「リザーブ」

　先日、リザーブ選手が発表されたので・・・

　「イースタン」

　
　クリス＝ボッシュ（ラプターズ）F/C

　今季第1週のプレイヤー・オブ・ザ・ウィークに選出されたが、チームは現在19勝28敗（イースト13位）と低迷。だがここ3連勝と調子をあげ、3年連続のプレイオフ出場を目指す。今季47試合で平均23.2得点（キャリア6年で最高）、7.3リバウンドとチームトップの成績をあげているだけでなく、得点はリーグ8位、リバウンドも同9位と健闘している。昨夏の北京オリンピックでの目覚しい活躍を、4年連続出場となったこのオールスターでも、ドワイト・ハワードの控えのセンターとして発揮すると期待される。

　
　ダニー＝グランジャー（ペイサーズ）F

　18勝28敗（イースト14位）とチームは大きく出遅れているが、ここ4試合で3勝して泥沼脱出の兆しを見せてきた。不振のチームにあって得点、スティール、ブロック、3ポイントとチームトップの成績をあげて牽引。昨季の平均19.6得点を6.2も上回るキャリアハイの25.8得点は、ドウェイン・ウェイド、レブロン・ジェイムス、コービー・ブライアントとオールスターのスターターに次ぐ堂々4位。また7.5得点、13.9得点、19.6得点、25.6得点と、3年連続5得点以上平均得点をあげるという、リーグ史上初の記録に挑戦中。

　
　デビン＝ハリス（ネッツ）G

オールスターの常連だったビンス・カーターに代って初の選出となった。昨年2月にジェイソン・キッドとの交換でネッツにトレードになってから更なる頭角を現し、昨季の平均15.4得点から今季は21.6得点にアップさせ、6.5アシスト、3.1リバウンドといずれもキャリアベストを記録する活躍を続ける。11月末にはプレイヤー・オブ・ザ・ウィークにも選ばれ、今やオフェンスの核としてチームを牽引する存在となる。ジャミーア・ネルソンとともに、ウェストのポイントガード、クリス・ポールに対して激しい火花を散らすと予想される。

　
　ジョー＝ジョンソン（ホークス）G

昨年のプレイオフ・ファーストラウンドで王者セルティックスを土壇場まで苦しめた力を今季も発揮し続けるチームにあって、今季キャリア平均の16.9得点を大きく上回る21.4得点を記録する目覚しい活躍を続ける。12月23日のサンダー戦ではキャリア2度目のトリプルダブルを達成して勝利に牽引。チームは現在26勝19敗の成績でイースト4位。プレイオフ・ファーストラウンドのホームコート・アドバンテージを獲得しようと、ジョンソンの一層の踏ん張りを期待する。3度目のオールスターでも攻守にわたる活躍が注目される。

　
　ラシャード＝ルイス（マジック）F

2005年のシアトル・スーパーソニックス時代に続いて2度目の出場。初の300万台の票数を集めたスターター、ハワードと、初出場のネルソンとともに3人の出場はチーム初、今オールスター唯一となり、チームの絶好調を反映する。今季は42.6%の成功率で129本の3ポイントを成功させており(28日現在)、平均19.3得点をマーク。29日のキャブズとの大一番でも3本の3ポイントを決めて19得点をあげ、99-88の勝利に貢献。キャブズを0.5ゲーム差に追い上げ、2ゲーム差のセルティックスから首位奪還を狙う。

　
　ジャミーア＝ネルソン（マジック）G

今季セルティックス、キャバリアーズと激しいイースト首位争いを続けるが、プレイヤー・オブ・ザ・ウィークに二度も選ばれたネルソンの司令塔としての成長が大きい。昨年の平均10.9得点を今季は16.9得点にあげ、3ポイントも44.6%の成功率を記録して75本を成功 (28日現在)。29日のキャブズ戦でも4本の3を決めて18得点をあげ、大一番の勝利に貢献。ハワード、ルイスと3人の出場はマジック初となり、オールスターでもインサイド、アウトサイドの攻勢で、ウェストを圧倒する場面が見られるのではと注目される。

　
　ポール＝ピアース（セルティックス）F

昨季悲願の優勝を果たし、ファイナルのMVPも受賞。セルティックス一筋で10年間苦労を重ねた奮闘が報われた。これで7回目の選出となった今季は、ディフェンディング・チャンピオンとしてスターターのケビン・ガーネットともにイースト勝利に向けて奮起するはず。今季平均得点は18.8と落としているが、チーム全体の力が上がっている結果ともいえ、勝負がかかった場面では圧倒するパワーを発揮する。クリスマスから2勝7敗と落ち込んだときもリーダーとして揺るがず、35勝8敗と復活して再びイースト頂点に返り咲いた。


　「ウエスタン」

　
　チャウンシー＝ビラップス（ナゲッツ）G

ピストンズでの6年間すべてカンファレンス・ファイナルまで進み、2004年には優勝してMVPにも輝いたが、7年目2試合プレイしたところで、アレン・アイバーソンとの交換でナゲッツにトレード。その後のナゲッツの快進撃は、すべてビラップスの力と言っても過言ではないほどチームを変身させた。ピストンズで培ったディフェンス力をナゲッツにも浸透させ、30勝16敗とフランチャイズ史上2位となる好成績でディビジョン1位、ウェスト3位に導いている。19.1得点はキャリアハイとなっており、アイバーソンとの対決も注目される。

　
　パウ＝ガソル（レイカーズ）F

2006年にはグリズリーズで初のオールスターに選ばれたが、チームはリーグ最下位。翌年もウェスト14位と絶不調だった。だが2月1日にトレードされたレイカーズで本来の力を発揮する場を与えられ、ファイナル進出に多大な貢献をした。今季も開幕からコービー・ブライアントに次ぐ主力として働き、クリスマスのセルティックス戦では最後の3分間に20得点中7得点をあげて制し、雪辱を晴らした。今季も平均17.3得点、9.0リバウンドをマークし、チームは35勝9敗とウェスト首位を独走。選出も当然と言える。

　
　ダーク＝ノウィツキー（マーべリックス）F

今季ウェスト8位前後を繰り返すチームにあって、平均25.7得点（リーグ5位）、8.4リバウンド、2.3リバウンドと、2007年にリーグMVPを受賞したシーズンに並ぶ目覚しい活躍を続ける。今年11年目のシーズンをマーべリックス一筋で過ごし、今季プレイヤー・オブ・ザ・ウィークも2度受賞。チームの悲願の初優勝を狙う。オールスター出場も8年連続となったが、213cmの長身ながら2006年には3ポイントコンテストでも優勝するなど、幅広いシュートレンジでウェストの得点力アップに貢献すると期待される。

　
　シャキール＝オニール（サンズ）C

14年連続出場を果たしたが、怪我が続いた昨季途中にサンズにトレードとなり、連続記録も途絶えた。ラン＆ガンで成功を収めてきたチームでの活躍が懸念されたが、新コーチの下でシステムも変わって徐々に勢いを回復。26日のウィザーズ戦では29得点、8リバウンド、3ブロックと猛威を振るって勝利し、苦手なフリースローも10本中9本を成功。「5個目のリングを狙い、引退時には得点、リバウンド、ブロックでリーグトップ5に入りたい」と言う意欲を見せた。地元開催のオールスターに、欠かせない男が戻ってきた。

　
　トニー＝パーカー（スパーズ）G

11月初旬に左足首を捻挫して9ゲーム欠場し、チームも低迷したが、マヌー・ジノビリーに続いて復帰を果たした後は徐々にチームも復調。29日には宿敵サンズを下して、ウェスト首位のレイカーズを4.5ゲームに追い上げた。その試合でも26得点をあげて勝利に貢献し、2年ぶりの優勝を目指す。今季は2007年に優勝しMVPに輝いた年を上回るキャリア最高の20.4得点、6.6アシストを記録し、3回目の出場となるオールスターでも得意のペネトレートで、イーストのフロントコートを翻弄するのではと思われる。

　
　ブランドン＝ロイ（ブレイザーズ）G

2007年にルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝き、2年目にしてオールスターに初出場。昨季の平均19.1得点を今季は22.4得点まで伸ばし、12月18日のサンズ戦ではキャリアハイの52得点と爆発して勝利に牽引。チームはここ5試合で4勝を飾って28勝17敗とし、ウェスト5位をキープ。1.5ゲーム差でナゲッツを追い、ここ5年プレイオフに見離されたかつての名門復活を目指す。2006年のルーキー・オブ・ザ・イヤーの受賞者クリス・ポールの控えとなるが、決して引けを取らない活躍をすると注目される。

　
　ディビッド＝ウエスト（ホーネッツ）F

ナゲッツのカーメロ・アンソニーを抑えて、2年連続選ばれた。背中を痛めて1月19日から欠場が続くが、チームトップの平均7.1リバウンド、チーム2位の20.0得点をマークし、1月5日に右手を骨折して欠場するカーメロより活躍していると評価された。チームはスパーズに1.5ゲーム離されているが、2年連続のディビジョン優勝はここからの踏ん張りで十分可能だろう。ヤオ・ミン、シャック、スターダマイヤーと組むフロントラインが、イーストのドワイト・ハワード、レブロン・ジェイムスらの強力な布陣といかに対峙するか注目である。


　イーストがけっこう小さいなと印象。ハワードが、そうとうインサイドで特にリバウンドを頑張らないと、正直きつそう。。。オールスターで、ランニングゲームしちゃうかな？
　ウエストは、４番がけっこう多いね。時間帯によっては、すごい面子になってたりして。
　決めるところはしっかり決めて、魅せる場面もたくさんあるといいな。。。