NHK点けていたら、クリスマス島(豪?)と言うところで赤ガニが大移動するのを紹介していた。 . . . 本文を読む
『岳物語』釣りを軸にして、親離れしそうでまだしてない父子の物語。
『評伝 黒澤明』撮影の様子や、撮影現場の周辺について。作者の黒沢との付合いの濃淡によるのか、描写の濃度が前半は厚く後半に薄くなる。 . . . 本文を読む
本を読んでいたら、こんな詩があった;
土瓶さん
同じ生まれの兄弟は
みな良いお家へいつたのに
どうした因縁でお前さんは
こんなところをめつけてさ
わしと一緒になつたのか
ダガネ大きなよい家で
あるもなしにされるなら
人のいやがる地獄でも
可愛がられて役立てば
生まれた甲斐もあるぢゃらう
戦前に殺人の罪で牢獄に入った甘粕正彦という人が、冬に食事の際に渡される土瓶を愛でて書 . . . 本文を読む
山崎豊子の『不毛地帯』は、小説は読んでいないが、映画は観た。多分その主人公のモデルと思われる瀬川龍三(元大本営参謀で戦後は伊藤忠会長)を紹介した本。共同通信社の出版なので、最後の数頁はやや左翼的思想に偏った論説で無理やりまとめてしまい、急にノンフィクションものの面白さが減退するのだが、全編通せばいろいろ面白いエピソードが載っている。(出来るだけ事実だけを並べている方が面白い。最近はあまり考えを押し . . . 本文を読む
小説『博士の・・・』を読み終わった。√は最後まで、とてもいい子だった。
『暗黒大陸 中国の真実』を今日から読み始めた。まだ、最初の章を読み終えただけ。本書はラルフ・タウンゼントという戦前に米国の上海副領事、福州副領事を歴任した外交官による著作。本書で紹介されている中国観は、現代の中国に持ってきても十分役に立ちそうなものもあるのが新鮮。それ自体が著者の主張の証明のひとつになっている(中国は変わらな . . . 本文を読む
本当は日本帰国中に映画を観ようと思っていた。でも、一つは時間がなかったこと、もう一つはストーリーが数字や数式を通して人間を語るようなものだと知り、先に本(言葉)で読んだ方がいいかな?と思いなおして、小説を買ってアモイに帰ってきた。
帰ってきてから、先に『日中国交正常化交渉・・・』、『下山事件』、『「日米関係」とはなんだったのか』などのノン・フィクションを並行で読んでいたので、『博士・・・』には手 . . . 本文を読む
アモイは今日も雨。外にはいけないし、五輪ばかり見ていると疲れるので、昼間は読書することにした。
日本で買ってきた『下山事件』。戦後の混沌の中でなぞのままに迷宮入りした事件の真実を追うノンフィクションは、下手な推理小説より面白い。208ページまで読んだが、これから後半どう展開されるのか楽しみ。一気に読めそうだ。 . . . 本文を読む
旧正月の一時帰国時に、地元のBookoffで¥1850(定価¥3600)で購入。1972年の田中首相による電撃的な国交正常化にいたるまでの、交渉記録。3部構成;
(1)日中国交正常化
周恩来vs田中首相/大平外相/竹入公明党委員長(事前交渉)
(2)日台断交
椎名悦三郎vs蒋経国
(3)日中平和友好条約締結交渉
今回の出張の合間に(1)と(2)の途中まで読めた。大変面白い。 . . . 本文を読む
出典:小島襄『誤算の論理』第三章「ルーズベルトの理想」から
■一九三九年 英下院議員チャーチルの言葉の紹介(110頁);
「現在発生しつつある事態に我々が巻き込まれていない、と想定するのは、完全な幻想である・・・・・・早期に確固たる決断がなされていたら不必要になった大規模な受難が、目前にせまっている・・・・・・われわれは金銭のみならず人命の犠牲も余儀なくされるだろう」議員チャーチルの発言は、これ . . . 本文を読む
小島襄 『誤算の論理』の第2章「王たちの誤算」を読んで思ったのは、第1次世界大戦後ベルサイユ体制が崩壊してゆく時期のヨーロッパは、今のアジアの世相ととてもよく似ているということ。
戦争 = 経済・エネルギー戦争
ベルサイユ体制 = ポツダム体制
ナチス・ドイツ = 某国
ユダヤ人 = 某国周辺のある国
ワイマール共和国 = XXX指導下の某国
自動車王フォード = 親某国派の企業
英国皇太子 = . . . 本文を読む
歴史は誤算の産物であるという切り口で、歴史のターニング・ポイントとなる大事件(戦争史)の裏に潜む誤算や誤解がどのように事件に影響を与えていったかを解き明かす。
第一章は西郷さんと明治維新について。
第二章はヒトラーを支援した自動車王フォードなどの話で、今ここを読んでいる。
広州の領事館で書類作成の手続きをするついでに、体育東路の中投証券ビルというところに入っている日本書を扱う本屋(小さかった)で . . . 本文を読む