先日の日曜日、ついに、手賀沼トライアスロン大会が行われ、
私は無事、担当のスイム1.5キロを完泳することができました。
そして、トライアスロンなんて初めての人ばかりの我がチーム、
50代女子3人の「クレトラ・フィフティーズ」は、
おかげさまで、念願の「笑顔のゴール」を果たすことができました。
応援してくださった皆様、
本当にありがとうございましたm(__)m
参加者は、個人参加404人、チーム参加53チーム。
水温は、スイムを中止とする基準の30度をほんの1度下回った29度。
気温は、ランの距離変更の基準になる35度をほんの1度下回った34度。
ピーカンの青空のもと、
約450名が第1ウェーブ、第2ウェーブと
2波に分かれてスタートしました。
トライアスロンは、スイムからスタートし、
スイム→バイク→ランの順番で進みます。
これは、命の危険の大きい順番とイコール。
私は、第2ウェーブでのスタートでした。
考えていたのは、とにかく、バトルに巻き込まれないこと。
そして、生きて無事に帰ってくること。
それだけでした。
大勢で一斉に泳ぐので、集団の中に入ると
前からは蹴られ、横からはあおられ、
上に乗られたり、下から持ち上げられたりして、
水を飲み、大変なことになると聞いていました。
もう、ほとんど戦地にいくのか!? っていう感じです(苦笑)。
私たち初心者トリオのフィフティーズには、
記録も順位も、最初からまったく関係ありません(笑)。
3人が、それぞれに、制限時間内に自分の持ち場を泳ぎ、漕ぎ、走りきり、
3人で手をつないで、笑顔でゴールすること、
それだけが欲しいものでした。
ほとんどたいした練習はできないまま迎えた
最後の1週間の練習では、
泳げば泳ぐほど、私の中ではある決意が固まって行きました。
それは、人が何と言おうと、「平泳ぎ」で泳ぐ! というものでした。
もちろん、基本はクロールと考えていましたが、
それでも、「かなり平泳ぎでいく」、そう思ったのです。
なぜなら、やればやるほど、クロールで泳ぎきるということが、
今の自分には非現実的だということがわかってきたからでした(涙)。
最後まで、クロールを上達しようと頑張りました。
実際、ずいぶんの進歩があったと思います。
それはそれは、格段の進歩でした。
が——。
だからといって、1.5キロをクロールだけで泳ぎきるのは
別次元のことでした
なので、本番1週間前からは、「平泳ぎ」への思いがどんどん強固になり、
クロール&平泳ぎをしている自分の映像が
脳裏に浮かぶようになりました。
さらに本番が近づくと、そこに「背泳ぎ」の映像もプラスされていきました。
実際、疲れたら、仰向けになって休む、
なんかあったら、とにかく仰向けになって浮かぶ。
それだけが、命をつなぐ方法だと思っていました。
なので、最後の数回の練習では、
クロール→平泳ぎ→仰向け→背泳ぎ→クロール→平泳ぎ→仰向け・・・・
という練習を、真面目にやりました(笑)。
そして、仮に平泳ぎだけで泳いだ場合、どれだけ時間がかかるのか、
はかってみました。
すると、500メートルが15分。
1500メートルでも、その3倍の45分で泳げることがわかりました。
であれば、平泳ぎだけでも、なんとか1時間の制限時間内で
泳ぐことが可能かもしれない・・・
本番4日前にして、やっと少しだけ、
ゴールイメージが湧いたのでした。
(つづく)