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「引導」

2009-04-27 21:07:48 | Sports
 ピストンズの今季は、スウィープという形で終わった、、。意地を見せることも出来ずに、レブロンという若干24歳のスーパースターに、無惨な形で

 いつものようにティップオフの2時間前にはウォームアップしていたレブロン・ジェイムスが、36得点、13リバウンド、8アシストとまたも素晴らしいパフォーマンスを披露。クリーブランド・キャバリアーズが99-78とデトロイト・ピストンズを粉砕し、ファーストラウンドシリーズをスウィープ。セカンドラウンド、リーグ一番乗りを果たした。

24歳のスーパースターは前例をみないほど驚異的なキャリアを送っているが、自分の仕事に対する価値観がすべてだと言う。「恵まれた才能に生まれついたら、それを最大限生かして仕事をしなくてはいけない。自分の仕事に対する考え方が、現在の自分を作り上げるのを助けてくれている」

キャブズのマイク・ブラウンHCはレブロンは「仕事中毒」だと言い、レブロンが去年のオフシーズンにウェイトリフティングや個人的な練習をしていることに、息子が畏敬の念を示しているという逸話を明かした。「レブロンはスーパーマンの衣装をまとって試合にただ現れているのではないと息子に言った」と話した。

レブロンとトップシードのキャブズは、全盛期を過ぎたと思われるピストンズに対して余りにも強力で、間単にスウィープして終わらせた。セカンドラウンドまでは1週間以上の余裕があり、アトランタ・ホークスかマイアミ・ヒートと戦うことになる。

2001年以来の長いオフシーズンを送ることになったピストンズは、サラリーキャップに多額の空きができ、11月にチャウンシー・ビラップスを放出して崩壊したプライド高きチームの再建に取り掛かる。「衛兵交代だ。チャウンシーをトレードしたら、違うチームになるということは分かっていた」とピストンズのマイケル・カリーHCは言う。だがもしビラップスがいたとしても、ピストンズは恐らくレブロンと劇的に改善されたサポーティングキャストを破るには、苦労したと思われる。

レブロンは豪快なウィンドミルダンクを含めて最初の6本のショットを決め、第3Q中盤の16-6の猛攻でピストンズを葬り去った。モウ・ウィリアムスもプレイオフキャリアハイの24得点、デロンテ・ウェストも12得点を援護した。

「モウも素晴らしかったし、デロンテもすごかった。そしてレブロンはレブロンだったのも明らかだ。またトリプルダブルに近い働きをした」とコーチは喜んだ。レブロンは第3戦でも25得点、11リバウンド、9アシストと、あと1アシストでとトリプルダブルという働きをしていた。

片やピストンズでは悲惨なシーズンの最後となったゲームで、アントニオ・マクダイスがプレイオフキャリアハイの26得点、ウィル・バイナムも同じくプレイオフキャリアハイの22得点、ロドニー・スタッキーも14得点を記録した。「比べようのない、困難なシーズンだった。このグループとしては初めて難しい時期をいろいろ経験した」とコーチは続けた。

ピストンズは去年まで、ロサンゼルス・レイカーズが20年も前に達成して以来となるリーグ最長の6年連続カンファレンス・ファイナル進出を果たした。イースタン・カンファレンスでは唯一8年連続プレイオフ出場も果たし、昨季まで7年間ファーストラウンドを突破していた。

一方、レブロンはキャブズを4年連続プレイオフに導き、それぞれセカンドラウンド進出を果たした。2006年のプレイオフではセカンドラウンドでピストンズに敗れたが、2007年にはカンファレンス・ファイナルでピストンズを破って初のファイナルに進出。だがサンアントニオ・スパーズに敗退した。そして昨シーズンは、最終的に優勝したボストン・セルティックスにセカンドラウンドで敗れた。

セカンドラウンドはホークスかヒートの勝者と戦うが、2勝1敗とリードしているヒートが、27日にホームで第4戦を戦う。7ゲームシリーズは遅くても5月3日に終了する。「次のゲームまで1週間あるというのは、我々にとっては大きい」とレブロンは喜ぶ。

ピストンズのホームで開かれた第4戦で、レブロンがウォームアップでチームメイトに加わると、キャブズのファンがピストンズのサポーターより多いように見えた。レブロンは両腕を高く上げ、ファンにもっとうるさくするように促した。「クリーブランドにいるのは素晴らしいです」とキャブズのアナウンサーが冗談を言うほどだった。

レブロンは序盤から華麗なダンクを炸裂させるなどファンを喜ばせる多くのプレイを続け、またもダンクを決めて86-69のリードに導くと、MVPコールはさらに音量を増した。「レブロンはMVPに値する。第1戦から4戦まで圧倒した」とバイナムも認めた。試合最後の数分には、“レッツゴー、キャブズ!”という掛け声がこだまし、苛立ったピストンズのファンは出口に急いだ。「屈辱的だった」とマクダイスは言うだけだった。

ラシード・ウォーレスは7本のショットすべてをミスして無得点に終わり、ピストンズがフリーエージェントとして再契約しない限り、恐らくこれがピストンズでの最後のゲームとなった。ウォーレスとアレン・アイバーソンの契約が終わり、ピストンズはこの夏新たにスター選手獲得に動くと思われる。アイバーソンをビラップスの代りに獲得したが機能せず、優勝候補になる代りに惨めな崩壊に終わるシーズンとなった。


 この試合が、今のピストンズの何人の選手にとって、ピストンズという青いユニを着る最後のゲームになったんだろう?オフに、ついに大改革が行われるのだろうな。。。奇しくも、再建への最後の扉をレブロンに開けられてしまったな、、。ピストンズファンにとっては一番開けてもらいたくない人物に。。。


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6 コメント

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まぁ (なぎ)
2009-04-27 21:55:03
予想どおりだったんでしょうねぇ。
返しても1つかと。

しかし、CLEもあんまり早く勝ちすぎるとATLとMIAの試合が相当もつれそうなんで暇そうですね。
その間におかしくならなければいいのですが。

DETはベテランの放逐と若手の補強でしょうね。
2番と5番が欲しいんだろうなぁ。
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悔しいです (poko)
2009-04-28 11:36:11
ピストンズスウィープ悔しいです~(TへT)

こうなったらキャブスに優勝してもらうしか…(笑)
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なぎさんへ (obukorikori)
2009-04-28 18:27:36
 戦力差はあるのは明らかだったけど、ホームのファンの前で一つぐらいは勝ってほしかったなぁと。

 確かに、試合感が戻らずにヒートかホークスと戦うのは危険のような気がしますね。
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pokoさんへ (obukorikori)
2009-04-28 18:30:32
 スウィープだけはさせないでほしかったなぁと思います。

 マクダイスの一言が重く感じますね。

 キャブス、果たして楽に勝ち上がれるかなぁと思ってますが。
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こちらにも… (ema)
2009-04-28 22:03:07
>ピストンズファンにとっては一番開けてもらいたくない人物に。。。

そうなのかな…私には一番しっくり来るし、納得できる幕切れでした。試合自体は屈辱的なもので、もうちょっと頑張れば?って呆れもしましたけど。
次代のスーパースターに完膚なきまでに叩きのめされスイープされる…91年のBad Boysを思い起こさせます。
プレーオフのピストンズの試合は観戦してなかったけど、最後なのでGame4だけは見ました。
レブロンのスーパープレーをただ呆然と眺めるしかない試合に、既視感を感じずにいられなかったです。
シーズン初めにスイッチを切ったのだから、こうなることも仕方ないです。これで何の後腐れもなく再建に入れるでしょう。
もうこの際リップやプリンスも放出して、一新してほしいですね。ロッタリー行きになっても、ネッツのような魅力的な若手ビッグマンがほしいです。。。
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厳しい (obukorikori)
2009-04-28 22:17:46
 ピストンズにとっては厳しいオフになりそうですね。若いビッグマンがほしいですね。マキシエルなどの伸びが今季は感じられなかったなぁ。プレイタイムが少なかったのもあるけど。
 バッドボーイズが、ジョーダンにたたきのめされたときのような感じですかね。

 レブロンに引導を渡されたのが、どう動くか見守りますかね。強いピストンズ復活を信じて。
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