好きです。凄く影響されました。
わたしだけじゃない先生に影響されている方は凄く多い。絵柄も、塗りも、言葉遊びも。
峰倉先生の漫画が大好き。小説が大好き。作詞が大好き。世界が大好き。
峰倉先生が表現する「生」が大好きです。
早足になってしまったー!!もっと時間掛けてゆっくり書きたかったけど、そんなことよりすぐにこの気持ちをぶつけたかったwww
あー来月も楽しみですね!来月は最遊記外伝OVAも発売です。なんという峰倉先生マンスリー!!