●ありがとう!バスの運ちゃん!
船を降り、まずはバーリ駅を目指すことにする。
バックパックを背負うが、どこにいるかわからない。というか歩き方の地図が小さいので距離感がつかめない。
駐車場みたいなところにいたが、タクシーか自家用車しかない。
と思ったら、ミニバン発見。
近づいてみると、無料の送迎サービスだと言う。
それは乗船した人のみ可能で、バス停まで連れていってくれるそうだ。
まずは乗る。そしたら他の旅行者も乗り、出発。
1,2分ほどでバス停到着。
バス停までは3,400mぐらいあったので、乗ってよかった。横目でバックパック背負いながら歩いている人を見ると心が痛くなったものだが。
バス停にはすでに路線バスが停まっている。
「駅まで行きますか?」と聞くと、運転手はうなずいた。
英語ではなくイタリア語で「駅」と言っただけだが、通じた。というか終点みたいだ。
バス出発。1回船のオフィスみたいなところにも寄ったので、人が多く乗ってきた。でも座れない人もいたので、始発に乗れてラッキーだ。
バスは石畳などを走るのだが、イタリアの街並み、意外と渋い。
ギリシャでは見ることができなかったが、バーリの街並みは中々だ。
乗客の多くがバスの運転を支払っている。1.2ユーロみたいなので、小銭を用意して最後に言った。
そしたら運転手が「stop」のマークをしてきて、「No」と言った。
ホントに?と聞くと、前を向いたまま首を縦に振った。サングラスのおじさん、いけてる。
どうやらすぐに駅に着くからでみたいで、僕は払わないでいい格好になった。さすが。イタリア人の評価上がったぞ。
「グラシアス」といい、バスを降りた。
バーリ駅。バーリには2つ駅があるみたいだが、主要路線が多く通る中央駅であった。一安心。
●再びバタバタ
僕がしなければならないことは、ナポリへ行く手段を見つけることだ。
ナポリへはバス、電車とあるがバスのほうが安い。
確か電車は32ユーロするのだが、バスは20ユーロぐらいなので幾分安い。
まずはバスのオフィスへ向かう。
しかし、バーリの裏はシャッター通りであった。休日だからではない、普段もこんな感じなのだろう。これじゃギリシャと一緒だ。
分かりづらいのだが、何とかオフィスを見つけた。これじゃわからないぞ。
バスのオフィスに並んでいると、「どこまでいくのですか?」と日本語で声をかけられた。
後ろを振り向くと、2人の老夫婦が立っていた。
「なぜわかったのです?」と聞くと、「それ持ってるから」と。
地球の歩き方で分かったそうだ。さすが。
この老夫婦はイタリアを旅行しており、スーツケースがあった。
「ナポリです」と答えると、うなづいて「よい旅を」と返ってきた。
まさかバーリで日本人に会うとは思わなかった。
日曜なのでナポリまで行くバスは少ない。
今日あるのは12時50分と18時35分?だけのだ。
13時前のに乗りたいので、それを希望すると「Full」と言われた。18時過ぎのは空席があるようだが、そこまで待つのは嫌だし、夜にあまり到着したくないので、電車を使おうとした。
駅の窓口でおばちゃんに、「ナポリまで」という紙を出した。
そしたらおばちゃんはルートと値段、時刻までご丁寧に書いてくれた。
でも電車は高い割に時間がかかる。しかも乗り換えもある。
電車だとバスの18時過ぎでも変わらないので、退散。
またバスのオフィスへ戻った。ちなみにこの時、バーリは30℃以上ある。これをバックパックで移動しているのだ、大変な重労働である。
オフィス到着。ここで今一度「13時前のありますか?」と聞くと、すんなり発券してくれた。
なんだイタリア、この短時間で何があったんだ。驚いたまま乗り場とかを聞いたのだが、なぜ前は「ある」と言わなかったんだ。
バス乗り場近くのカフェに行く。ここで朝食を取ることにした。
実はこのカフェでバスオフィスを教えてもらったのだが。
エスプレッソではなく、カプチーノとバニーニ。
これで6ユーロぐらい。少しお高い。
カプチーノ、滅茶苦茶甘かったけど、滅茶苦茶美味かった。
さすが本場、この容器でちょうどいい。
バニーニはパサパサ感があったので、食べにくかったが。
ここでバスの出発時間まで待った。
食べ終わると外で待つ。
ここでバスの中にいたアメリカ人男性と出くわしたので、挨拶をする。
「どこまで行くの?」とか形式上だ。彼はアルベロベッロに行くということで、バス停のほうへ向かった。
一応ナポリのことを予習しようと思い、歩き方を読んだ。
軽く見てしまったところで、1人の男性が声をかけてきた。
「日本人の方ですか?」
体の大きい男性だった。実はこの人、1回僕の横を通りすぎたのだが、「日本人ぽいな」と思っていたところだったのであった。
彼と話を交わす、彼もアルベロベッロに行くようだ。
電車だと日曜は動かないので、残念。と言ってた。
僕と真逆のルートで明日バーリからギリシャへ渡るそうだ。
ギリシャを旅した身、ギリシャのいいところを伝える。実際経営破たんしている様子は見ることは少ないので、治安面とかは大丈夫などと伝えた。
色々話したところで、向こうもバスの時間がある、お別れとなった。
こういうところで日本人はつながっている、旅はこれだから面白い。
さぁ、バスの時間だ。
「サンマリノ」という会社のバスに乗る。
ここでもまたトラブルが。
ここにも日本人女性2人組がいた。彼女らもナポリ行きのバスに乗るということであったのだが、違う会社のバスであったのだ。
しかしそのバスはすでに発車していた。
困っている人を見過ごせない僕は、お手伝いをした。
一応経緯を聞くと、間違えたというよくあることであったのだが、バスは満員である。
ここは運転手と相談だ。しかし運転手には英語は通じない。イタリア語を介さないといけないのだが、そんなこと出来ない。
でも身ぶり手ぶりで乗せてもらうことを可にしてもらおうと健闘。
一応保留という形のまま、僕は席に座ることになった。
記された座席番号のところに向かうが、すでに先客が。うん、イタリアでも番号を気にしないようだ。
とりあえず空いた席に座る。窓側だし。
そしたら運転手が「そこをどいてほしい」と言ってきた。
どうやら夫婦を座らせるためであり、1人の僕は他の席に移ってほしいということだ。
それは仕方ない、移るしかない。しかし移された席はまさかのお誕生席。
こんな破目になるとは。。。お誕生席ぐらいなら階段に座ったほうがマシであるのだが、我慢しよう。
出発間際、先ほどの日本人2人組が乗りこんできた。どうやら乗せてもらえるみたいだ。
さすがイタリア、ノリいいね!
席はない彼女らではあるが、仕方がない。
バスはナポリへ向けて走り出した。
●ナポリへ
お誕生席ということもあり、全く寝れなかった。
寝れたとしてもすぐ起きてしまう。これほど辛い移動はない。自由がないって、ダメだね。
車窓も楽しめるわけなく。とにかく早く着いてほしいことだけを願っていた。
変な汗もかき、ナポリ到着。
中央駅に着き、バックパックを拾い歩き出した。
しかし、僕が見たナポリは・・・。
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船を降り、まずはバーリ駅を目指すことにする。
バックパックを背負うが、どこにいるかわからない。というか歩き方の地図が小さいので距離感がつかめない。
駐車場みたいなところにいたが、タクシーか自家用車しかない。
と思ったら、ミニバン発見。
近づいてみると、無料の送迎サービスだと言う。
それは乗船した人のみ可能で、バス停まで連れていってくれるそうだ。
まずは乗る。そしたら他の旅行者も乗り、出発。
1,2分ほどでバス停到着。
バス停までは3,400mぐらいあったので、乗ってよかった。横目でバックパック背負いながら歩いている人を見ると心が痛くなったものだが。
バス停にはすでに路線バスが停まっている。
「駅まで行きますか?」と聞くと、運転手はうなずいた。
英語ではなくイタリア語で「駅」と言っただけだが、通じた。というか終点みたいだ。
バス出発。1回船のオフィスみたいなところにも寄ったので、人が多く乗ってきた。でも座れない人もいたので、始発に乗れてラッキーだ。
バスは石畳などを走るのだが、イタリアの街並み、意外と渋い。
ギリシャでは見ることができなかったが、バーリの街並みは中々だ。
乗客の多くがバスの運転を支払っている。1.2ユーロみたいなので、小銭を用意して最後に言った。
そしたら運転手が「stop」のマークをしてきて、「No」と言った。
ホントに?と聞くと、前を向いたまま首を縦に振った。サングラスのおじさん、いけてる。
どうやらすぐに駅に着くからでみたいで、僕は払わないでいい格好になった。さすが。イタリア人の評価上がったぞ。
「グラシアス」といい、バスを降りた。
バーリ駅。バーリには2つ駅があるみたいだが、主要路線が多く通る中央駅であった。一安心。
●再びバタバタ
僕がしなければならないことは、ナポリへ行く手段を見つけることだ。
ナポリへはバス、電車とあるがバスのほうが安い。
確か電車は32ユーロするのだが、バスは20ユーロぐらいなので幾分安い。
まずはバスのオフィスへ向かう。
しかし、バーリの裏はシャッター通りであった。休日だからではない、普段もこんな感じなのだろう。これじゃギリシャと一緒だ。
分かりづらいのだが、何とかオフィスを見つけた。これじゃわからないぞ。
バスのオフィスに並んでいると、「どこまでいくのですか?」と日本語で声をかけられた。
後ろを振り向くと、2人の老夫婦が立っていた。
「なぜわかったのです?」と聞くと、「それ持ってるから」と。
地球の歩き方で分かったそうだ。さすが。
この老夫婦はイタリアを旅行しており、スーツケースがあった。
「ナポリです」と答えると、うなづいて「よい旅を」と返ってきた。
まさかバーリで日本人に会うとは思わなかった。
日曜なのでナポリまで行くバスは少ない。
今日あるのは12時50分と18時35分?だけのだ。
13時前のに乗りたいので、それを希望すると「Full」と言われた。18時過ぎのは空席があるようだが、そこまで待つのは嫌だし、夜にあまり到着したくないので、電車を使おうとした。
駅の窓口でおばちゃんに、「ナポリまで」という紙を出した。
そしたらおばちゃんはルートと値段、時刻までご丁寧に書いてくれた。
でも電車は高い割に時間がかかる。しかも乗り換えもある。
電車だとバスの18時過ぎでも変わらないので、退散。
またバスのオフィスへ戻った。ちなみにこの時、バーリは30℃以上ある。これをバックパックで移動しているのだ、大変な重労働である。
オフィス到着。ここで今一度「13時前のありますか?」と聞くと、すんなり発券してくれた。
なんだイタリア、この短時間で何があったんだ。驚いたまま乗り場とかを聞いたのだが、なぜ前は「ある」と言わなかったんだ。
バス乗り場近くのカフェに行く。ここで朝食を取ることにした。
実はこのカフェでバスオフィスを教えてもらったのだが。
エスプレッソではなく、カプチーノとバニーニ。
これで6ユーロぐらい。少しお高い。
カプチーノ、滅茶苦茶甘かったけど、滅茶苦茶美味かった。
さすが本場、この容器でちょうどいい。
バニーニはパサパサ感があったので、食べにくかったが。
ここでバスの出発時間まで待った。
食べ終わると外で待つ。
ここでバスの中にいたアメリカ人男性と出くわしたので、挨拶をする。
「どこまで行くの?」とか形式上だ。彼はアルベロベッロに行くということで、バス停のほうへ向かった。
一応ナポリのことを予習しようと思い、歩き方を読んだ。
軽く見てしまったところで、1人の男性が声をかけてきた。
「日本人の方ですか?」
体の大きい男性だった。実はこの人、1回僕の横を通りすぎたのだが、「日本人ぽいな」と思っていたところだったのであった。
彼と話を交わす、彼もアルベロベッロに行くようだ。
電車だと日曜は動かないので、残念。と言ってた。
僕と真逆のルートで明日バーリからギリシャへ渡るそうだ。
ギリシャを旅した身、ギリシャのいいところを伝える。実際経営破たんしている様子は見ることは少ないので、治安面とかは大丈夫などと伝えた。
色々話したところで、向こうもバスの時間がある、お別れとなった。
こういうところで日本人はつながっている、旅はこれだから面白い。
さぁ、バスの時間だ。
「サンマリノ」という会社のバスに乗る。
ここでもまたトラブルが。
ここにも日本人女性2人組がいた。彼女らもナポリ行きのバスに乗るということであったのだが、違う会社のバスであったのだ。
しかしそのバスはすでに発車していた。
困っている人を見過ごせない僕は、お手伝いをした。
一応経緯を聞くと、間違えたというよくあることであったのだが、バスは満員である。
ここは運転手と相談だ。しかし運転手には英語は通じない。イタリア語を介さないといけないのだが、そんなこと出来ない。
でも身ぶり手ぶりで乗せてもらうことを可にしてもらおうと健闘。
一応保留という形のまま、僕は席に座ることになった。
記された座席番号のところに向かうが、すでに先客が。うん、イタリアでも番号を気にしないようだ。
とりあえず空いた席に座る。窓側だし。
そしたら運転手が「そこをどいてほしい」と言ってきた。
どうやら夫婦を座らせるためであり、1人の僕は他の席に移ってほしいということだ。
それは仕方ない、移るしかない。しかし移された席はまさかのお誕生席。
こんな破目になるとは。。。お誕生席ぐらいなら階段に座ったほうがマシであるのだが、我慢しよう。
出発間際、先ほどの日本人2人組が乗りこんできた。どうやら乗せてもらえるみたいだ。
さすがイタリア、ノリいいね!
席はない彼女らではあるが、仕方がない。
バスはナポリへ向けて走り出した。
●ナポリへ
お誕生席ということもあり、全く寝れなかった。
寝れたとしてもすぐ起きてしまう。これほど辛い移動はない。自由がないって、ダメだね。
車窓も楽しめるわけなく。とにかく早く着いてほしいことだけを願っていた。
変な汗もかき、ナポリ到着。
中央駅に着き、バックパックを拾い歩き出した。
しかし、僕が見たナポリは・・・。
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