サイコロにもてあそばれる日々

統計学に関連する内容を備忘録代わりに書いていきます。

Excelの統計関数を追加するアドイン(UPDATED!)

2012-07-16 21:37:23 | 日記
Excelに備わっている統計関数ではできない計算を行う必要に迫られたため、関数を自作しました。
簡単な解説書も含めてアップロードしておきます。
Excelに備わっている統計関数を組み合わせた簡易なものです。
あくまで自分用に作ったものですので、バグがあるかもしれません。
今後時間の余裕ができたら随時修正、機能追加をしていきたいと思います。

現時点で実行できる統計処理
一変量
・変動係数
・標準誤差
・四分位範囲
・標本歪度
・標本尖度
・ジャック-ベラ検定
・スピアマンの順位相関係数

二変量
・相関係数の検定(不具合修正)
・スピアマンの順位相関係数
・共分散の不偏推定値

多変量
・分散共分散行列(標本・不偏両方に対応)
・マハラノビスの平方距離
・重回帰分析の回帰直線の標準誤差
・重回帰分析の自由度調整済み決定係数
・重回帰分析の予測区間(NEW!)

多重比較
・ボンフェローニ補正(シーケンシャルボンフェローニ補正含む)



図 重回帰分析の予測区間の例


ダウンロードはこちらから。
画面上部の「フォルダーの操作」をクリックし、「フォルダーのダウンロード」をクリックするとダウンロードできます。

バグ発見、機能要望など何かお気づきのことがありましたらこの記事のコメント欄にご記入をお願い申し上げます。

<不具合修正記録>
2012年6月24日
・起動時にエラーが発生するケースに対処
・相関係数の検定ができないバグを修正
・「重回帰分析の自由度調整済み決定係数」を計算する関数を追加
・「分散共分散行列」を計算する配列関数を追加
・解説書の充実

2012年7月7日
・SPEARMAN関数で同順位のデータを平均順位に変換するよう修正。
・マハラノビスの平方距離を求める関数MAHALANOBISSQを追加
・重回帰分析の回帰直線の標準誤差を求める関数STEYXMを追加
・例題ファイルの提供開始

2012年7月16日
・SPEARMANTESTのコードに存在した間違いを訂正
・PREDICT関数を重回帰分析にも対応できるように改造
・共分散の不偏推定値を求める関数COVARSを追加
・既存関数を組み合わせた計算結果を例題ファイルに併記し、計算過程を明示。(NEW!)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿